わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

不動 その7

2015年03月31日 | 能面

不動に入る前に、前回アップした部分の一部修正を紹介しよう。

これは、今日31日に再チェックをした結果である。29日に不調だったHDDをSSDに交換したのだが、その時の計測では余り数値がよろしくなかった。この原因は前回も1と2で書いたとおりと考えており、恐らくその通りだったろう。

さて、昨日の夜にBIOSからSATAをIDEモードからAHCIモードに変更し、再起動を試みたところ、なんとエラーが出てWindows7が起動できなくなってしまった。何度か再起動や修復を試みたものの、回復できない。やむを得ず、BIOSのAHCIモードをIDEに戻して起動すると、幸いなことに、元に戻った。

で、今日のこと。

SATAをIDEモードからAHCIモードに変更する手段を再確認したら、どうも、最初にレジストリを書き換える必要があるという話。その後にBIOSからモードを変更して再起動すればOKのようだ。隣にノートパソコンを置いて、解説ページを表示しながら、くだんのデスクトップパソコンを修正した。レジストリの書き換えはいやらしいのだが、この場合やむを得ない。

必要な手順に基づき修正を行い、再起動を実施したところ、無事にAHCIモードに変更できたようだ。もちろん、Windows7も立ち上がったというところで、これで一件落着だろう。その時点で、再計測をした結果が上の写真。

この数値を比較してみれば、SATA2規格といえども平均的な値だろう。もちろん、前回の計測値である前の写真と比べても、ずいぶんと良い結果だ。しからば動作が劇的に速くなったかと言えば、体感するほどでもない気もする。ただ、せっかく高速のSSDを使っているのだから、気分的に速いと思わなければ・・・

 

不動の話。30日から31日にかけて眼球部分を真鍮板で作ってみた。黒目の部分に穴を開け、うまい具合に収まる。この時点で「素彫り」が終わったことになる。この状態で4月8日にある「能面塾」に持って行き、先生の評価を受けておこう。

作業開始が2月13日だから、来月でおよそ2ヶ月だ。これは予定通りでもあり、順調に作業は進んでいたというあたりか。ただ、彩色まで考えれば、もうちょっとかかるし、第一、すぐに彩色を始めるとは限らない。これまでは、素彫りが2個ほど溜まった時点で彩色を始めている時もあり、この習慣で行けばもっと先になろう。下手をすれば、27年度の「能面教室」での最初の課題が出来上がるまで、彩色を待つ事になるかも。

ま、それ以前に「能面塾」で次の課題が決まれば、それの素彫りが完成したあたりには、何とか彩色が出来る体勢に入ることになる・・・のかな?

 


パソコンが不調

2015年03月29日 | 日記

久しぶりに能面とは関係のない話。

実は、使っていたパソコンが不調になった。電源を入れてもWindows7にたどり着かないで、エラーが出たりブルーバックにもなった。また、リセットボタンを押して再起動を行って、何とかWindows7にたどり着いても、ソフトの操作をすると途中で固まってしまう。

タスクマネージャーを使い、固まったところを終了させることも多くなって、しまいには何もしないのにマウスカーソルが動かなってしまう事も発生した。これはやばい。さて、原因は何か?

まあ、様々な理由がありそうだが、見たところではCPUやメモリも怪しい。マザーボードはP5KE、CPUはE8800だったかな?古いことには変わりはないから、何が起きてもおかしくはない。

で、HDDの中身の履歴を辿ると、かなりの頻度でエラーが発生して代替機能が働いている模様だ。いわゆるHDDが壊れる手前の症状でもある気配。従って、まずはこの部分をいじることにした。

上の写真で見たとおり、予備として買っていたSSDだ。これを使ってみよう。ということで、まずは壊れかかっているHDDのうち、せめてCドライブだけでも復旧できないか、試してみたという話。

正常な動作をしているWindows7をなだめすかしつつ、SSDを取り付けてCパーテーションをクローンすることにした。Cドライブは80GBであり、SSDは120GBだから、容量はOKである。

クローン動作を実行中。使っているソフトは定番のもので、もちろんフリーソフトだ。これを実行中にWindows7が固まったら、一巻の終わり。そこは一種の「賭(かけ)」でもあって、最後まで行くことを祈るしかない。で、実はうまく行ったという具合だ。

クローンが完了し、使っていた500GBのHDDを外したあとに120GBのSSDを付け替えた。さあ、再起動だ。おお!!うまい具合にWindows7が立ち上がったではないか!!これは儲けものだ。

もちろん、新規インストールの方がクリーンな環境になるから、その方法が一番良い。ただ、このOSはもう数台のパソコンにインストールをしている。簡単に言えば「契約違反」。従って、自動認証しない恐れがあり、最悪、電話認証などと言うめんどくさい手段が必要になってきそうだ。

ということで、やばいことは控えて、Cドライブに不要なファイルが多く残されていることを承知しつつ、クローンで対処したというあたりか。

せっかくなのでベンチマークを実施。左側は息子が新規にパソコンを組んだときのデータだ。で、今回の私のデータは右側。最近のSSDなら、同じような数値が出るはずだが、ずいぶんと違う。遅いのだ。この理由ははっきりしていると思う。

