わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

ブルーバック画面

2007年08月31日 | インポート

Blog111  これはエラーの画面である。例の「バックアップ用予備機」が、またブルーバック画面を表示し、再起動を繰り返してダウンした。これは7月末にWindows XPをインストールしたばかりのパソコンであり、普通に使っていればなかなかお目にかかれないものである。が、一ヶ月足らずで起きてしまった。

今回はその理由がはっきりしていた。実は、前にパソコンが不調になったとき、HDDがおかしいのでは・・・と言うことから、HDDの状態を監視するソフトのお試し版をインストールしていたのだ。それは30日間のお試し版で、ちょうど期限が切れてしまったから、いったん削除して、再インストールしてみた。もしかしてまた使えるかなという考えもあったのだが、結局はどこかにお試し版を使っていたという記録が残っており(恐らくレジストリ)、再使用は出来ないという注意書きが表示されてしまった。

そこで、「ファイルの追加と削除」からお試し版を削除し、一旦電源を切って再起動したところ、上記のエラーが出て再起動を繰り返した・・・と言うことである。

このお試し版は「PowreX Active SMART 2.5」というソフトでハードディスク診断ソフトである。使用中は特に異常は認められず、快適に使っていた。ただ、3台付けていたHDDの温度表示で1台の温度が他の2台よりも5度ほど低く表示されていた。この温度は室温よりも5度も低く、これがソフトの不具合かHDDのSMART情報の誤りなのかは不明だったが、いずれにしても異常表示であり、原因は結局分からない。ただ、使っているうちに温度も上昇して3台とも同じになることから、使用上は特に不具合はなかった。

また、HDDの故障予定日なるものも表示されるのだが、1ヶ月使っていてもそれが表示されなかった。お試し版と言えども機能制限はないから、そのあたりにも不具合が見えた。

さて、原因は分かった。ただ、単に不要なファイルをWindows XPの手順どうり削除した結果でシステムダウンするのでは、頂けない。というより欠陥品であろう。もっとも、パソコンの構成は千差万別であり、すべての環境にソフトが完全に対応するることは極めて難しいことではあるし、私の環境はすでに数度も同じ現象を起こしている。したがって、ソフトと言うよりハードにその原因が隠されている可能性も大きい。

ここで、ブルーバック画面から読み取った原因を見てみよう。

上から3行目。「PAGE_FAULT_NONPAGED_AREA」はエラーの原因だ。ストップしたエラーコードは「STOP 0×00000050」で、これは以下の通り。

「解放済みのメモリにシステムがアクセスしようとしたことを示す。グラフィックカードのドライバや、ウイルスが原因となることもある」

と本に書いてあった。

それでは、何が原因でどうしたらこの結果が出たのか、この説明だけではよく分からない。どうすれば解決するのかもよく分からない。グラフィックカードのドライバはいじっていないしウイルスも入り込んではいないと思う。不要なソフトを削除し、再起動しただけでブルーバックになるためには、まだ他に原因はありそうだ。

プログラマーがソフトの不具合を検証しようとするなら、その知識をもって解決できるかもも知れないが、素人では手に負えないことが分かったことで、次にすることはWindows XPの再インストールということになる。どうも後ろ向きの解決策だが、こればかりはしょうがないことだ。自分にそれだけの知識がないのだからね。

ということで、再インストールを実施し、使えるように設定をして最小限のソフトを導入した。昨日までの環境に戻したと言うことだ。もちろん「PowreX Active SMART 2.5」のお試し版は入れていない。そのかわり、フリーのアンチウイルスソフトを入れた。本当は「Kaspersky Internet Security 」の試用版があり、これを入れたかったのだが、これも30日間で終わるから、その時に怪しい動きもあり得るのでやめた。これはJUSTSYSTEM販売だから安全だろうが、まあ念のため。正規版を購入すればいいのだが、年末には「ノートンインターネットセキュリティ」を更新するし、その時は複数のパソコンで使える版にするので、今の時期、別のセキュリティソフトを導入するのは無駄な気もする。

ハードやOSの中身を覗くようなソフトは、けっこう厳しい動作をする。普通は見えないデータを特殊なツールを使って解析することから、いろいろな場面で無理がかかっているのかも知れない。

予備の外付けHDDまで買って対策を取っているから、まあ暇つぶしにはなったけど、バックアップ用のパソコンもだいぶハード的にくたびれてきたのかも知れない。

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般若3

2007年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog110 30日までに終えた作業の結果である。前日よりそれほど変化はないが、一応「般若」の形が明らかになってきた。

よく見るとまだ口元が広がっており、般若の凄まじい形相は見えていないので、もう少し修正が必要と思う。鉛筆で黒く塗ったところまで彫り込んでも良い気がするので、一応先生に伺ってから、更に進めることにした。

目元の彫り込みも、前日より深く広くしたので型紙に近くなってきたと思っている。元々の型紙は前に示した完成品の「見本」とは若干違うので、どちらかと言えば型紙に忠実に作った方が良い。

