わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

新型パソコン3

2008年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

S2231w 新規に自作したVISTA搭載パソコンも、試用期間が2ヶ月になった。これを機にXPと世代交代しようと考えて、机の上に置いてある2台のパソコンを入れ替えた。

VISTAを日常的に使えるようにするためには、やはり双方を入れ替えて毎日VISTA機を使っていなければならない。これまでは日常的な作業はXPを使っていたので、VISTA機はそれこそ「試用」の段階であった。そのため、毎日の作業に耐えうるのかを実践しなければ、その真価がわからない・・・・ということで、数日前から2台のファイルを同期させる作業を進めていた。

昨日、2台を入れ替えてメインパソコンをVISTAにしてたが、今日30日に注文していたナナオFlexScanS2231Wが届いたので、早速ディスプレィも入れ替えた。

これまではメイン機のXP用にFlexScanS1931(19インチ液晶)を使い、予備機(VISTA)にはSONY のMultiscanG400という19インチのCRTディスプレィ(平成11年11月購入)を使っていた。今回、それらを入れ替えてメインにはVISTAとFlexScanS2231W(22インチ液晶)とし、予備機をXPとFlexScanS1931に組み合わせて、この体制でしばらく様子を見ることにしたのである。

FlexScanS2231Wは22インチだが19インチのFlexScanS1931とは、画面の高さが同じであり、横幅が大きくなっただけである。従って隣り合わせで並べて使ってもたいして違和感がない。もっとも、机の大きさや並べる液晶ディスプレィを考えて22インチにしたから、うまく収まったということだ。

24インチのディスプレィも良かったが、価格が約10万円であり、今の机に2台の液晶と2台のパソコンをを並べるのには少し狭いことから、ずいぶんと考えて22インチにしたものだ。1台であれば24インチ液晶にしただろう。

Blog214 結局はみたとおり「一太郎2008」を買った。ワープロソフトはやはり使い慣れたものの方が良いに決まっている。今まで使っていた「一太郎13」はVISTAに対応していないことで、やむなく買ったというところか。

本来であれば「OpenOffice.org」というフリーの総合ソフトを使うはずであったものの、マウスがうまく動作しないことから、結局は使うことをあきらめたのだ。そうでなければ無料で表計算から文章作成まで出来たのだが、しょうがないということになった。これはもしかしてマイクロソフトの陰謀ではないかと思うが、どうだろう。Microsoft Office 2007と同じ機能がタダで手に入ることにマイクロソフトが気分を悪くして、「OpenOffice.org」ではマイクロソフトのマウスが動かないように細工をしていたのかも知れないと真剣に考えた。

もっとも、世界的な企業が、そんなチンケなことで細工などしないと思うものの、「一部のソフトでは正常に動作しない場合があります」などという注意書きがマイクロソフトのホームページに書かれていることは、何を意味するのだろう。

あらゆるハードに対してすべて正常に動作させるソフトを開発することは、並大抵のことではないから、これもやむを得ないかも知れないね。

Blog215 これは何か?そう「Microsoft Office 2007」だ。もっとも異様に値段が安いのは、特別価格だからで、しかもWordとEXCELしか入っていない。が、個人的に使う分にはPowerPointはいらないのだ。だから、これでも十分である。もっと言えば「Word」もいらない。なんと言っても「一太郎2008」を買っているのだから、それで十分。本当はEXCElだけあれば良いのだ。これまで使っていたEXCELはOffice2000に入っていたもので、これもVISTAには対応していない。

でも、期間限定で激安のこのパッケージは、お買い得であろう。実は8400円ちょっとで購入したものだ。これを使って何をするかと言えば、あまりないのだ。せいぜい町内会の会計報告を作る程度に、わざわざ個人的にソフトを買うこともないと思うが、どうだろうね。

いずれにしても、今日以降は本格的にメインパソコンとしてVISTAを使い始めることになったのだ。

だまってXPを使っていれば、自作VISTA機に関わる約20万円の出費はなかっただろう。しかし、退職して家でぼーっとしていたり、パチンコや飲み屋に行って金を使い果たすぐらいなら、好きなことに投資をして、少しでも生き甲斐となれば、これはこれで有効な「生きた金」ではないのかな?なんて考えているが、この考えは正しいのかな?あるいは馬鹿げているのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能面(乙)-2

2008年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog211 しばらくぶりの書き込みである。前回が6日だからもう3週間にもなる。その間何をやっていたかと言っても、特段の変わったことはなく、別に忙しいこともなかった。ただ、能面は急いでもしょうがないので、思い出したようにいじっていた。

21日が教室の日であり、写真程度の出来具合のまま持って行って、他の生徒を見比べてみた。ところが私のものが一番進んでいた。他の生徒の進捗状況を見たら、まだ2~3回程度しか作業をしていないような状態で、とても比べる段階ではない。前回の写真の2枚目はおろか1枚目まで行っていない生徒もいた。そんな状態だから早く進んでもしょうがないのである。

本当は5月7日も教室の日だったのだが、連休の後だから公民館は休み。だからといって教室がある日だけを目指して作業をしていれば、当然作業の進み具合は遅れるから、他の生徒ももっと気合いを入れて進めて欲しいのだが、そうもいかないのかな?

