駒子の備忘録

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宝塚歌劇宙組『オーシャンズ11』

2019年07月22日 | 観劇記/タイトルあ行
 宝塚大劇場、2019年4月19日15時(初日)、20日11時、15時、21日11時、28日15時、29日11時、5月3日13時、18日11時、19日11時、25日11時、26日15時(前楽)、27日13時(千秋楽)。
 東京宝塚劇場、6月14日15時半、16日11時(組総見)、7月2日18時半、13日11時、17日18時半(会総見)、21日11時(前楽)、15時半(大楽)。

 服役中の天才詐欺師ダニー・オーシャン(真風涼帆)が晴れて仮釈放となるその日、ダニーの妻テス(星風まどか)の弁護士が離婚届を手に面会に訪れた。テスはラスヴェガスのホテル王テリー・ベネディクト(桜木みなと)が新たに建設するホテルのショースターに抜擢され、デビューまでにダニーと別れる気だという。しかもテスはベネディクトの新しい恋人だと噂されていた。今でもテスを愛しているダニーは衝撃を受けつつも、ある壮大な計画を思いつく…
 脚本・演出/小池修一郎、作曲・編曲/太田健、編曲/青木朝子。同名のハリウッド映画をミュージカル化し2011年に星組で初演、2013年に花組で再演したものの三演。全2幕。

 星組版の感想はこちら、花組版の感想はこちら、外部感の感想はこちら
 初日雑感はこちら、中入り雑感はこちら、大劇場千秋楽雑感はこちら

 演目に関する感想は散々語ってきたので、以下は簡単に、生徒について。

 ダニーのゆりかちゃん。とにかくスーツ姿が素敵でしたよね。本当に本当に男役に向いたガタイの良さ、男臭さ、貴重ですね。フェアリータイプの中性的なトップスターも素敵ですし、アイドルタイプも超実力派もとにかくいろいろ並ぶと楽しいと思いますが、今やクラシカルと言ってもいいくらいな、こういうザッツ・男(そしてもちろんリアル男性なんかより何億倍もカッコいい)なトップスターって、やっぱりシンプルに素敵だと思います。
 私は『WSS』トニーとか『黒い瞳』ニコライとかの坊ちゃん坊ちゃんしたゆりかちゃんも好きなんですが(というか宝塚歌劇の白い主人公にありがちなこういうタイプの坊ちゃんキャラがまさしくキャラクターとして私は好みでツボなんですけれど)、ダニーを観ると、やはりこれくらいオトナでちょいワル、みたいな方がニンだし似合うかな、と思いました。一方で、それにしては根は人が良さそうな感じがにじみ出ちゃってるかな、とも感じたので、次はなんかもっと作り込んだ、ハリーの暗いハードボイルドな作品みたいなのをやるといいんじゃないかなあ、とも思います。博多座公演は『銀の狼』とかどうかしらん? なら私、毎週末飛行機乗ってダブルして通いますけど。地方公演向きの演目ではないなとは思いますが、私は好きだし再演希望! 似合うと思っています。
 『オーシャンズ11』は、まあ私が作品として結局のところ買っていないというのもありますが、イケコが「大人のファンタジー」としてやりたがっていて、要するに芝居としてはライトに作っているということだと思うんですけれど、何かの劇評でチエちゃんやまゆたんといった歴代ダニーには作中に描かれてはいないけれど詐欺師になった暗いバックボーンがありそうに見えたけれどゆりかちゃんダニーはナチュラルに詐欺師で迷いなく楽しく罪悪感なく犯罪者として生きてそうに見える、みたいなのがあって、そういうよく言えばスマートだけど悪く言えば浅いというか、なのは宙組の特徴なのではないかと私は考えていて、そしてこの作品に関してはダニーのそのライトな生き様がモヤる原因なのだしテスやめとけその男は犯罪者だぞとベネディクトばりに言いたくなるわけで、その不満は結局千秋楽まで観ても払拭されなかったのでした。あくまで脚本・演出の問題であって、まったくもって生徒の責任ではありませんけれどね。
 むしろゆりかちゃんのニンとして、まどかに「もうダメよ、改心して?」って言われたら素直に足洗って植林ボランティアとかの体力勝負の仕事とかやりそうなので(いつかのタカスペの『王家』パロの、ピラミッド作りの左官工?とかいかにもしそうな職人ふうツナギ姿、絶品だったよねアレこそがゆりかちゃんの真髄だよね…! え? 違います??)、だから大丈夫、と脳内フォローをして自分をむりやり納得させていましたけれどね…
 だいもん同様ぼちぼち禅譲の時を迎えているであろうと思えるトップスターさんなだけに、この先の作品ひとつひとつが大事だし、さらに当たり役と言える、かつ上出来なものが巡ってきてほしいなと願っています。
 フィナーレの、娘役に囲まれたところでのカタカナ英語の歌はもはや愛しさしかありませんでした。娘役ちゃんチェックに忙しくてあまり真ん中が見えてなくてすみませんでしたが、たまにどセンターとかに座るとホントいろいろいただきました、ごちそうさまでした。歌も本当に安定したし、あとは組としてマジでBショーが観たいなー、久々すぎるよなー。ダンサーではないのでゆりかちゃん自身は踊りや場面を選ぶタイプですが、組としてはまだまだいろいろできると思うんですよねー。てかホント偏りすぎだからダイスケはしばらくもういいからマジで! 劇団さん、よろしくお願いいたします。

