わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

CPUクーラー その後

2011年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム

6月にCPUクーラーをリテールからサードパーティのものに交換していた。COOLERMASTER VortexPlusだったが、これはこれでこの夏を乗り越えてきたから、通常の使用環境では十分使用に耐えていたと考えている。当時価格も安かったし、性能もそれなりにあったから、このまま使い続けても良いのだが・・・

さて、下の写真だ。ZALMAN NPS9900MAXというCPUクーラーである。

Cooler_01small


なぜかこれが手元にあるのだ。これまで使っていたCPUクーラーも、一時は価格。COMで上位にあった。その時は価格と性能、評判などを総合して買ったのだが、最近すっかり影を潜めており、代わりに今回買っCPUクーラーが長い間第一位を占めているのだ。

COOLERMASTER VortexPlusを買うときにも、ZALMAN NPS9900MAXは一応検討したものの、なんと言っても値段が8000円近くしたために候補から外していた。しかし、値段が高いにもかかわらず、最近では人気商品の第一位の地位を長期間得ているのだ。なんと言っても冷却性能が高く、形も面白いことでその人気が続いているようだが、オーバークロックをしても十分にその性能がカバーしてくれるらしい。

同価格帯には、簡易水冷のCPUクーラーも数種類登場している。それを選択する手もあるし、実際に「Corsair Hydro Series CWH60 」などの人気の度合いや価格の推移をずっと調べていた。が、どうしてもパソコン内部に水のたぐいを入れることに抵抗があって、決められなかった。そこで選択したのが上の写真のクーラーである。

Cooler_03small

実際に組み込んだところ。前のクーラーを外して新しく組み込んでみた。事前準備として、電源から延びているATX12Vケーブルが短いと思い、それの延長ケーブルをわざわざ車で往復2時間ほど掛けて買ってきた。単価997円の延長ケーブルを車で2時間。ま、一番近いパーツショップがこれだから、しょうがない。ただ、結局は延長ケーブルを使わなくてもうまい具合に収まったために、せっかく買ってきた延長ケーブルは無用の長物になってしまった。馬鹿みたい。

さて、今回はマザーボードをケースに入れたまま組み込んだ。普通はマザーボードを外して取り付ける人が大半のようだ。そのため、バックプレートの処理などで大変苦労して取り付けたが、その効果はさすが評判通りだった。「よく冷える」という評判は嘘ではなく、値段が高いのはこれもしょうがないかな・・・と思う。ただ、これが真価を発揮するのは、CPUをオーバークロックしたときに出る発熱量を大きく下げる時であり、自分はオーバークロックはしないから、高性能クーラーの恩恵を預かることは少ないかも知れない。しかもこれから冬のシーズンに入る時期なので、今のところ暖房を入れた室温が20度の時にはCPU温度は30度あたりを示している。十分冷えていると言えるだろう。また、Operation FlashPointなどのゲーム後でもあまり変化がみられないが、さて、11月に発売されるバトルフィールド3はどうかな?

では、何のために今まで普通に使っていたCPUクーラーを交換してまで、大して必要のない高性能、高価格のクーラーに交換したのか・・・? ま、良くある話で、高機能の携帯電話に機種変更するとか、まだ壊れていないテレビを最新型や高機能なものに買い換えるというたぐいの話と同じだろう・・・と考えれば、気にすることはない。


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今更のストロボ

2011年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

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キャノン純正ストロボだ。名称は「スピードライト 580EX II」である。これまで何年間も使っていたのは旧製品のスピードライト 420EX だった。これは別に故障したわけではない。まだまともに使える状態で防湿庫に入っている。孫が遊びに来たときにその出番があり、重宝していた。

このスピードライト 420EXはその昔、EOS10Dを買ったときに同時に買ったものだから、もう何年になるのかな?だいぶ前には違いない。その後継機はスピードライト 430EXだったろうし、今はスピードライト 430EX IIが売られている。キャノンのスピードライトでは一番の人気者のようで、価格COMの第一位(今の比較)を占めている。一般的なアマチュアカメラマンとしては日常の撮影ではこのランクが一番使い勝手が良いだろう。

