帝国劇場、2006年6月24日マチネ。
1930年代後半の英国。由緒正しいヘアフォード伯爵家の遺言では、伯爵が昔「許されない結婚」をしていたときに生まれ、行方不明になっているひとり息子に全財産を譲ることになっている。その跡取りがやっと見つかった。財産を狙っていた伯爵の姪ジャッキー(純名りさ)と甥ジェラルド(本間憲一)は心穏やかでないが、ジャッキーはジェラルドとの婚約を解消し、新しい当主を誘惑しようともくろんでいる。そして現れたのはロンドンの下町ランベス育ちの若者ビル(井上芳雄)、そしてそのガールフレンドのサリー(笹本玲奈)だった…作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー、作曲/ノエル・ゲイ、翻訳/丹野郁弓、訳詞/高橋亜子、演出/山田和也。全2幕。1937年ロンドン初演。日本での初演は宝塚歌劇団月組で1985年。東宝版初演は2003年。
主演キャストがどうもなあ…と思ってチケットを取らなかったのですが、知人が誘ってくれたので行ってきました。
私がかつて観た演目は1995年の宝塚再演版と名古屋公演版で、キャストへの愛の差か、二階席だったからか…やっぱり主演ふたりがぴんと来なかったなあぁ。やはりニンじゃなかったんじゃないでしょうか。
演出はまったくそのまんまで、訳詞も多少ちがっていましたが大筋は同じで懐かしいばかり、思い出が美化されているせいもあるのかもしれませんが宝塚版の方が良かったなあと思い出されるばかり…くうう。今実況CDを聞き直すと、麻乃佳世は喉を潰していて痛々しいばかりなんですけれどね。
宝塚初演時にはジャッキーに扮し、役替わり公演ではビルを演じ、東宝初演でまたジャッキーをやって今回はマリア侯爵夫人役という驚きの涼風真世がまた絶品。
私はこの人が卒業してからの宝塚歌劇しか観ていないのですが、在団時は歌が上手いだけのフェアリーというイメージがあったのが、『あずみ』といいこのコメディエンヌっぷりといい、芸達者さがすばらしすぎます。
元ジェンヌということでは純名りさのジャッキーもチャーミングで素敵でした。だから対するジェラルドも素敵にハンサムなお坊ちゃまであってほしいんですけれどねえ…むうう。
客席を盛り上げるオーケストラは秀逸でした。
1930年代後半の英国。由緒正しいヘアフォード伯爵家の遺言では、伯爵が昔「許されない結婚」をしていたときに生まれ、行方不明になっているひとり息子に全財産を譲ることになっている。その跡取りがやっと見つかった。財産を狙っていた伯爵の姪ジャッキー(純名りさ)と甥ジェラルド(本間憲一)は心穏やかでないが、ジャッキーはジェラルドとの婚約を解消し、新しい当主を誘惑しようともくろんでいる。そして現れたのはロンドンの下町ランベス育ちの若者ビル(井上芳雄)、そしてそのガールフレンドのサリー(笹本玲奈)だった…作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー、作曲/ノエル・ゲイ、翻訳/丹野郁弓、訳詞/高橋亜子、演出/山田和也。全2幕。1937年ロンドン初演。日本での初演は宝塚歌劇団月組で1985年。東宝版初演は2003年。
主演キャストがどうもなあ…と思ってチケットを取らなかったのですが、知人が誘ってくれたので行ってきました。
私がかつて観た演目は1995年の宝塚再演版と名古屋公演版で、キャストへの愛の差か、二階席だったからか…やっぱり主演ふたりがぴんと来なかったなあぁ。やはりニンじゃなかったんじゃないでしょうか。
演出はまったくそのまんまで、訳詞も多少ちがっていましたが大筋は同じで懐かしいばかり、思い出が美化されているせいもあるのかもしれませんが宝塚版の方が良かったなあと思い出されるばかり…くうう。今実況CDを聞き直すと、麻乃佳世は喉を潰していて痛々しいばかりなんですけれどね。
宝塚初演時にはジャッキーに扮し、役替わり公演ではビルを演じ、東宝初演でまたジャッキーをやって今回はマリア侯爵夫人役という驚きの涼風真世がまた絶品。
私はこの人が卒業してからの宝塚歌劇しか観ていないのですが、在団時は歌が上手いだけのフェアリーというイメージがあったのが、『あずみ』といいこのコメディエンヌっぷりといい、芸達者さがすばらしすぎます。
元ジェンヌということでは純名りさのジャッキーもチャーミングで素敵でした。だから対するジェラルドも素敵にハンサムなお坊ちゃまであってほしいんですけれどねえ…むうう。
客席を盛り上げるオーケストラは秀逸でした。