 テスのまどかにゃん、大健闘だったと思いますがそんなふうには言いたくない、だってできると思っていたしもっとできるよ、話が許せば離婚届にサインもらってダニー捨てて次に行くカッコいい女が演じられるよ、それが天下の星風まどかですよ。そういうホンを誰か書いてください。
 丸顔なのもあって可愛い系に思われがちだけど本質はそっちにはないトップ娘役さんで、いい感じにステップアップしてきていると思います。さらに大輪の花を咲かせてほしいです。 ただし今回でせーこちゃんとかもあちゃんとかが卒業しちゃうので、一時は路線も務めた上級生娘役が組にいてちゃんと下級生にいろいろ教えることは大事だと思うんだけれどそういう継承ができているのかなとか、まどかの勉強の場が限られてしまっていそうなところが心配です。というのはフィナーレのデュエダンが、私はちょっと不満だったというのがあって。せめてスリット入れろよ脚出させろよもっとセクシーにやれよまかまどダニテスの良さがわかってねーなスタッフ!というのもあるけれど、髪型と髪飾りはもっと研究できたと思うんですよね。特に髪飾りはどれもかなり小さく地味に見えました。シックにモダンにしたかったのかもしれないけれど寂しく見えたし、もっとゴージャスに盛っていかないとゆりかちゃんと身長差が出すぎて、それこそよりロリっぽく見えちゃうんで損かなと感じたなのです。私はトップコンビの身長差に萌えるというのがあまりなくて、身長差があった方がリアル男女に見える、ということで一般的には支持があるんだろうけれど、私はトップコンビが理想的な男女の恋愛ドラマを演じることと現実の男女に見えるかどうかは別の話だと思っているし、現実にもたとえばフィギュアスケートのアイスダンスのカップルのような、男女の身長差があまりない方が同等っぽくて好みなので、要するにまどかも本当はそんなに小柄じゃないはずなのにゆりかちゃんの隣だととにかく小さく見えがちなのでとにかくがんばってより大きく見せてほしい、その方がきっとずっと似合う、と言いたいということのです。
 この先、まどかの大器に見合ういいヒロイン役が来ることを祈ってます。二十歳のころのまどかテスはやや幼くていろいろ騙されちゃったのかもしれないけれど、このあとはダニーを手のひらでうまく転がして更生させて、自分のところのNPOでバリバリこき使いそう(笑)。そういう期待の妄想ができる、希有なトップ娘役さんだとと思います。好き!

