わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小べし見2 その2

2021年01月22日 | 能面

さて、今年も順調に能面を彫っているのだが、今のところは昨年と同様に「日課」が進んでいる。従って、作業の進み具合も昨年と同様で・・・と言いたいところだが、さすがに「気合い」が減ってきているかも・・と思うところでもあるのだ。

もともと一日の作業時間は2時間以内と決めている。これは肩や腕の痛み、疲労などを減らすための工夫なのだが、この作業時間が減ってきているのだ。最近では1時間ちょっとしたあたりで「もういいかな」的な気分になり、作業を終える日が増えてきている。もっとも、進み具合の区切りもあるから、一概に短縮したとも言えない場合もあるものの、短くなってきている事は事実。

と言うことも含めて、今年の第一個目の続きを紹介する。

下は11日の結果。前回の報告(9日)からちょっと時間が経っているが、ここまで来るのにもその程度の期間がかかるということか。ただ、上でも紹介したように「作業時間が短くなった」結果でもあると考えれば、まあ、こんなものだろう。

下は15日。上の写真が11日なら、この期間では細かい修正や全体の形造りが、より進んでいる証拠でもある。ほぼ全体像が出来上がっているから、まずは一安心かな。もちろん、この間にも一日をかけて裏彫りを行っているから、それを含めても作業は順調だろう。

さて、下は仕上げが終わったところだ。これは18日だから、15日の上の写真と比べても仕上げに時間がかかっていることが分かる。ただ眼球や鼻の穴はまだ裏側まで貫通していない気配なので、裏彫りも最終段階に入っていることだろう。

で、下は22日だ。2日ほどかけて真鍮製の眼球を作り、はめ込んだところ。1個目と同様に作ったので、作業は比較的簡単。ただ、うまい具合にはめ込む時は寸法をきちんと測り、黒目の部分も含めて何度も修正をしながら合わせる必要があるから、結構大変なのだ。

これで2個目の「こべしみ」が完成したところ。作業期間は約3週間弱だから、意外に早く出来上がったといえよう。もともと完成予定が今月いっぱいだから、余裕でもある。

下は、一個目と並べたところ。左が1個目で右が2個目だ。細部はいくらか違いがあるものの、ぱっと見ではほぼ同じに見える。なら、このあたりで満足をして、一件落着かな。

今後の予定は、素彫りが4個になったから彩色を始めるところ。もちろん、当初からそのつもりでいたのだが、その作業はちょっと一旦休憩。これは、彩色作業の意欲が高まって来るのを待っているところで、数日かかるかも・・・

この部分も含めて「気力が低下している」と感じるところかな。

 

 

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小べし見2 その1

2021年01月09日 | 能面

新年あけましておめでとう。

と、今年もお面の作成が始まったことをお知らせします。今年のお面第一号は、前にお知らせしていましたので、それに決めたところです。それは「小べし見 2個目」です。参考にした写真は下の通りですが、これは一個目と同じものであり、これと似たようなお面が出来れば、一応は完成となります。

今回も、作成を急ぐ理由もありませんから、素彫りの完成予定は「今月中」というあたりで良いでしょう。ただ、どうも予定よりは早めに出来上がりそうな勢いもありますので、それはそれで良いことにします。

下は3日の段階。午後の写真だが、これ以前、いわゆる3日の午前中から作業を開始しており、周囲の切り取りや表面の一部の削りを行って、表に顔の形を書き込んだ状態である。なお、今回に限り、周囲の切り取りには丸鋸は使わず、すべてのこぎりを使って切り取ったために、余計な手間と時間がかかっている。これは、前回の獅子口で失敗した「切りすぎ」を避けるために反省をして、あえて「手間はかかるが失敗を避ける」ということを第一にしたから。まあ、いいっか。

下は4日の結果だ。まずは顔全体の基準となる鼻部分や目の位置、形を彫っていく。これを元に、他の部分の位置・寸法を決めることになるので、大変重要な作業でもある。当然、慎重に計測して大まかな形に仕上げるのだが、表面(上)から見た位置、形と側面(横)から見た位置、形はかなり違っているので、このあたりも充分に考えつつ、寸法を決め、彫り進める必要がある。

下は6日だ。上の段階から2日が経っているけど、これは裏彫りをしていたのでしょうがない。この裏彫り作業は一日の作業時間(約2時間)を必要とするから、日程は合うのだ。

さて、下は7日の写真だ。これは11月15日に仕上がった「その1」と、今彫っている「その2」を比べてみたところ。両方の幅が若干違うが、これもきちんと彫り進んでいけば、いずれは同じ寸法になるから、余計な心配はいらない。なお、その1の眼球には真鍮製の部品をはめ込んだ。

で、今日9日の仕上がり結果。見た感じでは大きな変化は見えないものの、実は目の周辺に力点を置いて、慎重に彫っている。ここさえきちんと決まれば、他の部分は少々形を変えても、それほどの違和感はない程度に仕上がる・・・はず。

というあたりで、作業開始からまだ1週間ではあるが、もうここまで全体像が見える程度に進んでいる。従って、「今月いっぱいの作業日程」までは、まだ3週間もあり、予想以上に作業が進んでいる現実がある・・・という感じかな。

 

そうそう、今年のお大晦日やお正月は、コロナウイルスの影響から子供達や孫達も「実家へ帰宅」を中止した。そのため、およそ10数年ぶりに老夫婦だけの年末年始を迎えたものの、単に「日常が過ぎた」という程度の感覚だったね。

 

 

 

 

 

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