わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

不動 その5

2014年10月25日 | 能面

すでに前回のアップから一週間以上が過ぎたところ。前にも言っていたように、作業がなかなか進まない・・と言うわけでもなかったが、ここ3日程度で最大の難関でもある「渦巻き毛髪」に挑戦していた。

で、上の写真が今日までの3日間で彫った部分だ。前回の写真と比べても、細かい作業だったことが見えると思う。ただ、この出来具合が正解かと言えば、そうとは限らない。と言うのも、実物が無く、写真の上から判断をして形を作っていたことなので、実際とは違う部分の当然あるだろう・・と言うことは容易に想像が付く。がしかし、無いものは見られない。

と言うことから、「まあいいっか」と言うあたりで手を打つしかない。取りあえずは見た目が似ているので、その程度の技術なのだ。ごめんなさいと言いつつ、ご勘弁を願うところ。

これは全体像だ。もちろん、面倒な口の中の彫り込みや牙、更には裏彫りも行っており、見た感じでは概ね(8割ほど)素彫りが出来上がったあたりだろう。ここまでくれば一安心だ。このあとは、サンドペーパーを使って彫ったあとをきれいにすることと、目の中には真鍮板を加工した眼球を作って、入れ込む作業がある。彩色はまだ未定。

というあたりでした。

 


不動 その4

2014年10月14日 | 能面

 

久々の不動である。およそ3週間ぶりの紹介だが、8日に行われた能面塾では、全国レベルの能面展で入賞した友人に点検して貰った。入賞作品は同じ不動だ。従って私の不動の出来具合はどうなのか・・と言う具合に聞いたのだが、「まあこんなものかな?」程度の評価だった。従って、毛髪の部分を除いたところは概ね良しとして、課題の毛髪を描くことに専念をすることにした。

上の写真は11日頃のもの。くるくると巻いた毛髪の表現が難しいので、まずは大まかな形を彫ってみたところ。この巻き毛の部分に、更に細い毛の部分を表現する必要がある。これが実は大変な部分。慌てずに細心の注意を払って細かい彫刻に入っていくのだ。

こんな形になると思う。参考にしたカラーコピーと比べてもだいぶん似ているので、まあいいか 程度。ただ、巻き毛の位置関係や寸法を見るとなぜかおかしいのだ。

参考にした正面図と、自分で作った側面図をしつこく計測して材料の上に再現したつもりだったが、なぜな合わない。これが2次元の図面と3次元の能面の違いだろう。その辺の違いも含めて忠実に再現できなければ、能面師はは言えない。ただ、自分は能面師ではなく、単に趣味で彫っているだけなので、「忠実な再現」が出来なくてもかまわない・・と言う自己弁護で、今回はおしまい。

 

 


鼻瘤悪尉 その4

2014年10月10日 | 能面

さて、4日ぶりの紹介であるが、前回(6日)と比べても余り進んだとは言えない。ただ、よく見ればいろいろな部分で改善が見られ、それなりに手を加えているのだな・・と分かるのだ。もっとも、このあたりまでの作業は3週間ほどかかっているけど、前半は「不動」に集中しており、この「鼻瘤悪尉」に集中していたわけではない。当然、裏側も彫っているので、その部分でも時間がかかっている・・・というあたり。

全体的に見れば、この段階ではほぼ顔かたちが出来上がっており、素彫りの半分が終わったといっても良いと思う。今後は細かい部分の修正をしながら、図面や参考写真に近づけて、仕上がりに進んでいくことになる。

ここ数日は、この鼻瘤悪尉と不動を同時に彫り進んでいるが、いずれも手間がかかる部分の彫り込みにぶつかっており、進み具合はよろしくない。もっとも、単に趣味で彫っているだけなので、いつまで完成しなければ・・という時間的な制約がないから、実に気楽。日課としているウオーキングが終わったあとの暇つぶしとしては、まあ有益な時間だろう。

 


まだ皆既月食かな

2014年10月09日 | 能面

 

夕べが「皆既月食」の当日だったが、ちょっと雲があり具合が悪かったために、今日、再挑戦をしてみた。時刻はほぼ同じの夜6時半頃だ。

結果は見ての通りで、夕べと大して変わりはない様子。ただ、幾らかはっきりして見えるのは、夕べは急いで撮影をしていたので、暗闇でのカメラの設定が、きちんとしていなかった事もありそうだ・・と言うよりは、ピントが甘かったのだろう。

と言うことで、今回はきちんと設定やピントを見たつもり。写真をよく見ると、右上側には月のクレーターも見えている(?)様な感じがするが、気のせいかな?

 

 

 


皆既月食ですが

2014年10月09日 | 能面

 

当地で・・と言うより我が家付近で撮影した月だ。この日は全国的に皆既月食となって、きれいな月が見られたので写真を撮って見たところ。

左下がちょっと雲に隠れた気配もあるが、概ね全体像は分かるし、この赤っぽい色具合が皆既月食の特徴でもある・・らしい。ただ、このあとは雲に隠れてしまい、見えなくなっていた。

過去には通常の月を撮ったことがあって、このときは青白い色をしていた。また、今回の月の表情と、過去の月の表情は同じだったと記憶しているから、いわゆる「同じ面しか地球からは見られない」事の証明にもなるのか。

という、能面とは関係のない部分をちょっと紹介したところ。