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T茶工場総会に出る

(T茶工場組合長挨拶)

上の娘が名古屋から帰ってきて、下の娘も夕食後合流し、女3人姦しく隣のダイニングキッチンで話がはずんでいる。T茶工場の総会から帰ってきて、自分は居間でテレビを見るでもなくうつらうつらと宵寝をしていた。話が終りになったのはもう日が変わっていた。今日の書き込みは明朝にして就寝した。

明けて、昨日になるが午後T茶工場の総会に出席した。昨年も同時期にあり、出席している。総会のあと祝辞で、昨年お話した中国製のガラスコップがお茶フロンティアコンテストで金賞を取った話をした。

懇親会の席では何人かの人に、リーフ茶が売れない状況をどうすればいいのかと問い掛けられた。深刻な問題である。お酒が入っての話で、どこまで伝わったかは心もとないが、日頃考えていることを幾つかお話した。

    1.もっと色々工夫したお茶をつくることである。中国には「銘茶」として登録されたお茶が1000種類あると言われている。その銘茶は皆んな売れていて、中国のお茶の生産農家は潤っている。静岡では均一で良質なお茶を大量生産することに一生懸命であった。しかしその結果、問屋さんからはお茶に特徴がなくなったといわれ、そのまま産地が鹿児島へ、さらに中国へと移動し、またペットボトルにも作りやすい状況を現出してしまった。お茶が1000種類あって、それぞれに消費者が付いていれば、産地移動やペットボトル化は難しかっただろう。消費者ももっと色々なお茶を飲み比べたいと思っているはずである。

    2.もっと直売を増やすことである。直売率の高いお茶工場ほど相場が悪くても影響を受けない分元気がいい。いいお茶を作っていると思っていても、それは問屋さんのいういいお茶で、消費者の望んでいるお茶かどうかは直売してみなければわからない。直売をしている方に聞くと、消費者からびんびん反応が聞こえて、お茶作りが大変楽しいという。売ることを100%人任せにしていてはだめである。

    3.これから一斉に定年退職してくる団塊の世代をターゲットにすべきである。どの業界もいま団塊の世代向けの商品を出し始めている。テレビコマーシャルを観ていると、明らかに団塊の世代を意識した、若いときに慣れ親しんだキャラクターを使ったパチンコ台などをどんどん出し始めている。団塊の世代が定年退職を迎えて、急に暇が出来る。女房はまだ仕事をしているか、カルチャーセンターなどに行っていて、亭主一人残されることになる。そのとき、かつての職場でも淹れてもらうことがなかったお茶を一人で飲んでみようと思う。ペットボトルでは味気ない。急須に湯飲みでは面倒だ。なら、マイリーフカップならどうだろう。色々工夫が出来るはずである。


話は結局マイリーフカップに行き着くことになる。
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