Blog212 右側は、前の先生が教えていた時期に作った「乙」だ。今回のものと並べてみたが、同じ型紙から作っている。よく見ると若干表情が違うことが分かる。

笑った表情で口元が開いているのと、笑ってはいるが舌を出しているような表情のものだ。どちらが本当かと言えば、どちらも本当。型紙と完成品が違うのだ。前回は完成品を参考に作ったが、今回のは型紙を再現したのだ。したがって、両方とも同じ参考書の作業工程を見ながら作り出した面なのである。

細かいところはまだ終わっていないが、これでほぼ完成した姿だ。あとは二重まぶたにしたり歯の細かい造作をすれば、素彫りは出来上がりで、その後に彩色が続く。次の教室が6月4日だから、そこで素彫りを終えて、ついでになくなった岩絵の具を注文し、それが手に入った時点で勝手に彩色を始める予定である。

何と言っても出来上がり予定が7月なのだから、まだまだ先がありすぎるので、その間に別の面を作っても良いのだが、最近は執着心が欠落してきて「まあいいか」などと別なことに時間を費やしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能面 乙(おと)

2008年05月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog208 前に書いたとおり、今年度の能面教室は4月から始まっている。お題は「おと」だから、それを作る作業に入っていた。

これは作業を始めてから2日目ぐらいだったかな。顔の輪郭と、目や口を鉛筆で書き込んでいるところ。四角い材料を「のこ」で切り込んで輪郭を作り、さらに丸みを帯びるようにノミで削っていくとそれらしくなる。更に顔の表面部分を丸のみで仕上げるのだ。

鼻の部分はまだ切り込みを入れたままなので、何だか変であるがしょうがない。初期の段階でこのぐらいになれば、あとは鉛筆で書いた線に沿って慎重に彫り進んでいくことになる。

Blog209 目の部分や鼻の形、口元などを考えながら彫ってみたところ。いきなり深く彫ってしまうと修正が効かなくなるから、本に載っている作業途中の写真や以前に作っていた「乙」を見比べながらじわじわと深くしていくことになる。

何となく福々しい表情が見えてきた感じがすると思うが、このあたりの形をきちんと決めておかなければ後々に影響が出て、かわいらしい顔にはならないのだ。特に目が難しい。本当に楽しく笑っている目は、目が細くて目尻が上がっている。その様子を感じながら彫り込むのだから、余計に慎重にならざるを得ない。

前に作った2個は、いずれも楽しい目をしている。で、それらも含め3個を眺めると、なんと同じ表情になっている。これは、作っている人の感情や思いが表情に表れるらしい。だから、「おと」に限らず、面の顔つきが作っている人に似てくると言う話をよくする。

Blog210この表情が私に似ているわけではないが、性格が出るとなれば、私の心はこんな感じなのだろう。これは彫りだして4日目位の時。ちょうど5月2日あたりの作業である。ここまで来ればだいぶ形が見えてきて、作業をするにも楽しい時期であるが、気を許すと失敗に繋がるから慎重に進めることになる。

この面で特に難しいのは、目である。これが笑っているから細い。しかも、曲線だから、三角刀で切り込んでいくときに無理をすればまぶた部分が欠けてしまう。一気に切り込みを入れるのではなく、最初はその形に刃先を当てるという感じで、じわりじわりと深くしているのがコツである。

が、要領は分かっていても、何と言っても手作業だし、一瞬の油断が「あっ」となって目が欠けてしまうことになるのはもう経験済みのこと。そのために本来の高さより幾分寸法を高めにして作業を進める。そうすることで少し欠けてもその部分を削り直しが出来ると言うことだ。

さて、連休も終わり、遊びに来ていた孫連中も帰ったことから、また暇なときがやってくる。次の教室は21日だから、その頃には更に進んで、もしかすると出来上がっているかも知れない。完成予定が7月だから、あまりに早く作業が進めば、これはこれでまた大変なのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする