新国立劇場中劇場、2008年6月19日ソワレ。
15世紀なかば、トランシルバニアの名門・ドラキュラ伯爵(松平健)は、勇敢な軍人であり学識豊かな学者でもあった。しかし、最愛の妻アマンダを流行病で亡くして我を忘れ、悪魔メフィスト(園岡新太郎)と、妻をよみがえらせるために吸血鬼になるという取引をしてしまう。それから400年後、ドラキュラはアマンダの生まれ変わりの女性を探し続けていた…原案・企画・プロデュース/赤坂雅之、作詞・脚本/高橋知伽江、作曲・編曲/青木朝子、演出/藤井大介。
ヒロイン・ミーナ(剣持たまき)の親友ルーシーが紫吹淳、ドラキュラを慕うヴァンパイアたちが真織由季、初風緑、初嶺麿代というタカラジェンヌOGだったのでチケットを取った公演なのですが、思いのほかよくできた大芝居のグランド・ミュージカルで、おもしろかったです。よもやマツケンのフライングが見られようとは思ってもいませんでした。
演出が宝塚の藤井先生だとは知っていましたが、音楽も宝塚の方だったんですね。楽曲が非常によくて感心しました。こんなオリジナル・ミュージカルができるなんてたいしたものです。輸入もののようでした。
二番手男役の配役に困るでしょうが(ヴァン・ヘルシングもジョナサンも役不足ですからね)、このまま宝塚の舞台でやれそうなくらいのロマンチックさでした。
ただし大芝居なので、ドラキュラの人間性やせつなさが出ていたかどうかは微妙ですが…アマンダとの愛がどんなに深いものだったのかは特に語られていないわけですし、ミーナも類型的なヒロインですからね。ま、その方が、観客が自分の思い人や恋を当てはめて観られる汎用性があるのかもしれませんが。
出番は少ないもののメフィストがとてもよかったし、役者はどの人も非常にテクニックがあって歌も申し分なく、安心して観ていられました。
絶対にコロスに埋もれないヴァンパイア三人娘もすばらしかったし、ヒロインよりあとに挨拶した(^^)リカちゃんは美脚を披露してくれてこれまた千両役者、という感じでした。
マツケンはやはり歌謡曲とは勝手が違うのか、『王様と私』以来18年ぶりのミュージカルということでしたが、そつなくこなしていましたし、ザッツ座長という感じで圧巻でした。
生オケもすばらしかったです。楽しい公演でした。
15世紀なかば、トランシルバニアの名門・ドラキュラ伯爵(松平健)は、勇敢な軍人であり学識豊かな学者でもあった。しかし、最愛の妻アマンダを流行病で亡くして我を忘れ、悪魔メフィスト(園岡新太郎)と、妻をよみがえらせるために吸血鬼になるという取引をしてしまう。それから400年後、ドラキュラはアマンダの生まれ変わりの女性を探し続けていた…原案・企画・プロデュース/赤坂雅之、作詞・脚本/高橋知伽江、作曲・編曲/青木朝子、演出/藤井大介。
ヒロイン・ミーナ(剣持たまき)の親友ルーシーが紫吹淳、ドラキュラを慕うヴァンパイアたちが真織由季、初風緑、初嶺麿代というタカラジェンヌOGだったのでチケットを取った公演なのですが、思いのほかよくできた大芝居のグランド・ミュージカルで、おもしろかったです。よもやマツケンのフライングが見られようとは思ってもいませんでした。
演出が宝塚の藤井先生だとは知っていましたが、音楽も宝塚の方だったんですね。楽曲が非常によくて感心しました。こんなオリジナル・ミュージカルができるなんてたいしたものです。輸入もののようでした。
二番手男役の配役に困るでしょうが(ヴァン・ヘルシングもジョナサンも役不足ですからね)、このまま宝塚の舞台でやれそうなくらいのロマンチックさでした。
ただし大芝居なので、ドラキュラの人間性やせつなさが出ていたかどうかは微妙ですが…アマンダとの愛がどんなに深いものだったのかは特に語られていないわけですし、ミーナも類型的なヒロインですからね。ま、その方が、観客が自分の思い人や恋を当てはめて観られる汎用性があるのかもしれませんが。
出番は少ないもののメフィストがとてもよかったし、役者はどの人も非常にテクニックがあって歌も申し分なく、安心して観ていられました。
絶対にコロスに埋もれないヴァンパイア三人娘もすばらしかったし、ヒロインよりあとに挨拶した(^^)リカちゃんは美脚を披露してくれてこれまた千両役者、という感じでした。
マツケンはやはり歌謡曲とは勝手が違うのか、『王様と私』以来18年ぶりのミュージカルということでしたが、そつなくこなしていましたし、ザッツ座長という感じで圧巻でした。
生オケもすばらしかったです。楽しい公演でした。