 ラスティーキキちゃん。私は申し訳ないけれどキキちゃんという生徒さんに全然萌えが湧かないのだけれど、ぼちぼちできあがってきたスターさんだと思いますし、そこからしたらファンのまかキキ萌えに応えるための今回の配役ってのはもちろんアリなのかもしれませんが、しかしやはり絶対的に役不足で、ちゃんとがつんとベネディクトをやらせるべきだったんでないの?と思っています。でも劇団はずんちゃんが好きなんでよね…ともあれみりおの後任に呼ばれるようなこともなくて、それは私はよかったんじゃないのかなーと思うので(どこでもいいから早くトップ姿が見たい、というファンももちろんいらっしゃるでしょうが)、あとは良き時を待つのみ、みたいになっている感じでしょうかね。来年は宙組は全ツはあるんでしたっけ? もう主演で回れるよね。
 当人もお茶会で言っていましたが、ラスティーってダニーの一の相棒ってだけのキャラで、まあ枠としてはダニーと同じ天才詐欺師ってことなのかもしれませんが、イカサマディーラーとか天才マジシャンとか天才ハッカーとか天才掏摸とかの特徴がないわけで、しどころがない役なんですよね。元の映画のイメージをもう忘れてしまいましたが…それはちょっと苦労しても仕方なかったかもしれませんよね。もちろん当人は工夫して、ひょうひょうとしてチャラくしかし腹に一物ありそうなキャラを上手く作っていてホント上手いな、とは思ったのですが。しかしとなると彼は本当にポーラを幸せにしてくれるんかいな、とまたモヤりの原因になるキャラでもありました。外部版から増やした「オーシャンズ10」を追加したり、星や花では別のキャラがやっていた場面をもらったりといろいろしていましたが、たとえばそんな小手先のテコ入れはせず、ラスティーはそれこそうちあたりにやらせておいてキキちゃんはベネディクトをやる、とかの構成もありえたんじゃないの?と思ったりもしましたね。まかあきには鉱脈があったと思うのは欲目なのか…というのはまた別の問題だとするとしても、です。
 ま、愛ちゃんが抜けてさらにあきりくも抜けて、まかキキずん体制でいいトリオを築いていってさらに次の体制へ…と目指していくべきなのでしょうから、がんばっていっていただきたいです。十分な花と実力のある、なんの問題もないスターさんだと思っています。ただ萌えない自分が悪い、だから書くことがあんまなくてすまん!(^^;)

 ベネディクトずんちゃんは立派でしたよ、だからこそ「夢を売る男」に新曲を用意してくれなかった劇団を私は一生恨みねちねち言い続けていきたいです。あえて言いますが愛ちゃんを出してでもベネディクトをやらせたかった、というか番手を上げたかったんだろうに何故そこで手を抜くんだ、理解できん。そういう中途半端がいい結果になったことなどこれまで一度もなかったと、劇団が何故歴史から学べないのかまったく謎です。
 私はこの先の組替え発表は特にないと思っていて、何かと話題の95とか97とかもこのまま行くと思っていて(やるなら100でしょう。でももう102で行くことにしたのかもしれない…)、要するに宙組は十代目にして初めて生え抜きのトップスターを出す、というレールがもう敷かれているんだと思っているんですけれど(というか劇団が必死に敷いている、と言ってもいいですが)、だったらもっと手を尽くせよ、と言いたいのです。ぶっちゃけずんちゃんは宙組では小さく見える、という意外はなんの問題もない、なんでもできる立派なスターさんだと思いますし、私はずん茶には行けていないのですがわりとやる気のあるガツガツしたタイプだとも聞くしそれはとてもいいことだと思っているので、本当になんとか結実させたいと思っているのですよ。なのにまだまだ不安にさせられるこの状況はなんなんだ…次の全ツは儲け役かなとも思うので、ぜひがんばってきていただきたいです。やはり役と作品に恵まれないとファンって増えないと思うので。期待しています。

