いやいや、またまた頑張っていますけど、ま、これが日常ならばやむを得ないというあたりです。この、午前中の能面製作はいわゆる「日常」の一部であることで、これをしなければ一日が長く、しかも充実しない日常になります。これも「毎日のウオーキング」とセットになっていますので、どちらかが欠けた場合は、「何かが足りないな」という気持ちになって、寝起きの具合が悪いところですね。
と、前置きはこのぐらいにして、次の能面製作について紹介します。下が見本の写真です。
課題は「不動(ふどう)」です。このお面はすでに6個は彫っています。下と同じものが4個、三井美術館所蔵の不動が1個、そして先生が彫った不動を参考にしたものが1個です。従って、今回に彫る不動が7個目になりますけど、今回の参考写真の不動がお気に入りですから、それを彫るという、ごく単純な理由でもあります。
下が材料に図面を載せただけの姿。これは作業開始ではなく、単に材料と図面を合わせてみただけなので、様子見の状態です。これが20日です。
いよいよ作業開始。21日だが、裏の一部はすでに切り取っている。裏彫りの初期段階でもある。この部分は丸鋸を使った作業なので、材料表面が平らの状態のほうが安定して作業が出来る。この手順としては材料がぐらぐらするよりは、はるかに安全だ。その後に表面の部分の切り取りが始まり、本格的な作業開始となる。
さて、この材料はもともと高さが足りないので、鼻のてっぺん部分に材料を継ぎ足して、高さを稼ぐ・・という非常手段を使った。その作業途中の図でもある。ただ、本当は表面を切り取る前に部分的な補充をした方が良かったかな・・という反省がある。ま、しかし、切ってしまったからしょうがない。本当は材料の時点で十分な高さがあった方がよろしいのは言うまでもない。
下は22日の姿。この状態を見ただけなら作業がけっこう進んでいるように見えるが、実は1日しか経っていないのだ。ずいぶんと時間もかかった? と思いきや、一応は一日の作業時間は2時間が限度であるから、その程度の間にここまで進んだと言う具合。
もともと、このお面は手間がかかるから、せめて12月いっぱいまで持って欲しいと思って決めたもの理由の一つ。そのため、余り頑張る必要はないけど、たとえ1日2時間の作業でもついつい進む部場合があり、要注意だ。調節しながら作業を進めようかな。