Blog112 これが「作例」だ。今回の型紙から作られたもので、「面打ち入門」という本に掲載されていたもの。プロが作った見本なので、これに合わせて作るのが本当なのだが、さすがにプロであり、素人の我々にはとても追いつくことは出来ない。が、まあそれに近づくように作業を進め、努力することは良いことなので、その方向で眺めては彫り、彫っては眺めて少しずつだが作業が進行している・・・と言うところだ。

次の教室が9月5日なので、それまで少しの手直しをしてから、みんなと進捗状況を見ながら、かつ、先生の意見を聞きながら、更に進めていくことになる。あまり勝手に彫り進んでいくと、途中で修正が効かなくなるから要注意だ。

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般若2

2007年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog109 8月25日の状態だ。おおよその形が見えてきたが、口元の造作がなかなか難しい。平面図を見ながら立体を想像し、各部の深さや角度を決めながら彫り進めていくのだ。これが難しく、何個作ってもイメージが沸いてこないのが、素人の素人たるゆえんであろう。

すでに出来上がっている般若を見ながら作っても良いが、それでは単なる「まね」に過ぎないから、新しいアイデアで自分なりの般若を作らなければならない。

Blog107 26日の作業である。主に目の周りと口の周りを少し彫り進めたところであるが、作業時間も短く、1時間程度でやめてしまった。

図面や「面打ち入門」という本の作業途中の写真などを見比べながら彫り進めていくのだが、うまくイメージが沸かないと無理に彫り進めても失敗する。従って、「調子が悪いな」と思ったら、その日は作業を止めて他のことで気を紛らわす事も必要なのだ。

Blog108 27日までの作業結果。口元を更に深く彫り進めている。この辺まで来るとだいぶ般若の姿に見えてくるだろう。額の一部に「傷」が見えるが、これがのこぎりで切りすぎた部分を、修正したところだ。それでも明らかに傷が残っており、失敗した部分なのだ。

「市川右太衛門」がやっていた「早乙女主水之助」がよく言っていた「この三日月が目に入らぬか・・」の額ならまだ良いが、般若の額に三日月があってもしょうがない。きれいに消すことを考えておこう。

この口元は、図面よりも横に広がりすぎている。もっと絞って鋭い口元にしなければ、怒りや怖さの表情が出てこないので、修正する必要がある。ここまで来れば第一段階は終了したことになる。

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般若1

2007年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog102_1 今回から、能面の「般若(はんにゃ)」を作成する。その作成の過程を何回かに分けて紹介することにした。

般若はすでに数年前に何個か作成している。従って、全くの初めてではないが、以前の作品は彩色は行わずに、素彫りのまま飾っていた。今回は彩色までするので、ずいぶんと感じが違う出来具合になると思うので、そこがどうなるのか楽しみである。

上の写真は、材料のひば材だ。大きさは20cm×15cm×10cm程度であり、大きくもなく小さくもない、ちょうど良い加減である。8月8日に材料を入手して、それから作業に入ったから、もう2週間も経っている。が、毎日作業をしているわけではなく、月2回の教室の日までに所定の作業を終え、仲間と出来具合を確かめながら、しかも先生の指導を受けながら彫っているので、進み具合は遅い。

Blog103_1 材料を入手してすぐに削った後の姿である。とんがった上のほうが鼻の高さになる。そこから両脇に深く削って山形になったところで第一段階が終わる。削った部分は捨てないで、般若の「角(つの)」に再利用するために、正目に沿って「ぱん」と割るようにして、余分なところをうまく残しておく。

以前に作った時は作り方が若干違って、始めに面の横から見た形に削っていたので、角部分の角材すら出来なかった。             

Blog104

けずり残った材料を使い、「角」を削りだした姿だ。1辺約2.5cm長さ10cmほどの角柱から、反った角を削りだすのだが、微妙に角度が付いているからやっかいだ。般若1面に2本あればよいが、余分に作っておくと良いかも知れない。今回は6本分の角柱が出来上がったので、寸法が合わない場合でも余裕で予備を作ることが出来る。

もっとも、今のところは角2本しか作っていないが、失敗したらまた作り直すことにしよう。

Blog105 22日の教室で削り進んだ状態。面の輪郭や鼻、口の位置がおぼろげに分かる程度であり、まだ第一段階のレベルである。これから大胆にノミで削っていくのだが、そのあたりが技術を要する部分で、何度彫ってもうまくいかない。

図面を見ながら、木の表面に目鼻、口などを書き込んでいき、それに合わせて慎重に、かつ大胆にノミを振るうのだと分かっていても、つい慎重になりすぎて失敗する。現におでこを彫るときに失敗して、のこぎりで切り過ぎてしまった。うーん大失敗。

Blog106 これが目指す見本で、完成した「般若」だ。これの作者は同じ教室の生徒である。「翁」の時も見本を作っていた人で、もしかしたら先生より上手かも知れない。そんな人がなぜ生徒なのかは、まあいろいろあるから深く追求はしないけれど、上手なことは良いことなのだ。

とりあえずは私と同じ生徒だから、同じ日に能面教室に来るので、その技術を見ながら聞きながら完成までこぎ着けなければならない。まあお互い趣味だし、楽しみながら何ヶ月かを過ごすとしよう。