1 P5KEのSATA転送速度は最大3GB。息子のマザーボードは最近の製品だから6GBだろう。

2 転送モードがAHCIになっているのか未確認。恐らくそうなっていると思うが・・・

ただ、これまでのHDDと比べても、ずいぶんと動作が速くなったことは事実なので、余りいじらないようにして様子を見たいと思う。

もっとも、不調の原因がこれ以外の場合は、また考えることにして、取りあえずはこれで検証をしたい。



不動 その6

2015年03月22日 | 能面

さて、今回最大の面倒な作業でもある「毛髪彫り」を始めた。19日から始めて今日で3日目。およそ彫り上がったところ。とりあえずは、鉛筆で書いた下書きに添って一応の形に彫っていった程度であり、本格的にはもっと時間がかかりそうだ。

というのも、細工が細かいのと、毛髪の溝部分がそれぞれが角張っている。この部分は、実は丸くなっており、そのところがまだ出来ていない。ただ、一気に丸いところまで彫るにはちょっと大変なので、取りあえずは大まかな形を作ったというあたりか。今後はこの部分を注意しながら、丸く見えるようになるまで形を作っていくことになる。

全体的な形。見た感じはほとんど完成しているのだが、まだ細かいところに不十分なところがあって、それを時間をかけながら仕上げていくと言う予定。

実は、この毛髪部分はもっと時間がかかると思っていた。が、作業を始めて見ると意外に早く進んだ。初めは一週間はかかると考えていたから、それから見れば作業が早めに進んでいるので、なかなか都合がよろしい。もっとも、今日あたりから孫連中が遊びに来るようなので、能面の作業は一時中止になるかも知れない。ま、これはこれでやむを得ない事だし、肩を休めるには好都合でもあるが。

 

 

 

 


不動 その5

2015年03月12日 | 能面

前回から1週間が経った。見た目はそれほど変化がない。もっとも、この間は昨日あった「能面塾」での評価を待っていたから、作業そのものはそれほど進めていなかった。

で、昨日はこの「不動3」を持って行き、先輩から意見を聞いたという具合。その時は私の考え方や、製作過程についての注意点なども聞いたりして、自分の今後の作業の進め方の参考にしたというあたりだろう。

それによれば、全体的にはまあまあの出来具合の気配であり、このまま作業を進めても良い程度の完成度らしい。そのため、今日からの作業は、まず全体的に紙ヤスリを使って滑らかにして、彫り具合を見て細部の修正にかかることになる。その第一弾で「滑らかにする」作業を、今日から始めている。

一応の全体像は見たとおり、かなり参考写真に似ていると思っている。もちろん、細かいところは作業中でもあって、その部分は未完成だ。もちろん、最大の課題でもある「毛髪」部分は、もう少し時間が経ってから手がけることになろう。裏彫りもまだ浅いし、口の中、眼球部分は未完成のままだ。これらはの部位をまず手がけて、完成させてから「毛髪」の細工に取りかかるので、これが今後の作業予定になる。

彩色を含む完成期限を4月にしているが、取りあえずは次の能面塾(4月8日)までには素彫りを完成させたい。

 

 

 


不動 その4

2015年03月05日 | 能面

上の写真は3月3日だ。前回には、口の中の造作を進めてから毛髪を・・・と考えていたのだが、成り行きから毛髪(頭髪とも言う)の細工を先に始めてみた。この部分は、それぞれの頭髪の束がウエーブを描いて、前から後ろ側にまとまっている。この様を表現することになるが、実はこれが難しいところ。頭髪の先がとんがっており、それが上を向いている。そこから緩やかなウエーブを描いて後方に導かれているあたりを表現する・・・だけなのだが。

で、写真をしつこく見つつ、何とかそれらしい形にするために、まずはおおざっぱな形に整えてみたところ。もちろん、これから細かい部分を彫っていくことになるが、このあたりは最後の作業にしたい。それぐらい、気合いを入れて彫っていかなければ、うまく表現できないだろう。1個目の不動も、2個目の不動もそうしたから、今回もそのように考えている。

3月5日の状態。口の回りを彫っているの図だ。が、よく見ると口の周囲に補修剤のあとが見える。実はこの部分もちょっと彫りすぎたようで、慌てて補修をしたところ。もちろん、片方だけではなく両方に補修した部分があるのだ。これは結局「側面図」がないことで、開いた口の形が良く分からないまま、適当に彫ってしまった結果、余計に彫りすぎたというあたりか。

過去にたくさんの能面を彫っていると自慢していた。だが、平面時や側面図、あるいは立体図などを含めてきちんとした型紙があって、それ参考にしながら彫る場合と、今回のように写真だけしかなく、それから自分で平面図を起こして彫っていく場合では、その進み具合はずいぶんと違う。もちろん、過去の経験は生かしているものの、大事なところで失敗するのだ。まあ、これはやむを得ない。

なーんて、自分の失敗を準備不足のせいにしながら、今のところは何とか進んでいる・・・