さて、私が改めて買った「スピードライト 580EX II」は、家の中で子供や孫を撮るためにはいささか大げさのようでもある。が、今回、意を決して買った。実は前から欲しいと思っていたものの一つだが、420EXでもそれなりに用が足りており、ケチを自称する私にとっては無くても良い状態だった。ただ、ここ数年、私は保育園の卒園時にカメラマンとして出向いており、スナップや集合写真を撮っている。さすがにその時には「スピードライト 420EX」では力不足を感じており、特に集合写真では露出不足や、広がった左右の人物に充分な光が当たっておらず、いろいろ修正しながら写真を完成させていた。

それこれ理由があって(理由を付けて)買ったものの、今すぐに使うわけではない。が、普段から使い慣れておく必要もあるだろうから、EOS40Dに付けて慣らし運転をしているところ。いずれEOS5D Mark2に付けて孫連中を撮ってみるつもりだが、まだ先の話なのでね。

ところで、「スピードライト 580EX II」の後継機がそろそろ発売されそうな時期でもあるようだ。だから、今の時期これを買うのも気が引けたが、発売が発表されているわけでもないし、かえって安値になっていると考えれば、これはこれで良い選択であろう。新機種が発売されてもしばらくは高値だろうしね。また、タイの洪水でキャノンの工場が浸水し、操業停止しているらしいから、このあとどうなるのか不明だと思う。

息子よ。余った420EXが必要であれば送るよ。

 

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黒式尉 その5

2011年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

さて、前回の黒式尉からだいぶ日が経った。この間、いろいろあって作業はおろか当地にいなかったために作成過程が中断していた。このたび、家に帰ってきたこともあり、以前の環境に戻ったから作業を進めているところ。

Img_8247aasmall


眉毛やひげ、あごひげなどを作って、植え込んだところだ。毛のたぐいは馬の尾っぽだが、漂白して白くしている。白馬尾っぽではない。普通の黒い尾っぽだろうが、上手に漂白すればこんなにきれいになる。もっとも、これは売っていたものを買ったもので、自分で作ったわけではない。

いずれにしても、これでほぼ完成だ。9月半ばから作業を始めていたから、今は10月末としてもおよそひと月半かな。これでも教室の生徒から比べたら、倍も速い。いや3倍も速いだろう。うち半月ほど留守にしていたことを考えれば、まあひと月で完成したも同然だ。

こんな事は大して自慢にならないけど、これで人に見せられる程度の「黒式尉」が完成したというあたりか。前に作った黒式尉はとても人には見せられない代物なのだ・・・

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黒式尉 その4

2011年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

黒式尉の彫り込みもいよいよ最終段階になった。仕上げ彫りまで行ったと言うことで完成ではない。完成まではまだまだ時間がかかるのだ。

Img_8205small

上は顔のひだひだや皺などを彫ったところだ。まあ、見本の写真とは若干違ってきたが、参考資料を見る限りでは、いろいろな作り方があるので、「これしかない」と言うこともない様子である。作者や時代により、同じ黒式尉でもたくさんの種類があった。従って、見本として紹介した面に似せているものの、同じ形にする必要はない・・・と言う結論に達したところ。

Img_8209small

あごの部分を切り取って、歯を入れたところ。歯も2本ではなく上側全部が入っている面もあるし、下から生えている面もあった。黒式尉でもとにかくたくさんの種類があって、どれを参考にして良いのか分からないぐらい。結局はそれらを見ながら、自分なりに彫っていくのも正解のようだ。ということで、私の場合は上の写真のようにした。

Img_8212small

彩色に入る。下地は肌色にした。その色にしたのは、たまたま前に作った「獅子口」に使った色が余っていたから。白でもかまわないし直接黒式尉の色でも良いと思う。で、上の写真は上塗りの段階。2回目を塗ったところだが、恐らくそのままの色で完成すると思う。

