わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

新型パソコン

2008年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog200 性懲りもなく物欲が出たので、気が変わらないうちに買ってしまった。ASUSのP5K-Eというマザーボードである。3月21日のこと。

これだけでは役に立たないから、当然必要な部品も買うことになる。手持ちを流用することはない(規格が違う)から、みーんな新しく買った。ケースからFDDの果てまで全部を新品で購入し、いざ組み立てへGO-GO-GO。

前回作ったパソコンは2006年9月。この時は翌年1月に発売されるというVISTAが快適に動作することを目的に、それなりのパーツを買い集めて新規に組み立てたが、Windows XPを入れて動作確認しているうちにそのまま常用するようになった。

去年9月頃にはVISTAを購入していたものの、私の使い方ではVISTAに対応していないフリーソフトを使う必要があり、そのままになっていた。で、毎月買っているパソコン誌でもVISTAが主流になりつつあるので、今頃になってそろそろ始めるか・・・・と言う気分になったのだ。

Blog203 オールアルミのケースに組み込んだところ。HDDが1台しか付いていないが、これはたまたま在庫が1台しかなかったからだ。シーゲイトの500GBだが、今週にはもう一台買う予定である。

どうも評判が良いようで、入荷してもすぐに売れてしまうらしい。だから私も買うことになったのだから、それはそれで我慢をしよう。何と言っても田舎のパーツショップだから、他の店に行って買うと言うことも出来ないのだ。いや、もう一軒あるのだが、場所が分からないので行かない。それに、同じ店から買った方が初期不良やらなにかと都合が良いからそうすることにした。

それ以外のパーツでも同様で、ものがある時に買っておかなければ、次に行ったときにはもうないことが度々あって、ずいぶんと不便をしたものだ。東京に勤務していたときは毎週のように秋葉原に出かけて買い物をしていたが、パーツは何でも売っていた。

いまはそれが夢のようで、田舎ではそれが出来ないから、目指すものがある時に買う事になり、ないときでも注文してから数日~1週間以上は待たなければならない。

Blog204 さて、うまい具合にVISTAがインストールできたところ。いくつかのソフトも導入したところだから、これから動作検証をすることになる。この状態まで、特に具合が悪くなった場面はなく、実に順調に組み上がり、起動し、OSがインストールできてしまった。

パーツの選定も慎重だったし、組み込みも慎重に行った。何と言っても20年近くも前からパソコンをいじっているのだ。組んだパソコンも8台目。素人としては半端じゃない。もっとも、工作は趣味だから、金がかかるのは必要経費であろう・・・・と慰めるのだが。

このブログを読んでいると、趣味に一貫性がないように見えるが、どうだろう。能面の話が延々と出てきたり、お寺や仏像が出てきたり写真撮影の話が出てくることもある。陶芸の話もあった。香の話や、もちろん無線の話(ずいぶん前か)もあったりしたから、支離滅裂に見えてしまう。

現代科学から日本古来の美術まで幅広い趣味を持っていると考えれば、それはそれで前向きだから気持ちも向上するので、長生きをすることになる・・・・はずである。ジャーン。

 

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彩色の終わり

2008年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog197

「おおべしみ」が完成した。前回の上塗りからそのままになっていたので、予告どうりに完成させることにした。

今日の午後から黒い部分と朱の部分を塗ったわけで、時間はそれほどかかってはいない。2時間ぐらいかな?見本の写真をよく見て彩色の位置を決め、鉛筆でマーキングした後、胡分を混ぜた墨(本当は硯でするのだが、墨汁で省略)を面相筆で描いていく。

べたーっと塗るのではなく、一筆一筆描いていくから手間がかかるが、それも趣味のうちだから良いとしよう。また、左右対称なのだが、そんなことは分かっている。うまくいくわけがない。と言うところで自己満足の段階で作業をやめてしまうことになる。

「ま、いいか」の世界で、それほどシビアではないのが趣味なのだ。まして、完成品でも自分の部屋に飾っておくだけだから、ほかに誰も見ることはないし、誰も文句は言わない。

ところで、前にも同じ面にペイントで色を塗ったという話をした。それが次の写真。

Blog198 どうだろう。2年ほど前に作成したもので、今の面とはちょっと違う。額のしわが一本多いので分かるかも知れないが、実は間違って余計に彫ったもの。正解は今回彩色した形なのだ。