 さて、ではあとはグループで、まずはイレブンメンバーから。
 ソールすっしぃさん、素晴らしかったですよね。すっしぃさんの演技はいつも的確で、組長としてもすごく頼れるんだろうなとことあるごとに感じます。ソロがないから拍手が入らなかったのは残念でしたが、誰かが切ってたら競馬場で馬券外す場面に入っていたかもしれませんね(笑)。アドリブ毎回お疲れ様でした、愛あるピックアップもありがとうございました。
 ソロがないから拍手が入れられなくて残念、というならルーベンりんきらもそうなんだけど、ここは入れようがなかったかな(笑)。ダニーの虎との絡みが好きでした。というか「いくら欲しい? 額を言え」、言ってみてー!
 鷹揚なおじさまっぷりが素敵でしたが、どんな家族構成設定なのかしら…想像して勝手にときめいています。かなこ茶によれば袖ではだんだんハロルドに馴染んできてオネエ化してる、ってのもおかしかったです。でもまた『SANCTUARY』みたいな二の線色悪みたいなお役も観たいスターさんです。
 退団同期となったバシャーりくには、万感。一見お調子者そう、でも優しくて気が遣えて真面目で…ってニンが出たバシャーだったかなと思います。「FATE CITY」のニューヨーク証券マンみたいなスーツ姿が大好物だったのに、いつもシンメでほとんど見られなくて残念でした。また別の日記(笑)の方でも熱く深く語りたく思いますが、新しく始めること、期待しています。ご卒業おめでとうございました。
 ライナスそらもホントさすがで、そらもベネディクトだってやれちゃうんですよ今さら少年役とかかえって難しいんですよでもできちゃうのがそらなんですよさすがですよ! しかしこれが4番手扱いでそのあともえこ、こってぃって流れは正直どう考えても苦しい…ずんちゃんのあとはまたよそからトップが来る組になりますよ、ホント勘弁してほしいです。
 イエンあきも、上手いですよね達者ですよね。でも同期にそらがいたり新公主演していないことを考えるとこの先は脇に使われるばかりかなと思うとなかなか厳しいですよね…おじさん役者は上にまたいるしさあ。そういう固定した使い方しかしないからさあ劇団って。ショーでももっと活躍できると思うんだけど、なんせ組にショー運がないので不安です。 
 リヴィングストンもえこは少し前から押し出せてこれるようになった気がしていて、期待しています。なんせ歌が上手いからあのラップの歌もちゃんと聴かせてかつ踊れる、強い。性格的に優しそうなところだけが心配ですよ…
 モロイ兄弟はきよちゃんとこってぃ。似てない兄弟だけどちゃんと息を合わせていて、こたこた動くチームの末っ子キャラをちゃんと作っていて感心しました。大きく育ってほしいです。

 ベネディクト・セブンはまずはベスもあちゃん。前回のバウがはっちゃけていてとてもよかったんですけれど、だからこそのご卒業かと思うと寂しいですね。悪役ソング他、歌って踊るときのシャープな身のこなし、コケてみせるときの上げた脚の高さやその引っ込め方の素早さなど、いつも見とれていました。でもそのボスはやめておけベス…!(笑) 大楽ではカジノ客何人かにハグされたりしていて、愛されっぷりを感じました。まどかが慕っている様子が見えたのも微笑ましかったです。お幸せに…
 テーラーさお、上手いよね達者ですよね。もうちょっと芝居できる要素が脚本にあれば、ボスに対する屈託なんかも上手く演じてくれそうだったけどなあ…このあたりがこれからの芝居を支える層だと思いますが、信頼しかありません。
 チャールズりお、これまた上手い。叩き上げっぽいテーラーと違っていかにも二世弁護士みたいな風情なのもよかったです。美穂お姉様のサロンコン、楽しみだなー!
 ブルーザーりっつ、小芝居が楽しかったです。しかし口臭がひどいってことなのかなあれは、宝塚歌劇ではなかなか珍しい気もしましたが、今まではやっていなかったんだっけ…? でもホントはりっつダニー、わんたラスティーとかわんたダニー、りっつベネディクトの新公とかが観たかったよなと思います。禊ぎは済んだはずだろう99期、もっと起用してくださいよ…(ToT)
 ボブわんた、ちゃんと肉体派のボディガードのキャラを作っていて好感を持ちました。ディックどってぃ、こちらは見た目がボディガードってタイプじゃないだけに逆にちゃんとへっぽこぶりを作っていて、こちらも好感度高かったです。観られていないけど3ジュエルズとのラブはどうなったのかな(笑)、向こうは完全にビジネスだと思いますけれどね。

