わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

レコード針交換

2010年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Rekord02

これは以前にも書いた我が家のレコードプレーヤーだ。実はこのプレーヤーの針がかなりすり減っているのが分かっていたが、もうあまり使わないだろうと言うことから放置していた。もっとも、時たま電源を入れてレコードも聴いたいたし、まだ捨てることは考えていなかったので 、そのままにしていたところ、あるWEBでこのプレーヤー用の交換針が売られてるのを発見したのだ。

Record01

それが上の写真だ。たしか3,675円で、もうかなり前のプレーヤーに最初から着いていたカートリッジ用の交換針である。こんなものがいまだに売られていることにも驚いたが、それほど古いプレーヤーを使っている人がいる方も驚きだろう。さすがに「Technics」ブランドのプレーヤーである。

この交換針の先端は円形だ。実は楕円形の針も売っており、こちらは5、250円である。もっとも私は、レコードを頻繁に聴くほどのマニアでもないし、レコードも数十枚ほどしか持っていないから、あえて高価な楕円形を買うこともない。このままプレーヤーも使わなくなってしまう事もあり得るので、まあこのままで良いと思う。あと数年ほど(生きているつもりだし)使えれば良い程度だ。

というあたりで、これも年末の暇な書き込みの穴埋めというあたりで、今年の書き込みは終わるとしよう。

それでは、これを読んでいる皆さんに「良いお年をお迎えください」でした。

ごきげんよう。

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暇つぶし

2010年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

年末に向けて暇つぶしの話。

Img_2589small

これは何か?

そう、電話機だ。しかも捨ててあった電話機を拾ってきて分解したところ。何のために汚い電話機を拾ってきたのかと言っても、特別理由はない。ただ、一般的に言えば、このタイプの電話機などは燃えないゴミの日でもあまり見かけない。まして、我が家でもこの手の電話機は使うことは出来ないだろう。なぜ??我が家では光電話であるから、この24Vを使った電話機の配線すらされていないので、使用は無理なのだ。それなら捨てておけばいいものだが、なぜか拾ってきた。

見たとおり外観は汚い。中はどうかと分解したが、やはり汚かった。

Img_2590small_2

拡大したところだ。とにかく一年以上も外に放置されていたはずで、その間雨や雪が降っていただろうから、その汚れ具合は相当なもの。特にケーブルのたぐいは、ビニール被覆に汚れがしみこんでおり、強力な洗剤を使っても落ちなかった。内部の基盤もこの通りで、端子部分には緑青が吹いているのが見える。こんな状態だから、もしかして3年以上も放置されていたかも知れない。

Img_2591small

プッシュボタンの部分だ(裏側から見る)。ボタンを押してもザリザリ言って隙間に泥が噛んでいるのが分かる。しょうがないのでボタンを全部取り外し、洗ってきれいにしたが、かなり泥が入っていた。長い間、野外に放置されていたから当然だろう。

Img_2594small

で、いろいろ苦労しながら元に組み立てた姿だ。プッシュボタン式の電話機の再生である。ところで、これをどうするのか??実はどうしようもない電話機で、結局は通話テストも出来ないし、泥などの汚れを取っただけだから、単なる「インテリア」だ。こんなものをインテリアにするなど、馬鹿げている事は十分承知をしている。その上での暇つぶしなのだ。

これをもう少しきれいに光らして、その辺に置いておけば、立派なインテリアにならないかな?本当は我が家には、物置に「黒電話」もある。これは放置しているが、室内での保管だからこいつはまだきれいだ。充分実用にもなろう。

という馬鹿な話をしたところです。

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黒髭 その4

2010年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2579small

いよいよ完成に近くなったあたりです。今日はすでに22日ですから、当初予定していた今月末まではまだ日数があるにせよ、すでに眼球の黒目部分を空けたり、鼻の穴を空けたりしていますが、これ↑は20日の段階でした。これでもほぼ完成に近い状態でしたから、あと数日、細かい修正をすれば「木彫り」の段階は完成と言っても良いぐらいですね。

