わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

金魚の飼育

2007年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog036 金魚が泳いでいる。小学生が書いたような文だが、まあその通り金魚の様子である。だが、よく見ると一般的に家庭で飼われている金魚よりだいぶ小さい。そう、これは金魚の子供なのだ。

昨日撮った写真だが、大きさは2ないし3cmほどで、写真で見てもはっきりと金魚と分かるまで大きく成長している。「成長」と書いたのは、私が卵から育てているからだ。

Blog038 これは去年の6月に写したものだ。これはまだ金魚とは呼べないぐらいの大きさで、入れてある温度計の10度の単位が概ね1cmである。だから、大きなものでも1cmぐらい、小さいものは5mmほどの金魚もいる。金魚にも個性があり、成長の早いものや遅いものがいることは、人間と変わりはない。

ここではあまりたくさんいるように見えないが、実は見えないところにも、同じように稚魚が泳いでいるのだ。結構な数である。

金魚の卵を発見したのは去年の4月。親の金魚に食べられないうちに急いで捕獲し、別容器で誕生を待った。やがてふ化したものの、餌は何が良いのか、飼育の環境はどうすればよいのかさっぱり不明。そこはエレクトリック爺さん(古いな)。早速インターネットで金魚の飼育方法を探し、「卵や稚魚からの飼育方法」なるもを見つけて実行した。

この時始めて知ったのだが、金魚の餌といっても色々ある事が分かった。成魚は一般的な餌でいいのだが、卵からかえったばかりの幼魚は餌も違う。生き餌だ。その生き餌が、乾燥卵として売られている。この、直径0.1から0.2mmしかない乾燥卵を塩水で培養し、生まれてくるプランクトンのような生き物を餌にするのだ。

簡単に書いたが、結構大変な作業であった。餌は一日数回与えるので、プランクトンもそれなりに必要だし、2日ぐらいでプランクトンが寿命で死んでしまう。それを毎日の仕事にして観察し、2ヶ月ぐらいしてやっと2枚目の写真ぐらいに大きくなる。

金魚もある程度大きくなったので、2個の水槽に分けて飼育していくと、更に大きく成長してきた。だんだん水槽が狭くなると、環境が悪くなるから、希望者を募り欲しい人に分けるようにして数を減らした。そうしないと病気になったりストレスが出て死んでしまうという。

これまで50匹近くを数人に分けてやり、なんとか住環境を整えてきたが、また最近、金魚らしくなってきた。ということは大きくなってきたのである。更に大きい水槽に入れ替えるなど、金魚の住環境を整える時期に来たのかも知れない。

Blog037 これは親の金魚だ。最近1匹死んだのだが、4匹の成魚のうちの1匹が生みの親だろう。しかし、どれが親金魚かは今もって不明。悠然と泳いでいるが、これらの金魚もだいぶ長いこと飼っていた。話によれば、毎年春には卵を産むらしいものの、卵を発見したのは今回が初めてである。

いや、今まで産卵に気が付かなかっただけなのかも知れない。そのぐらいごく当たり前に家の中に金魚が居たと言うことだろう。

毎日ぼーっと過ごしていれば、小さな変化にも気が付かず、いずれ自分もぼーとなって「恍惚の人」になるのだろうな。これも人生か・・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福寿草 | トップ | 陶芸4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事