水性ペイントだから妙につやがある。てかてか光っており、あまり美しくはないと思ってみていたが、作った当時は満足していたはずである。だんだんと目が肥えてきたのか、気になるところが目に付いてくるのは「面打ち」が上達した証拠だろう。と、これまた自己満足をする。

さて、見本とは若干違う出来映えとはいえ、能面をよく知らない人が見たら感心するに違いない。事実、成果発表会や文化祭などで聞き及ぶと「ふーん、すごいね」なんて言われる。知っている人は「大したことはない」と言うだろうから、それはそれで構わない。

平成19年度の能面作成作業は今日で終わる。新年度は4月中旬から始まるので、それまでは作業がないから部屋をいくらか片づけておくと、少しは広くなった。いままで、道具を全部部屋の中に広げたままにしていたので、よけながら歩いていたのだ。

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彩色4

2008年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog196 選挙も終わり、2カ所から頼まれていた卒園式の写真撮影も終わって、何もすることがなくなった気がして少し気が抜けた気分だ。

前回の彩色が終わったことで、彩色はしばらく休むつもりでいた。眼球や歯用の金色の材料もなくなったのでちょうど良いと考えていたところ、この面を見て、「眼球を真鍮板で作ったら、歯がないので金色は無くても良いかも」と考え出していたのだ。結局は、眼球がうまく作れたら彩色をしてみようと言う事になって、数日前から真鍮版を加工する作業をしていた。

これが一応はうまくいった。もっとも、細部の型あわせは相変わらずうまくいかず、ずいぶんと面の眼球部分に合わせようとしたものの、どうしても隙間が生じてしまう。また、眼球の曲面と真鍮板の曲面がなかなか一致せずに、はめ込んでみるとどうしても浮いた状態になる。

木型がもともと「般若」のものだから、この面の眼球とは大きさや曲面の深さが違うため、合わないのだ。それでも気合いと忍耐で無理矢理近づけて、あとは接着剤で強引にくっつけてしまった。それが上の写真の状態だ。

まあ、何とか真鍮製の眼球が付いたので、彩色を進める。下地胡分は前に使ったうす紫色の胡分(にかわ液で溶かしたもの)が余っていたので、それを使う。捨てるのはもったいないので取っておいたものだ。本当は使った都度捨てて、新しく作った方がよい。が、けちなので取っておいたのだ!!。

最初に塗るのは木地にしみこませて、それ以降の上塗りをしやすくするためだから、白でなくても良い。仕上げの色に近ければなお良いから、使ったと言うことである。で、2回目以降の上塗りには、新しく胡分を溶いて仕上げ色にした。それが上の写真の段階である。

Nomen001これは、完成予想図で、自分の作品ではない。いわゆる「見本」であり、インターネットから引用したものだから、本当は作者の了解を得なければいけないのだ。

これを見本に、今後の彩色を進めるのだが、まずは赤い色の部分を描いてから、髭や眉毛などの黒い部分を、墨で書いていくことになる。この見本では、眼球は金色で描いているから、その部分では私の方が手間をかけている事になるが、その外の彩色ではとてもかなわないだろう。写真をじっくり見てうーんとうなっているところだ。

描き出せばすぐにも終わってしまうから、この作業は今月中の楽しみにしておくことにしよう。

実はこの能面は「おおべしみ」というもので、3年ぐらい前に2個作っていたものだ。そのうちの一個は、すでに水性塗料で彩色をしており、家の玄関に飾ってある。その時の色見本も、上の写真と同じだから、今回も同じように出来上がるだろう。

ということで、今年度の彩色は本当にこれで終わりになる・・・

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選挙だ

2008年03月10日 | インポート

9日に選挙が終わった。

これはわが町の議会議員選挙の話である。去年は選挙が多い年だった。4回あった。最後が7月30日で、それからすでにだいぶ経っている。

今年初めての選挙が、この市議会議員選挙であり、今年はこれだけなのかなと思うものの、まだ有るかも知れない。で、これまでのように「投票所立会人」をやってきた。投票所の光景は、去年のブログにも4回ほど書いているので、それを読むとよく分かる。今回も同じであり、特に書くことはない。

投票所の係は同じく6人で、立会人も同じく3人だった。時間も同じく朝の7時から夜8時までで、13時間をパイプ椅子に座ってじっと我慢の子にしていた。投票が終わって投票箱を開票場に持って行ったのも同じ作業だし、だいぶ慣れてきたものの、時間が長いのには相変わらず閉口する。

