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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

かわいい子には旅をさせよ

2005-07-11 23:21:18 | Weblog
 午前中の雨が午後には上がったものの気温は低い日が続きます。

 
 さて今日は、
■京都とアジア最貧国
■掛川つながり の2本です。

【京都とアジア最貧国】
 大学の先生を交えて懇親会で一杯飲んだ。大学のA先生は京都大学にお勤めで、いろいろと京都事情を教えてくださる。

「京都の御茶屋さんって『一見の客は入れない』っていうでしょ。でもね、『京都大学の教授ですが』って言うと『ようございます』って言ってくれるんですよ」とのこと。
「もっともまけてくれるという事はありませんがね」とも。京都では一流のお店は入れてもらえるだけでありがたいと思わないといけないのかも。

「でもね、何代も京都大学の先生をしているっていう家系の人もいて、そういう人たちは何というか、立ち居振る舞いというか店の女主人との会話の仕方も違うんですよ。やっぱり御茶屋で遊ぶというのにも伝統が必要なんですなあ」 

  
 一方、アジアの最貧国の一つに勤務経験のある友人の方は、「アジアもアフリカも貧しいけれど、アフリカの人たちが亡くなるのは食べ物がない飢餓で死ぬんです。でもアジアは米も穫れるし果物も豊富です。それで死ぬのは洪水のあとの汚い水を飲んで、下痢で死ぬんです。あのあたりには下痢を研究する国連の機関もあるくらいですよ」とのこと。

「そういうところは日本人が行くと、大抵は下痢で悩むんでしょうね」
「案外人によるところがあって、平気な人は平気なものですが、私はダメでしたね。心配になって医者にかかると『コレラかな~、チフスかな~』って脅かされるんですよ」

「大丈夫だったんですか?」
「日本人は大抵普段からの栄養状態が良いから、コレラでも死ぬ事はほとんど無いのだそうです。でも脱水症状は危険なのでトイレに行ったらその分、イオン飲料や砂糖と塩を混ぜた水を飲め、と言われましたよ」

「それで慣れるものですか?」
「現地の菌に慣れると今度は日本に帰ってきたときに東京の水で下したりもしちゃうんですよ。なかには『大腸菌が入れ替わるのが分かるんだ』という人もいて、大腸菌が戦って入れ替わるときがひどい事になるらしいですよ」

 本当かなあ?それにしてもいろいろな経験を若いうちにした方が勝ちなんだな、やっぱり。「かわいい子には旅をさせ」とも言うし、いろいろな土地、いろいろな立場を経験する事で成長するという事だろう。

 
【掛川つながり】
 丸瀬布町役場に勤める中学校の友人が訪ねてきた。31年ぶりの再会であるが、見た瞬間にお互いに思い出すものだ。

 丸瀬布町は現在人口が2,030人とのことで、十月には遠軽町、生田原町、白滝村と合併して人口2万4千人、面積1,332平方キロメートルの新しい遠軽町になるのだそうだ。

 林業の町丸瀬布からは、私の第二のふるさと掛川へピアノの材料が運ばれているという。こんなところで縁が繋がるとはね。

    *   *   *   * 

「今度伊藤隆道さんという芸術家をご紹介したいのですが」というメールをちょうだいしたので、「よろしくお願いします」と返事をした。

 「彼のホームページをご覧ください」となっていたので、見てみると登場したのは掛川の資生堂美術館に飾られている「五月のリング」という作品ではないか!

 今日はやたらと、掛川を思い出させてくれる日となった。そういう日もあるものさ。
 
コメント
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