駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

田中ユタカ『もと子先生の恋人』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/著者名た行
 白泉社JETSCOMICS

 ヤングマルマルの編集者・山崎慎太郎は初めてひとりで一から起こした連載作品『サジとるるかのダイアリー』に夢中だった。そしてその作者である小西川もと子先生にも…

 ホントは漫画家漫画にあんまり興味がないのですが、なんとなくジャケ買いしてしまった作品で、この作者の他の作品も知りません、すみません。
 でもおもしろかったです。
 青年誌に掲載された青年漫画で、ヒロインは巨乳のメガネっ娘だし、「こんなことあるかい」と言いたくなりそうなものなんですが、真摯に恋心を描いていて、誠実に仕事と向き合うことを描いていて…ほだされる、と言いますか(^^;)。
 かわいらしい佳品だと思います。
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山田章博『BEAST of EAST』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 スコラバーガーSCデラックス~ソニー・マガジンズバーズコミックスデラックス~幻冬舎バーズコミックスデラックス

 グレゴリオ暦900年頃、天護慶雲年間の日本。天狗の子と噂される孤児の鬼王丸は藻にだけは優しいが…

 私は現在3巻まで持っているのですが、これまた続きは出ているんですかね、もしや完結しているんですかね?
 そして私が持っている3巻は3巻とも版元というかレーベルがちがうという…でもスムーズに引き継ぎができている証拠に、新装版を買い直す必要がないほどに、同じ判型、同じ装丁で出版してくれています。こういうのはファン思いでありがたい。
 しかし肝心の作品の方は、イマジネーションばかりが先行していて、お話としておもしろくなるのやらなんやら…という感じではあります。
 まあ作者は漫画家というよりは絵師なのかもしれませんが…困っちゃうなあ。
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藤田貴美『EXIT』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 ソニー・マガジンズコミックスきみとぼくCOLLECTION~幻冬舎バーズコミックスガールズコレクション

 文具用品に例えると三角定規、そのココロはどこをとっても鋭角的、なボーカル・沢口卓哉と、例えるなら尖ってはいるがどこかしら丸いコンパスのようなギタリスト・凡河内。やっと出会って動き出したふたりの行く末は…!?

 現在おそらく11巻まで刊行中。今はネットで配信される形での掲載(というのか)らしいとも聞きますが、どうなんでしょうか。
 初出は確か白泉社花とゆめコミックスで、掲載誌が移ったときに新装版コミックスを買いなおした記憶があります。今は幻冬舎で新装版がすべて出直しているのかな? でも私はもう買い直すこだわりはなくて、7巻までソニー・マガジンズ版で愛蔵してます。
 それにしてもおそらくは増刊花とゆめに第一作が読み切りとして掲載されて、そこからシリーズ化されたのだと思いますが、それが89年のことですよ! もう20年ですよ!! 作者は8巻のおまけスペースで「折り返し地点は過ぎた」と書いていますし、最初からかなり綿密なストーリーができあがっているタイプの物語だと思うので、あまり心配はしていないのですが、しかし完結だけはさせてくれよ~、と祈るばかりです。
 私は音楽に関してはまったく疎くて、世がバンドブームに浮かれたときもほとんどスルーしていたくらいなのですが、なぜかなんとはなしにあこがれめいたものがあって、漫画のモチーフになっているとわりと飛びつくところがあるのです。
 この物語も、だから、キャラ萌えしているというのは全然なくて、ただただ彼らの行く末を、ドラマを、見たくて読んでいます。おそらくは、バンドが解散するまでの物語を…
 フロントのふたりが出会ってバンドを作ろうってことになって、メンバーがひとりずつそろっていって、マネージャーだとか応援してくれるジャーナリストだとか力を貸してくれるプロデューサーだとか音楽事務所とかレコード会社とかが現れていって、今一世を風靡しているビジュアル系のアーティストがいて、おバカなトップアイドルがいて、シンガーソングライターがいて、主人公にあこがれる後輩が出てきて…
 布陣は本当にそろってきている。そして元々のふたりの間に芽生えてきてしまった違和感、火種…
 そのドラマを、見守っています。最後まで見取らせてくれ、完結させてくれ!
 頼みます、マジに。
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南Q太『トラや』

2010年01月05日 | 愛蔵コミック・コラム/続巻中
 太田出版F×COMICS

 彼女ができました。虎縞直子、あだ名はトラ。トラの好きなものはケーキとお茶と僕のひざ、僕たちはごろごろしているのが大好き…

 1巻しか買えていないのですが、もしかして続きが出ているのでしょうか…
 作者は初期からすでにお母さんではあったようですが、なんか子育てエッセイ漫画めいたものを描き始めてからはなんかちょっとちがうかなと思うようになって、全作品を追っかけているわけではないので、見逃しているのかもしれません。
 でもこの作品は好きなんだ。行方をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいませ。
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