予定よりは幾分早く出来上がった。5月から始まる予定だった作業が進んで、4月中になんとが素彫りが出来上がった模様だ。もっとも細かい部分はこれから目をこらして見直していくことになるが、ほぼ完成したと言ってもいいだろう。
課題だった眉毛の模様や頬部分の模様、あごなどにもアクセントを入れているので、まあこんなものだろう。ただ、眉毛の模様については、見本でも写真でもきちんとしたものがなく、およそこんなものだろうというあたりで済ませている。というのも、作者によっていろいろと形が違っており、「これが正解」というのがないのだ。更に言えば頬の部分の模様も同様で、みんな違っている。従って「こんなものかな?」の段階で完成したと言っているのだ。
もちろん、一個目の雷でも同様の問題が起きており、結局は「似たような模様」にしていた。その結果、模様部分(とは限らないが)で言えば一個目と今回の二個目は同じではない。形、大きさ、表情などを含めて「別物」と言っても差し支えのない出来具合なのだ。
前には、同じ人が作れば同じような面が出来ると書いた。もっとも、「似ている」のは確かだが、二つとして同じものは出来ないのが手作りの特徴であり、全く同じものが出来るわけはない・・・と、言い訳めいたことを書いて、今回は「素彫りが終わった」というお知らせ。
この後どうなるのかな・・といえば、取りあえずは真鍮版で「眼球」を作る作業がある。彩色はその後だから、それこそ連休が終わったあたりから始まるのではないのかな?