 エル・チョクロにいってまずはテレサきゃのん、手堅い。てかジョーと怪しい設定だってマジですか?
 リカルドまっぷー、これまた手堅い。でもこの人も老け役だけの人じゃないんだけどなー。あと、これは生徒とは関係がないことですが、こういう店って結局ステージのショーダンサーの売春の上がりで食っているんじゃないのか、そこに孫娘を働かせてるってどうなんだ、それとも買春は犯罪でも売春は女の権利だという考え方でラスティーも承知しているのか、はモヤりました。あと豆の相場の失敗だろうとなんだろうと借金は借金なので、金庫破りとかしないでちゃんと返済してください。夢を見る権利は誰にでもありますが、借金を返す義務も誰にでもあると私は思うよ…
 ジョーまりな、ちょいちょい起用されてきたようで私は嬉しい。うちもいなくなることですし、こういう二枚目はこの先貴重かもしれませんよ…
 ポーラららたん、「ププッピドゥ」は国宝認定でお願いいたします。スタイルの良さを味わえるお洋服、どれも素敵でした。靴もよかった。ガールズはここちゃんのダンス、キャラリンの美貌、ひろこちゃんのコケティッシュさ、さらちゃんのキュートさに見入り、夢風咲也花ちゃんの顔が好みでいつもガン見、なのでラストが栞菜ひまりちゃん、という識別でしたすんません。てかこのお衣装のエッチさはけっこうギリギリだと思うぞ。不快ではない、セクシーでいいんだけど、でもなあ…

 チーム・ダイアナ(笑)にいくとこれまた今回でご卒業のせーこ、今日がお誕生日だそうですねおめでとうございます。おもしろキャラになりすぎない案配がギリギリでよかったかなと思いました。千秋楽は登場場面に何度も拍手が入ったんだけれど、フィナーレの娘役群舞に出ていないのでその分もね、と何度も拍手しました。
 ドロシーのエビちゃんに「これでも痩せたんです!」と言わせる暴挙、恐ろしい…てかあそこのマジックどうなってるの…
 それを言うハロルドかなこ、いわゆるオネエキャラにしていろいろ稼いできましたよねー。難ある声もこの役だとかえっていい。ダイアナのフォローアドリブは毎回優しかったし、毎回ちゃんとおもしろいからやがてマイクで拾われるようになったんだからたいしたものです。ジョルジュアタックも毎回素晴らしくて、大楽ではついにチューを奪ったわけですが、しかしむりやりはいかんという想いも私の一方ではあって…大逆転でバシャーの方からノリノリで迫るオチ、とかもおもしろかったかもしれません、と今思いつきました。
 エディゆいちぃもなあ、なんかもったいないんだよなあ、それこそいいショーでもっと使われてくれないかなあ…
 マイクあーちゃん、本当はイレブンに入りたかったろうけれど、歌上手大活躍でよかったかと思います。ただキャラはよくわからなかったかな…
 ルビーせとぅー、サファイアまいあ、エメラルドしじゅっちゃんは揃って濃く、パンチある美声を重ねて素晴らしいスパイスになっていました。ここの4人がちゃんと歌が上手いというのも意外にないことなので、頼もしかったです。しかし新公はテスまいあが観たかった、ということは何度でも言っておきます。

 あとはウッズ夫妻? これまた手堅い。なっつ、ナベさん、さよちゃん、ほまちゃんなんかも大活躍でしたね。ディーラーではナニーロくんとなつくん派の私です。顔が好き。
 ヤング・テスの夢白ちゃん、お茶飲み会すごく楽しかったです。いい娘役さんになりそうで、期待大。私の好みからすると細すぎるんだけれど、やはり華がありますよね。でもフィナーレはそんなにピックアップせんでいい、と思いました。大事にすべき娘役ちゃんはもっといるし、もっとゆっくりきちんと育ててほしいです。とはいえカレーちゃんの二人目に、とかあるのかな…(><)

 珍しく東西ともに新公が観られず、残念でした。
 個人的には贔屓の退団公演としていい意味でも悪い意味でもちょうどよく、結果的にはまあありがたかったかなと思っています。ホント偉そうですみません。
 新生宙組にも期待しています。『追憶のバルセロナ』好きですし、梅芸初日から行っちゃいますからね! そして「なんでいそうなところにいないんだろう? 裏に出てるんだったっけ?」って思うところまでが卒業公演です(嘘)。引き続きよろしくお願いいたします。










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