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地上デジタル放送は

2007年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

当地方で、地上デジタル放送が始まって1週間以上が過ぎた。その間は特に動かずに放置していたのだが、せっかく高いテレビを買ったのに、きれいな画面を見られないのもしゃくなので、地デジ用のアンテナ設置について行動を開始した。

母屋の屋根上に上げるのは最初から考えていなかったので、別棟に今ある無線アンテナ用のポールを利用して取り付けが出来ないか、しばらく眺めていた。そのポールの途中にアームを取り付けて、そこにUHFアンテナを取り付けると、すっきりして良いかも知れないと考え、早速DIY店に出かけて使えそうなものを物色した。

壁に細いポールを取り付ける金具(衛星放送アンテナを付ける金具の小さいもの)を発見し、それを利用するとうまくいくようだ。が、壁用なのでアンテナポールには付かない。で、ポールにはUボルトで固定するようにして、ついでにUボルトを2本購入した。

金具にUボルトを通す穴を開けて、ポールと同じ色にペンキで塗装し、UHFアンテナ取り付け用の短いパイプも作って準備した。

UHFアンテナは一般的な14エレメントのマスプロ製だ。地デジにも対応と書いてあるが、アナログとどこが違うのかは分からない。ただ、同軸ケーブルを接続するインピーダンス変換回路が付いていた。ここには、以前は「めがねコア」が付いており、これで300オームを75オームに変換していたが、それの変わりに基盤に変換回路パターンが書かれており、その部分で「デジタル対応」なのかな?なんて思ったりして。まあ、ダイポールアンテナだからそれでも良いのかな。

買った部品は以下の通り。

1 取り付け金具           800円

2 Uボルト2本            140円

3 14エレメントUHFアンテナ 3,860円

4 同軸ケーブル 20m     1,850円

締めて約7、000円の出費だった。取り付け作業は午後3時から始めて、約1時間程度で終了した。さて、肝心の結果であるが、次の通り。

1 県内で放送されている地上デジタル放送は5局であり、いずれも受信レベルはGOODの状態であった。従って受信は良好である。

2 隣接県のテレビ放送局も受信可能範囲のようだが、これは残念ながらレベルが低くて受信するには至らなかった。

隣の県の放送局では、地元では放送されていないキー局の番組が放送されている。系列が違うためだが、これがまた面白い番組を放送をしているのだ。特に映画(ロードショー)では洋画劇場で外国アクション物が多く、これがまた興味をそそるのだ。が、残念ながら見ることが出来ない。また、孫のために毎週録画していた「ゲゲゲの鬼太郎」も写らなくなってしまった。これは痛い。

ここで、原因と対策を考えてみたら次の通り。

1 当地から隣の県の中継所は190度の方向。地元の中継所は150度の方向で、約40度のずれがあった。

2 中継所までの距離は当然ながら隣の県の方が遠いが、十分に受信範囲のようだ。

3 隣の県のテレビを見るためには、自宅から190度の方角に20エレメントのUHFアンテナを建て、ブースターを付けると受信レベルが向上する。電気店ではそうしていた。

結局、これらを総合すると、20エレメントのUHFアンテナを170度~180度方向に建てて、ブースターを付けると地元及び隣の県のテレビチャンネルが受信できる確率が大きいことが分かった。ただ、180度(南)方向から210度(南西)方向には3階建ての学校があり、電波の通り道をふさぐ格好になっているので、それが気にかかる。

この結果も、実際にアンテナを建てて放送を受信し、受信レベルを測定した結果わかったことだから、すぐにもアンテナを交換したりブースターを購入する事は出来ない。

私は元来「けち」だから、せっかく費用をかけて設置したアンテナを無駄にはしたくない。で、しばらくはこのまま様子を見ることにしよう。まがりなりにも地元の地上デジタル放送は全部良好に受信できるので、とりあえずはこれで良しとしなければ・・・

さて、これでアナログ放送のアンテナは全部はずし、衛星放送から地上テレビ放送までデジタル受信の環境は整った。もう、ビデオテープもビデオデッキもいらないが、まだ残っている取りためたビデオテープを見ることもあるので、そのまま繋いでおくことにする。

ここでちょっと。

実はSONY RDZ-D800に地デジのアンテナを繋いで、そこの出力から更にテレビに繋いだところ、受信レベルが大きく減少した。まるでアッテネーター(減衰器)を通したような感じになったのだ。そこでテレビに直結したら、なんと隣の県の電波が受信でき、一部の放送局の番組が見えたのだ。残念ながら洋画劇場のチャネルではなく、地元でも見える局だったが。うーんこれは頂けない。

たしか、前にこのDVDレコーダーを経由すると、受信レベルが大きく減衰するという書き込みを読んだ記憶がある。結局はDVDレコーダーの内部で分配するときに、低レベルの回路か部品を使っているから異常に減衰するのだろうという話になっており、信憑性がある気がした。

分配器だから信号が減衰するのは承知しているものの、それが事実であれば、天下のSONYも情けないと考えてしまいそうだ。もう少し様子を見よう。

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