下の写真は26日までの姿。ここまで来るとほぼ全容が見えてきた。20日から始めた作業だったが、一週間程度でここまできたという場面。ずいぶんと早いと思うものの、毎日彫っているからこれも当然かも知れない。ただ、前回も書いたが、余り根を詰めて行えば健康を害することにもなるので、ほどほどに・・・かな。
で、下の写真が今日30日だ。上から4日も経っており、過去の例で言うと「素彫りの完成か?」と言えるほどの日数も経っている。ただ、実はこの間に、市老人クラブの総会があって、昼間から酒を食らったり、庭木の手入れをするなど、能面彫りにばかりに集中していたわけではない。従って、一応、出来具合は7割程度と言ったあたりか。
いずれにしても、2個目の祖父なので、作業の進み具合は極めて順調でもあったが、ある程度表面が出来上がった状態で、木ずちを使った裏彫りを強引に進めた結果、下唇が欠けてしまった。これはまずい。
ここまで表面が出来上がったなら、裏彫りは彫刻刀をメインにした手作業で「やさしく」行うのがスジ。それを面倒がってノミと木ずちを使ってガンガン彫ったところ、なぜか部分的に欠けたという具合。もっとも、補修作業は心得ているから、ちょっとだけ欠けた部分に補修材を盛り上げたの図。
こうしてみれば、両耳も出来上がっており、あとは目を彫ったり口の中を彫ったり、最後に額のしわ、頬のしわ部分を彫れば、素彫りは完成する。これは6月14日の能面塾・・いや、次の能面教室がある6月7日には素彫りが終わっていることだろう。
まあいいっか。