今回は、市議会議員だから市民の関心も、つながりも一番深いことから、投票率も70パーセントを若干超えた。が、前回の投票率より下がったらしい。当市の特徴で、仕事の関係で転勤してきた連中が住み着いているものが多い。数年でまたどこかに転勤するやからだ。

これらは、市議などには関心はない。従って投票する気もない。約3万数千人の有権者のうち約1万人近くが棄権した。1/3弱が選挙に関心がないことで、投票率も下がり、投票所も閑散としていたものだ。

去年から見ていると、面白い傾向が見えた。投票に来る人が大体同じなのである。と言うことは、同じ人が選挙に関心を持ち、まじめに投票をしに来ると言うことだろう。それでも、国政選挙などから比べたら、市議会議員の選挙では関心の度合いも違うので、投票率は国政選挙よりも高くなる。

毎回だが、市内の事業所や土建業などは組織票として動く。従って個人的に関心がなくても、会社の命令で投票に来る連中もいる。で、投票率も上がると言う図式だ。

さて、投票所の一番乗りはここ3回ほど同じ人物だった。近所の年寄りで、投票開始時刻前に入り口前で待っている。前にも書いたが、一番乗りは投票箱が空っぽなことを確認して、署名する権利がある。それが良いらしい。すっかりお馴染みになって、だんだん慣れてきており、今回など7時前から会場に入り込んでうろうろしていた。

本当は違反なのだろうから、やはりけじめを付けて時間前には会場に入れないようにした方が良いと思う。投票が始まる前に投票用紙や関係書類を持って遁走されるなど不測の事態が起きたら大変だろう。

この投票所(体育館)は、以前勤務していた学校だから勝手はよく知っている。ということで、9日は一日中小学校の体育館の中で過ごした。いや長い一日だった。

追記:わたしが支持した候補者は落ちた!!なんで?まあいろいろあるわな。

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発表会

2008年03月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog188 平成19年度の「学習成果発表会」だ。毎年行われているが、今年度も「能面教室」の生徒がこの一年間で作成した能面を発表している。写真にはないが、この「般若」のほかにボードの裏面には「翁」も展示してある。

「教養教室」と「高齢者クラブ」があり、展示部門だけではなく、お茶会や舞台部門もあり、舞台では日舞、詩吟、民謡舞踊なども行われていた。

市が主宰する教養教室だから会費は無料であり、暇がある年寄りが集まって一年間を過ごすという単純な図式で、たくさんの市町村も行っている、ごく一般的な活動である。

Blog189 これは生け花教室の部門。この一部だけではなく、三方向に花が生けてあるので、好きな人はゆったりと眺めていた。ただ、あくまでも教室の生徒のものだし、花は実費だろうから、まあ普段の稽古よりは若干高価な切り花かも知れないが、11月に行われる文化祭の時のような豪華なものはない。それでも精一杯の腕を振るったと言うところか。

このほかに、木彫、短歌、俳句、裂き織りなどの教室も作品を展示していたが、いずれも文化祭の時のような出品数ではなく、いささか寂しいものになっていた。また、見学者の年齢層も出品者に会わせて「高齢者」が多いのは当たり前というところ。

Blog190 陶芸教室、書道、墨絵などが展示されている。いずれも初心者という触れ込みではあろうが、書については初心者とは思われない力作が展示されていた。もっとも、能面教室にも言えることだから文句は言わない。

能面教室などは、生徒経験10年選手が展示しているのだ。とても初心者ではないが、そうでもしなければ新規の生徒自体が少ないので、教室の継続すらあやしい実態がある。従って、毎年、生徒の新規募集をしているが、各教室でもだんだんと人気が無くなってきているようなので、「新規入学者だけ」という決まりを厳守すればバタバタと閉校することになるのだ。

本来は、一年間のみ体験させて、2年目以降は興味のある人が、それぞれの講師が主宰する「自前の教室」に入り、そのなんとか教室の運営を支えるやり方が望ましい。が、それは分かっているものの、何と言っても月謝がかかるから年金生活者は二の足を踏むという構図だろう。

ということで、この一年間を楽しませてくれた「能面教室」も、2日で終わった。あとは4月になったら「新規入学者の募集」があり、10年選手が「入学」することになる。

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