婚約者が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は彼女の「過去」と向き合うことになる…
帯の惹句には「圧倒的恋愛小説」とありましたが、オースティンの『高慢と偏見』に準えられているので、結婚小説というか、結婚を現代日本で表現するとなると要するに婚活小説になるというか、な内容だったかと思います。ザラザラと怖くおもしろく読みました。あるあるだな、と思えて。
ただ、後半はなー…物語の展開に都合良く妊娠を使うような小説を「妊娠小説」と呼ぶことはもう常識になったかなと思いますが、それでいうとこれは「震災小説」だな、と私は感じました。こういうことも実際にあるだろうけれど、でも、読んでいて物語に震災が都合良く使われている気がしてしまったのです。まあこうでもしないとオチがつけられなかったのかもしれませんが…
これはあくまで婚活小説であって結婚小説ではないので、「てかそもそもあなたたちの考える結婚って何? そんなにまでしてする価値あるものなの?」という話を持ち出しても仕方ないのかもしれませんが、このオチでいいのかなーと私は思わないではいられませんでした。個人の感想です。
帯の惹句には「圧倒的恋愛小説」とありましたが、オースティンの『高慢と偏見』に準えられているので、結婚小説というか、結婚を現代日本で表現するとなると要するに婚活小説になるというか、な内容だったかと思います。ザラザラと怖くおもしろく読みました。あるあるだな、と思えて。
ただ、後半はなー…物語の展開に都合良く妊娠を使うような小説を「妊娠小説」と呼ぶことはもう常識になったかなと思いますが、それでいうとこれは「震災小説」だな、と私は感じました。こういうことも実際にあるだろうけれど、でも、読んでいて物語に震災が都合良く使われている気がしてしまったのです。まあこうでもしないとオチがつけられなかったのかもしれませんが…
これはあくまで婚活小説であって結婚小説ではないので、「てかそもそもあなたたちの考える結婚って何? そんなにまでしてする価値あるものなの?」という話を持ち出しても仕方ないのかもしれませんが、このオチでいいのかなーと私は思わないではいられませんでした。個人の感想です。
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