わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

PCスピーカー

2013年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

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上はCDを使って「エージング中」のもの。

PCスピーカだ。何に使おうとしているのかと言えば、前にも書いたが、改造した「ノートパソコン」に使うため。実は、このノートパソコンにはすでに別のPCスピーカーを使っている。ただ、これは、恐らく平成7年か8年ごろ買ったもので、それでも三菱(DIATONEという別名が着いている)製で現役である。もちろん鳴っているから不便はない。

さて、ここから。

暇に飽かせてネットを覗いていたら評判の良いPCスピーカーがあった。

http://kakaku.com/item/K0000346938/

これだ。評価を読むと随分良いことが書いてある。「本当か?」と思うほどだが、価格や大きさを見ればそんなに良い音が出るとは思われない。がしかし、言ってみれば「評判が高い」のだ。更にはあの「BOSE」よりも良いかも知れないなどと書き込んでいる。これもにわかに信じがたい話だが、価格もたいしたことがないので、試しに買ってみたというところ。

で、最初に電源を入れ、演歌のCDをかけたところ・・・・・????

まあ値段相応というあたりか。音がこもって聞きにくいし、高音がきちんと出ない。もちろん低音など期待する方がおかしい程度。簡単に言えば「一応元気に鳴っているかな」あたり。が、もしかして「エージング」をすればいくらかは良くなるかも・・・と思いつつ、動作確認を兼ねて上の写真になっている。

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これはデスクトップに使っているPCスピーカーだ。ONKYO製でこれも古いものの改良版がまだ販売されている。こちらも人気の商品で結構良い音が出る。普通の使い方であればこっちの方が良い。一応同じCDや音源でで聞き比べもしたが、その差は歴然で、断然ONKYO製が有利。音の広がり、迫力、高音部や低音部なども圧倒的にONKYOが勝っている。値段も倍以上だたし今はゲーム用に使っているが、こちらもまだまだ現役。

ということで、FOSTEXは評判ほど音に関しては良くなかったが、せっかく買ったのでもう少しエージングをしたら、三菱と交換して使うことにする。

今回買った商品は、投稿者の書き込みをじっくり読んでいたから結構期待をしていたのだが、結局は期待はずれで終わった。オーディオ界での「音」などは個人的な主観があって「良い音」「気に入らない音」など好みが分かれるところだ。私はどっちかと言えば「どんしゃり」傾向にあって、それが出来ないスピーカーやアンプなどの組み合わせはあまり好きではない。一応5.1chを楽しんでいるけど、まだまだ「体験的」な環境でしかないので大きな事は言えない。過去にはピュアオーディオも趣味としてきた事もあって、何やら「過大な期待」を、こんな小さなPCスピーカーに持っていたこと自体、滑稽なことでもある。

というあたりで、大いに反省・・・・するほどのことでもないか?

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喝食 その3

2013年02月26日 | 能面

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喝食もここまで進んだ。前回から見てもあまり変化がないよう見えるけど、よく見ればかなり滑らかになっているのが分かる。これらを細かくやっていたことで一週間ほど経っているものの、あまり変化がないように見えるのも、やむを得ないと言うことだろう。

今回は立体型の面型がないことは前にも紹介した。ただ、この喝食はほぼ「小面」と同じ寸法であり、小面には立体型の面型がある。従って、これを活用し、それに合わせて彫っているので作業がやりやすい。しかも、先生から借りてきた見本を脇に置いて、それも参考にしているから、実に作業がやりやすい。

ということで、大筋の形が出来上がってきたので、今後は目や口元を彫っていくことになる。ここも作業としては細かいので、無理をせずに慎重に彫っていく・・・というあたりか。

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喝食 その2

2013年02月19日 | 能面

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さて、前は「喝喰」と書いたが実は「喝食」が正しいようだ。従って今後はそう書くことにする。また、この面の年齢は「お寺に奉公する少年」という位置づけであり、せいぜい今で言う小学生から中学生あたりの年齢らしい。

で、作業の過程であるが、14日から始まっている。上の写真はその時のもの。下は15日までの作業だ。この段階では女面だか男面だかまだよく分からない。

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下の写真は今日19日のもの。写真の2枚目から3枚目までは日数が経っているが、この間は裏彫りをいくらか進めていたので表面の変化が少ないから省いている。さて、だいぶ姿、形が見えてきており、しかも面相を書き込んでいるから、どんな面なのか判別できるかも知れない。特に額に銀杏型の髪型を書いているので明らかに「喝食」しかも「大喝食」になる。この銀杏型が小さいものが喝食で、大きなものが「大喝食」という分類になるようだ。

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まだ材料を手に入れてから一週間ほどだが、順調に少し作業が進んだところを紹介した。




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喝喰 その1

2013年02月14日 | 能面

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しばらくぶりで書き込みをするが、今回は上の写真。先生が彫った面を写真に撮ったものだが、これを彫っていくことになった。

これは「喝喰(かっしき)」と読む。面のいわれはよく分からないが、いずれにしても若者の面のようだ。ヘアスタイルから見れば時代劇で言う「小姓」のような存在だろう。武将あるいは公家で言えば「十六」に相当する年齢だと思う。似た年代では、女面で言えば「小面」より少し年下(10代か)に当たるかも知れない。ま、少年の部類と思えば良いのかな?

いずれにしても「蛇」を2個作ったあとに製作を休んでいたので、おおむね半月ぶりの作業開始である。ただ、今回は「面型(いわゆる型紙)」がなかったものの、完成品があることから、これを参考に面型を作る作業から始まったと言う具合。

型紙作りは特別難しいわけではなく、完成品を写真に撮り、それを原寸大に印刷して更にコピー用紙に書き写し、必要な場所の寸法を測り、書き込んでいけばOKである。ただ、平面図しかできないから具合が悪い。本当は断面図(立体図)も欲しいところだが、ちょっと面倒なので平面図から3次元を想像し、かつ、見本を参考にしながら彫っていくことになる。

もっとも、今回も急ぐ必要はないから、のんびりと進めていくことになる。しかも小面や十六とほぼ同じ形をしている面だし、これまで似たような面もたくさん作ってきたから、あまり心配はないだろう。

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