わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小面 その3

2011年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

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もうここまで進んでしまった。7月から初める予定の課題だったが、作業開始から1週間と数日が経った昨日6月24日の進捗状況ことだ。これを見る限りでは、おおむね仕上げ彫りあたりまで進んでいるように見える。見えるんではなく、実際にそこまで行っているだろう。この後は目に黒目部分の穴を開けることと、口の中の造作を仕上げることのみだ。それだって数日もあれば出来上がってしまうことになる。もしかすれば、今月中にも完成してしまう。

この面は、7月6日の教室がある日に持って行くのだ。今から約一週間半も先の話であり、間違いなく完成している事だろう。課題作業の初日に、完成した課題の面を持って行くのはいささか気が引けるところではあるものの、これも他の生徒があまりにも作業が進まないから、早い人はそれなりに進むという、これも「やむを得ない事情」と言うことで、勘弁してもらいたい。

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新パソコン 完了

2011年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

「最後のパソコン」と称してパーツを集め始めたのが4月中旬だった。その後、少しづつ集まりはじめて5月連休には一応のパーツが揃い、組み立て初めたのが5月連休の終わり頃だ。そしてOSのWindows7 64Bit版をインストールし、動作を確認しながら様子を見ていた。その間、小さいトラブルもあったが、5月下旬には仮に付けていたグラフィックカードを高機能のものに交換した。また動作が不安定だった事もあって、バージョンアップされていたBIOSのアップデートも行った結果、その後は不具合もなく、安定動作が続いていた。

6月に入ってから、珍しく暑い日があって、室温も30度を超えたりしており、パソコンを使うにはいささか条件が悪い日が多く、CPU温度なども注意して見ていたが、アイドル状態でも45度になったり、ゲームを動かしていると60度を超えたりしていた。もっとも、この程度では熱暴走するまではいかないとは思うものの、やはり気分的には宜しくない。

という屁理屈をつけた結果、別途CPUクーラーを買って付け替えることにした。で、今回買った物は次の通り。

クーラーマスター Vortex Plus RR-VTPS-28PK-R2

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値段もCPUクーラーとしては並の部類だから、たいしたことはない。大きさは小さい部類に入るほどだが、あまり大きくても付けたり外したりするのは大変だろうし、ケースに易々と手が入るほうが都合がいい。取り付けは若干手間取ったものの、何とか収まった。

Img_7054


ファンの上側に走るケーブルは、ちょっと邪魔な気配だが、諸般の事情でやむを得ないのだ。これは電源部が下側に来ている事により、ケーブルの取り回し上、一番優しい配置なのだ。電源が上にあれば、こんな変な配線はしなくてもいいのだが、そのために「やむを得ない」という結論付けをしている。

で、これによってCPUは温度が下がったのか・・と言えば、実はこの作業をしてた日は室温が20度程度であり、とても室温30度の時とは比較できなくなってしまった。が、現在、室温25度で計測したら、CPU温度はアイドルで35度だった。まあ、下がっていると思うので、この状態で様子を見ることにしよう。

ところでこのCPUクーラーを買ったのは通販だ。せっかく買い物をするので、ついでに同じ店から何か別な物を買うことにして、これも初めから予定していた増設用HDDを買うことにした。
物は次の通り。

日立グローバルストレージテクノロジーズ 0S03191 [2TB SATA600 7200]

Img_7043


画面はちょっと暗いが、容量は2TB。今時一般的な容量であり、初めに買ったHDDと同じメーカーだ。あえて同じ物にしたのは国産の日立製(とは限らないが)で、東日本大震災復興を願って購入した物。何もWDなどの外国産を買うことはない。

あれこれ理由付けをしたところ、もろもろパーツが増えてきたが、これが最後というあたりです。ここまで揃えたら、後はとりあえずしばらくは必要ないだろう。この状態で、今使っているメイン機と併用しながら環境を整え、落ち着いたら新パソコンにメイン機の座を明け渡す予定である。

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小面 その1

2011年06月21日 | 日記・エッセイ・コラム

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小面だ。中将のところにも書いたが、16日から作業を始めていた。小面はすでに4個作っているので作業そのものは慣れているはずである。また、似たような能面では若女、猩々、十六など合わせても8個ほど作っているし、作成手順そのもの概ね同じだから、「慣れている」種類の面である。

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顔の造作を高さで切り取ったところ。平らな部分が額、目、鼻、口、あごなどの高い部分に当たる。これにそれぞれの形を書き込んで、更にその部分を彫っていくと、下の写真になる。

Img_7018smallaa

数日の作業でここまで来た。ここまで来れば、あとは細部の彫り込みに行く課程に入るところだから、これまた慎重に彫り進んでいくことになる。で、中将の作業は今のところ中断をしているが、中将もだいたい同じ段階まで来ているので、今後はそれぞれの面を適当に選んで作業をすることになる。

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中将と小面を並べてみたところ。つくりはほぼ同じだ。男面の中将も、女面の小面も、木彫りの段階ではあまり変化はない。若干表情に違いはあるが、中将の方がいくらか小さいぐらいで、女面の方が堂々とした面持ちだろう。困ったものだ。