見本の写真とはだいぶ色合いが違っている。もっと濃い色にならなければならない気もしたが、なんと言っても真っ白の胡粉に絵の具で色を作っていることから、どうしても薄くなってしまうようだ。もともと群青色(あるいは藍色)だけなら濃い色が再現されると思う。がその色を胡粉の真っ白で薄めてしまった感じになっているので、せっかくの色が出てこないのだろう。

このやり方では濃い色を出せないから、それはそれでやむを得ないと思うし、この色によく似た黒式尉もあった。だから、自分の黒式尉はこれで良いことにしよう。まあ、気合いを入れて色を作ればもっと良くなりそうだが、自己満足の世界だから適当で良いのだ。今後の作業は、これに付ける眉毛、鼻ひげ、あごのひげを作って植え込む事になる。これらはまだ先の話だから、今回はこれでおしまい。


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時計を作る?

2011年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム

ものを作る事に興味があるのは、これまでのブログでも分かると思います。今回は急に時計を作ろうかな・・と考えて、第一歩を歩んだのですが・・・。

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これがそれです。これは本の形式になっており、毎週本屋さんで発売されています。すでに見た事がある人もいると思いますが、毎週、必要なパーツがこの本に入っており、それを組み立てることで時計が完成するという仕組みです。

Watokei02small


これは第3号の中身です。本の表紙に載っている「和時計」の上の部分の一部ですが、こんな状態で毎週発売されます。それを買って組み立てる過程を楽しみながら、完成させるという具合ですが、毎号に入っているパーツが少ないのが特徴ですね。

毎週火曜日の発売になっており、私も第3号まで買っています。今は第4号が書店に並んでいます。値段は1980円だったかな?本と言うより時計の部品の値段と言った方が良いほどで、素材が真鍮と言うこともあり、それなりの価格です。で、第4号はまだ手に入れていません。

実は、この「和時計」シリーズは第60号まであります。第60号で完成すると書いています。江戸時代に大名や豪商が愛用したというこの和時計が、現代に自分の手元で組み立てながら完成を楽しめるという企画に夢を感じつつ、第3号まで買ったものの、さて、ふっと思いました。これが完成するまで、毎週約2000円の買い物をすれば、毎月8000円、60号で12万円です。1年3ヶ月ほどの期間も必要ですし、途中で買いそびれたら完成しません。

正気に戻ってみたら・・・

1 実用的でもない「和時計」に12万円を掛ける意義があるのか。

2 仮に完成まで行ったとしても、単にアクセサリーになってしまう。

3 自己満足だけに支払うには、この金額は高いよね。

4 12万円もあれば、もっと必要なものが買える。

という考えが沸いてきました。で、第4号を買うのを躊躇しています。ただ、こんな売り方ではなく、全パーツをすべて付けて「キット」という形にし、価格も5万円ほどであれば趣味の範囲で買う人も出てくると思います。あるいは、実際に動くように作られた復刻版だし、そのための手間ひまや真鍮素材という事を考慮して、もう少し価格が高くなったとしても、アイデアが面白い事や機械ものに興味を持つ老人や退職した暇人もいると思いますから、そこそこ売れるのではと思ったりもしています。

毎週のパーツを組むにしても、完成までの期間が長すぎること、価格がちょっと高いことなどを考えた場合、途中で断念する人も多く出るでしょうね。私も第3号まで買って、まだ開封もせずそのままになっています。これを書き込んでいることを考えれば、第4号は買わずに、そのままになるでしょう。

結局、和時計を組み立てるということ自体には今も興味がありますけど、それに見合う出費や期間だと言うことに自分を納得させることができなくなって、中止することにしました。ちょっと残念なところもありますが、けちな自分の性格からすれば、やむを得ないのかな・・・なんて思っています。

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