Img_2583asmall

で、22日の姿です。歯の部分を彫り込んでいます。これでほぼ完成した姿と思って、あとはのんびりと細部の点検を行う予定です。電気スタンドの明かりで、能面をすかしながら光を当て、陰影を作っていきます。そうすることで、でこぼこや彫刻刀のムラが見えてきます。その部分を探して滑らかにしたり、形がちょっとおかしいなと思う部分を、わざわざ見つけながら、全体をまんべんなく調べます。

ところで、人の感覚というものが左右で違うことは知っていますか。たとえば、能面を指先でなで回して、左右がちょっと違うと思いながら、上下を逆にして同じ部分をさわると、なんと同じだった。。。とか、右手側がちょっと低いかな・・と思いながら、上下を逆にして指先で触ると、今度はいや左側が低いかも・・と言う具合です。で、試しに「トースカン」という立体の高さを計る道具を使って寸法を計ると、実は同じだった。など、指先の感覚は左右で違って感じるのですね。ですから、指で触って感じが違うときは、能面を逆にしてまた触ってみるということをしなければ、正しい感覚がつかめないのです。

そう言うことも含めて、とりあえずは年末(月末か)を待たずに素彫りが完成したと言うことでした。今後は、1月から始まる教室にこのまま持って行き、そこで他の生徒の進捗状況を見ながら「彩色」を始めることになると思います。

11月17日に材料を入手してから、約一ヶ月ちょっとと言う比較的早い完成を見たわけですが、これもほぼ毎日、作業を進める事が出来るという「無職・年金生活者」の時間的特権の現れでしょう。それより、能面を作るという趣味を、毎日飽きもせずにやっている自分の意気込みのほうが、勝っているのかも知れません。

ということで、今年のブログの書き込みは、今日で最後になる(かもしれません)でしょう。

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黒髭 その3

2010年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2547asmall

12月7日の進捗状況だ。だいぶ進んだように見えるが、その通りに進んでいる。ただ、上手くいっているように見えるものの、本当は主に高さのところでだいぶ寸法が狂っているのだ。

失敗を恐れて、最初から図面通りの寸法で一気に彫ることは出来ない。一度彫り過ぎれば元には戻らないからで、どうしても寸法は多めに取って、彫っていくことになり、その結果、図面よりも高いまま仕上がってしまうのだ。だから、このあたりから徐々に原寸に近づけようと、細かい彫り込みが必要になり、見た目あまり進んでいないようになる。だが、やっぱり完成を目指して結構進んでいるのだよ。

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今日11日までの進み具合である。これを見る限りはかなり進んだ状態で、うえの写真と比べても完成に近づいたことが分かる。全体をサンドペーパーで磨いて、表面のでこぼこを取ってみると、彫り残しやよく見えなかったところが見えるようになってくるのだ。今後は鼻の形を整えたり、眼球の整形を進めたり、歯の部分を彫り込んだりと、いよいよ最終段階に入ってくるが、あまり早く進んでしまうのも、他の生徒との進み具合に大きな差が出て、これも具合が悪い。

15日は教室の日だから、今の状態のままに持参して、他の生徒の進み加減を見ながら、今後の自分の作業を進めるようにしたい。ただ、自分の作業完了時期を、今月末にしていたので、それにも合わせたいこともあるから、まあ柔軟に対応していけば良いと思うが。

今回の材料は同じヒバ材なのだが、とてつもなく堅い木だった。樫の木とまでは行かないが、年輪がぎっしりと詰まっており、重く堅いために作業がはかどらない。そのために通常の倍ほどの力で彫刻刀を動かす必要もあって、しばらくなかった「腕の痛み」「肩こり」などが出ている。歳も歳だから、ほどほどにしなければ・・・と思いつつも、ついつい作業中の能面に目が行き、手がでてしまうのは、困ったものだね。

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