と言うところで、これからは2個の面を同時に彫っていき、完成も似たような時期になりそうだ。前には7月までの完成予定と書いたが、2個が同時進行となればもう少し期間が延びるかも知れない。これもやむを得ない事だが、別段完成時期が決まっているわけでもないから、ちんたら進めていくことになる。

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中将 その2

2011年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム

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作業開始からおよそ一週間である。だいぶ形も見えてくる時期であるから、それなりに見えなければならない・・・というあたりで、上の写真の通り。概略の顔立ちが見えると思うので、作業は順調に進んでいることになる。もっとも、毎日2時間ほどの作業であれば、このぐらい進んで当然だし、そうでなければならないのが普通。そのぐらい暇だと言うことにもなるが。

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で、それが進んで上の通りとなるのだが、このあたりまでくれば一安心だろう。顔の部分的なところも見えてきているから、今後の作業は細かいところの彫り込みとなる。良く注意をして、図面を見ながらきちんと彫り進めていけば、大したことはない。だてに10年も続けていないので、要所要所の加減も分かっているつもりである。が、時たま失敗もするから油断は出来ないのが、こういった細工物だろう。

さて、この先生主宰の教室の課題以外に、15日には公民館講座の教室で、新たな課題が提示された。それは「小面(こおもて)」だ。7月からの課題と言うことだが、昨日のうちに材料を入手したから、今日(16日)の朝からそっちの作業も始めたというところだ。ヒバ材のブロックに小面の形をなぞり、電動の丸鋸を使って、中将と同じ工程を進めている。今日までの作業では「中将その1」の2枚目の写真の段階まで進んだから、早すぎるかもしれない。

ところで、今の先生に代わってから小面は2個目になる。先生の話では、これまで作ってきた課題を繰り返し作るという。これは、公民館講座という性格から、初心者に対する教室であり、10年以上も同じ講座に名を連ねていること自体がおかしいので、そうするようだ。本当は2~3年続けて技術的にも慣れてきた段階で卒業し、その後、もっと続けたい人は、先生が主宰する能面愛好会に入会して楽しむ・・・と言うあたりが良いみたい。実際、公民館講座の陶芸教室の場合は一年で卒業し、その後は市内の陶芸クラブに入会して趣味を続けているから、こういった方法もアリだろう。私もその一人だ。

ということで、前にも書いたように能面愛好会の能面作業(中将)と、公民館講座の能面作業を同時に並行しながら進めている状態が始まったのだ。ま、暇つぶしになって良いだろう。ただこれから本格的に庭の草取りや、所有している宅地(今は空き地になっている)の草刈りなどもあるから、もろもろ適当にしなければ。

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中将 その1

2011年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム

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久しぶりの能面である。前回に紹介した能面製作作業は3月27日だから、おおよそ2ヶ月半ぶりの登場だ。この間、作業はまったくやっていなかった。市民講座の能面教室でも、私を除く生徒のほとんどは未だに黒髭の製作途中であり、それらもいつ完成するのか分からない。

私の黒髭は2月中に完成しており、それ以降は自分の都合で「獅子口」を彫っていたから、3月まで暇つぶしになっていたものの、その後は材料もなかったこともあって、全くの手持ちぶたさで毎日を過ごしていたということだ。ただ、それでも「最後のパソコン」と称して暇つぶしをやっていたが、そっちの方も一段落をしたから、本当に暇な時間が出て来た。

そこで、市民講座の能面教室を担当している先生が自分で主宰している教室に、入会することにしたのだ。これは市民講座とは別の会であり、きちんと月謝を払って技術を習得することが出来るもの。いわゆる「お花の先生に月謝を払って習う」事と同じ方式である。従って、今後は公民館事業の能面教室と、先生が開いている教室の、両方に参加することになった。

先生の教室では初心者も習っているのだが、私は初めて入会したものの、能面製作10年選手だから、基本を教えて貰うこともなく、すぐにも製作に着手できる技術も道具ある。ということで、すぐさま材料を買って家に持ち帰り、作業を始めたといういきさつである。

さて、上の写真は今回製作する能面で、「中将」だ。手持ちの教則本にも載っており、それを見ながら彫っていくことになる。完成見本は先生が持っている。だから、作業の大方は家でやることになると思うけど、講習日には先生の作業場で、見本を見ながら、先生から指導を受けることになろう。ただ、全面的に指導を受けるほど私はへたくそではないから、ちょっとした手ほどきを聞く程度になる・・と思っている。まあ、これまでやってきた公民館事業の「能面教室」と同じような形になると思うが、いくらかでも先生の持っている技術を伝授して貰えば、それはそれで暇つぶしになるだろう。

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上は四角いブロックから、顔の輪郭やいらない部分を削ったところ。この形は小面や若女を初めとする多くの能面に共通した削り具合である。もうすでに10個以上も作っているから何でもない。

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更に、目鼻口などの大まかな位置を決めて、鋸目を入れて余分なところを削り取ったところだ。ここまでの作業は2日間、約4時間の作業である。どうせ毎日作業をすることになると思うので、彩色を入れても7月中には完成するだろう。ただ、このあと、公民館での新しい課題が出れば、そちらも製作しながら中将も彫っていくという、2個同時進行になる可能性が大きいから、これの完成予定もどうなるかはちょっと分からない。

と言う具合で、わざわざ暇つぶしの機会を増やしたというここ数日である。

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