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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

鎖の一つ

2005-07-15 23:51:58 | Weblog
 今日も北海道らしい爽やかな一日。絶好の花火日和です。

 さて今日は、
■明日は東京で同窓会 の1本です。

【明日は東京で同窓会】
 夜に家族と待ち合わせて豊平川河畔で道新花火大会を見物。「高いビルから見えるのがよい」という人もいますが、私はやはり花火の破裂音が腹にドンと来るくらいの距離で見たい主義。

 夜七時過ぎに地下鉄駅を降り立つともう黒山の人だかりが、土手の方へ向かって移動中。家族と無事合流を果たしてこちらも花火会場へと向かいます。

 最近の若い人たちは浴衣姿が多く風情を感じます。花火大会だけでなく、日常でも着流せばよいのに。

 
 さて、明日は東京で我が卒業期が幹事を行う東京同窓会です。このために東京在住の同級生たちが一年間幹事をつとめあげ、企画をつくり多くのOBに声を掛けてきました。

 自分を振り返ってみると、高校時代はどこかニヒル(古い!)な感覚に溢れていて、あまり友人もいなかったような気がして、今になってなんとも寂しいというか残念な思いをしています。

 袖すりあいそうになりながら、縁がなかった多くの昔の同期生たちとも最近会い始め、縁の深さを感じます。この年になってやはり友人ネットワークの中にいる事のすばらしさを改めて感じるのです。

    *   *   *   * 

 先輩を大事にするという事は後輩から大事にされる事を意味するのです。後輩を大事にするという事は先輩から大事にされる事を意味します。

 我々の人生は先祖、親、自分、子、子孫という時間と世代の流れの中に漂う一個の鎖にしかすぎません。

 少子化が進むのは「子育てにはお金や時間がかかり、苦労が多い」からという話を聞きます。それでは昔の子育ては簡単だったのでしょうか?お金や時間もかからず、苦労も少なかったのでしょうか?

 そうではなかったかも知れないけれど、もっと祖父母や地域も含めた子育てを見守る目が多かったようには思います。

 結局何かを育てるのにはそれだけの手間がかかるのであって、かけてもらえる手間が減ったという事はあるかも知れません。

 子育てに絞って、その子育ての手間を社会化して保育所などを充実させることで解決するという事はよく言われますが、対症療法を行うと同時に、やはり地域社会のネットワークを強化するという漢方的なゆっくりした健全社会の実現を目指さなくてはならないと思います。

 お隣さんに声をかける、お裾分けをする、そういうソフトな関係が大事なはずです。それをもう少しルール化したり強く働きかける事は個人主義の中では、不可能なのでしょうか。

 地域の「あたりまえ」が崩壊しつつある今、「『仕方がない』と考えるあたりまえ」も崩さなくてはならないのではないでしょうか。

 その萌芽は我々の世代が担っているような気がします。声を出せる世代、出さなくてはならない世代の登場が待たれます。


 よーし、明日の同窓会は盛り上がるぞ! 
コメント
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