わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

志のぶ その2

2013年07月30日 | 能面

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その1からだいぶ経っているのだが、まだこんなもの。全体的に滑らかにはなっているので、見た目は進んでいるように見える。もっとも、この状態まで行くと、後はそれほど難しくないと思っている。裏彫りも結構深くまで彫っているから、今後は目の周りと口周りをちょっと彫っていけば、おおむね素彫りが完成するまで行くと思う。

あまり作業を進めないのは、この段階で8月にある能面塾に持って行き、先生の指導を受けても良いかな・・・と思えるほどの進捗状態だから、なにか作業の手が進まないのだ。

前回の課題でもあった慈童は、約1ヶ月で彩色まで終わった状態で先生の点検を受けた。さすがに先生も「早いね」と言っていたが、別に感心して言ったわけでもないだろうと思う。彩色が終わった状態では修正も出来ないので、「苦笑」が実態では・・・・

という具合いだから、今のところはこのままかも知れない。

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志のぶ その1

2013年07月20日 | 能面

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次の課題だ。題名は「志のぶ」。これは能面ではないようで、いわゆる地方の神楽面らしい。別名「信夫」と書いて「しのぶ」と読むこともあるようだが、そんなことはこの際重要ではないので、無視しよう。

上の写真は能面塾の先生が作った見本だ。これを参考に作っていくことになるが、例によって同じものを作る必要はない。似ていればOKだからそのつもりで彫っていくことになる。

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上の写真では、型紙を当てて様子を見ているところ。この型紙も最近の特徴で、いわゆる「手書き」のものだ。実物を参考にして誰かが書いたものだろう。また、表面には各位置の高さが記入されているのだけれど、これがまた、先生の見本とは値が違っている。従って、彫り進んでいくときには型紙の数値を参考にしたほうがよろしい。

見本の高さを測って、それを元に彫ってしまえば型紙とは違ったものが出来上がるのだ。だから、見本はあくまでも「完成したときの出来上がりの姿」と思いつつ眺めておき、実際の作業は型紙の数値を元に彫っていかなければ後々うまくいかないことになる。

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顔の輪郭と型紙に書いてある高さを測っておおまかに彫ったところ。

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更に進めて17日にはこんな状態。7月11日に作業を始めているから概ね一週間の成果だ。今日は20日だから、この状態からもう少し進んではいるものの、その間、裏を彫っていたり表面の修正などをしていたから、見た目はそれほど変化なし。

と言う具合で、また新たな製作に取りかかっているという日々だ。


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増女 その4

2013年07月08日 | 能面

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慈童と同時進行していた増女が出来上がった。顔の表面の色は慈童と同じ色にしたが、男面と女面の違いはあるものの、それほど違和感はない。

この増女は若女と酷似している面だ。違いは「口元」だけ。髪の毛の形なども含めて他の部分はほぼ同じであり、並べてみてもその違いは口の形だけになる。年齢的に見ると若女よりは年増であり、その違いを口元の形で表現しているとも言えるのだが、なかなか難しい話だ。

前にも書いたが、5月の作業開始から慈童2個をを含めて、これらの3個が完成したのが7月7日だから、結構頑張ったという事だろう。公民館活動の他の生徒は、まだ増女1個すら完成していない事を考えれば、やり過ぎとも言える。

さて、次は能面塾での新しい制作課題だが、うーんどうしようかな?

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慈童 その6

2013年07月08日 | 能面

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とりあえず彩色が終わった段階だ。前回の、白いままの顔よりはずいぶんと見られる姿になっているから、一応は完成したと言えるだろう。もっとも、見本の写真とか、先生が作った作品と比べても「良い出来」とは言えないが、初めて作った能面だから、まあこんなものだろう。

1個目の慈童(上の写真は2個目)も作業は同時進行みたいものだから、出来具合も同じようなもの。だからあえて紹介はしないが、ほぼ同じ。この状態で10日にある能面塾の先生に見て貰い、評価をして貰うつもりだ。おそらく、いろいろ言われるかも知れないが、あまり変更は出来ないところまで出来上がっているために、ちょっとしたところの変更になるだろう。

1 前髪をもう少し長く垂らした方がよい。また横に垂れた髪の毛は、ちょっと形が違う。

2 頬にわずかに赤みが欲しい(紅をつける程度)

1項目については、その方がよいかも知れないし、前髪は修正可能だ。横に垂れた髪型は修正できない。

2項目も簡単にできる。

と言うあたりかな?横に垂れた髪の毛は、実は見本をよく見ずに「猩々」をまねたものだ。だから、本来の「慈童」とは違うかも知れない。そのあたりは完成した後に発見し、失敗を確認している。

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慈童 その5

2013年07月01日 | 能面

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数日前からこんな状態。彩色の途中だが、2個とも同じだ。もっと言えば増女も同じ状態で放置している。段階としては肌色に調合した胡粉を数回塗ったところで、顔の表面はこれで終わり。この後は髪の毛を墨で書き込む作業と、朱色で唇を表し、墨で目を書き込む。最後にお歯黒処置を施して全体に古色を掛けることになる。

3日に能面教室があって、そのときには上の写真状態になっている増女を持って行き、生徒の皆さんと進み具合を比べてみる事にしている。そのための作業中断なのだ。自分だけ完成した面を持って行ってもしょうがないから、ある程度の段階でやめておいた方がよろしい。

能面塾(公民館行事の能面教室と、先生が主催する能面塾は違う。私は両方に通っている)の課題でもある「慈童」は、3日以降に行うであろう増女の彩色最終段階と合わせて行う事になると思う。

これらの能面は6月末に完成する話をしたのだが、時間に余裕があったのだけれど、一応は周りの事情も考えて進めているというところだ。

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