わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

祖父2 その2

2017年05月30日 | 能面

下の写真は26日までの姿。ここまで来るとほぼ全容が見えてきた。20日から始めた作業だったが、一週間程度でここまできたという場面。ずいぶんと早いと思うものの、毎日彫っているからこれも当然かも知れない。ただ、前回も書いたが、余り根を詰めて行えば健康を害することにもなるので、ほどほどに・・・かな。

 

で、下の写真が今日30日だ。上から4日も経っており、過去の例で言うと「素彫りの完成か?」と言えるほどの日数も経っている。ただ、実はこの間に、市老人クラブの総会があって、昼間から酒を食らったり、庭木の手入れをするなど、能面彫りにばかりに集中していたわけではない。従って、一応、出来具合は7割程度と言ったあたりか。

いずれにしても、2個目の祖父なので、作業の進み具合は極めて順調でもあったが、ある程度表面が出来上がった状態で、木ずちを使った裏彫りを強引に進めた結果、下唇が欠けてしまった。これはまずい。

ここまで表面が出来上がったなら、裏彫りは彫刻刀をメインにした手作業で「やさしく」行うのがスジ。それを面倒がってノミと木ずちを使ってガンガン彫ったところ、なぜか部分的に欠けたという具合。もっとも、補修作業は心得ているから、ちょっとだけ欠けた部分に補修材を盛り上げたの図。

こうしてみれば、両耳も出来上がっており、あとは目を彫ったり口の中を彫ったり、最後に額のしわ、頬のしわ部分を彫れば、素彫りは完成する。これは6月14日の能面塾・・いや、次の能面教室がある6月7日には素彫りが終わっていることだろう。

まあいいっか。

 

 

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祖父2 その1

2017年05月23日 | 能面

今回からパソコン関連ではなく、また能面の製作に戻った。

で、今回、能面教室で手に入れた材料は「深井」の材料だったが、私はその前に能面塾で手に入れた、あの長尺物の材料で彫ったために、この「深井」用の材料が余った。更には能面塾での作業のための次なる課題も決めなければならないので、この余った若干大きめの材料を使い、「祖父その2」を彫ることにしたというあたり。

さて、2個目になった祖父なので、前回自分で彫った見本もあり、恐らく作業も順調にいくだろう。その作業経過が次の通りだ。

「深井」の材料を使い、「祖父2」の作業を始めたのが上の写真。作業開始が20日だが、すでに出来上がっていた「祖父1」を乗せてみたところ。ちょうどうまい具合にぴったりの大きさだったものの、厚さが20mmほど低い。これは前回と同じ状況だったので、前回と同様に、鼻の部分を別の材料で継ぎ足してごまかすことにした。

幸いにも前回の「継ぎ足し材料」が半分だけ余っていたので、それを使って鼻の部分を継ぎ足したあとに、周囲をいくらか彫った結果が下の写真だ。21日の姿。

これを見る限りは違和感はない。材料の表面に顔の形を書き込んでいるが、このまま彫り進んでも特に不都合は無いだろう。また、裏彫りは若干早めに行っている。22日には、上の写真では見えないが約2時間をかけて裏彫りを行い、すでに第一段階の裏彫りは終わっているところだ。

上は23日の出来具合。今回は型紙と素彫りが終わっている祖父1を目の前に置いて、どんどんと作業を進めているために、気合いも入ってずいぶんと進んでいる様子が見える。まだ作業開始から3日目なのにずいぶんと早い。ただ、気合いが入っている反面、肩や腕、更に腰部分にも負担がかかっている気配もあり、痛いよ~~。

このため、去年暮れ近くに腰痛で通院していた時に、余計に貰った(買った?)貼り薬を適時に活用して、何とか痛みを抑えているところ。ああ、無理はしないと言っていたのに・・・うーん。

 

 

 

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NAS を導入した

2017年05月16日 | 能面

表記の通り、NASを買った。

NASは各社から発売されているのだが、私が買ったものは「Synology DS216j」というもの。この評価については様々なところから出ているので、いまそれについて言えることはない。と言うよりも、そもそもNASを導入したのは初めてで、それについて評価をできる知識もない。従って、単に評判の良い製品を買ったという具合だ。

もともと、自分がため込んだパソコンデータを外部に保存する機器といえば、一般的な用途では「外付けHDD」が用いられる。これはUSBを使った外部HDDでもあり、こっちのほうが操作は簡単だ。従ってこれまでも私は5台の外付けHDDをつないで使っている。1TB×2台、2TB×2台、予備が一台。常用する2台のデスクトップならこれで十分であろう。主に孫たちの写真や紅葉、花の写真など、10年もため込んだから恐らく数千枚もあると思う・

で、今回わざわざNASを買ったのは、単なる興味から。「NASとは何ぞや」という興味をもって・・それから、例のAmazonやIOデータからのお知らせメールを読んでいたら、急にその気になったという具合でもある。単純、単純、自分の歳も考えずにね。

 

で、早速調べて「ポチッ」と注文したところ、2日ほどで荷物が到着してしまった。あれあれ。それが下の写真だ。包装は万全だ。さすがアマゾン!!

上は本体と同時に注文したHDDである。

中身を出したところ。本体、各種ケーブル類と電源である。

本体のケースを開けて、まさにHDDをセットしようとしている場面だ。HDDはSeagateのNAS専用?と称されるもので、オオカミのマークがついている。容量は3TB×2個。この程度の容量があれば、今の写真データは全部収まる予定。というよりも、今使っている外付けHDDが2TBで間に合っているから、今後も2~3年はOKだろう。それ以降は考えない。また、RAID-1設定にするつもりだから、2個が必要という話でもある。

で、同容量の他メーカ(WD)のHDDも考えたが、ま、息子が同じNASと同じオオカミマークのHDDを選んでいるから、幾らか信用できるかな・・と思ったりして。

ケースに収めたの図。デスクトップパソコンを10台以上も組んだ経験者からすれば、単にHDDを組入れただけの話で、いともつまらない。

組み上がりは上の通り。それほど大きくないから、パソコンの横にちょっと置いて・・・

必要なソフトをインストールして・・・

勝手に設定を始めたところ。

これでLAN経由の外部記憶装置、いわゆるNASの環境が出来上がった。ただ、初めての記憶装置なので、いまいち使い方が良く分からない。だから、この後はまず使い方を覚えて、大切なファイルをコピーしながら徐々に勉強して行こうと思っている。

このNASは機能も充実しており、使い勝手が良いという評価ではあるものの、使い方が分からなければ単なる「猫に小判」である。そのため、能面を彫りながら、徐々に活用していくことにしようかな?

 

久々のパソコン関連の話・・でした。

 

 

 

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深井 その2

2017年05月15日 | 能面

さあ、今回はなぜか、作業のし過ぎ傾向であり、肩の痛みや腕が疲労しているところ。これは特にまじめに進めていた訳でもないが、なぜか進んだのだ。以降の写真は11日からの作業結果なのだが、次の通り。

下の写真は12日だ。ずいぶんと進んでいるように見えるものの作業開始から2日目。午前中までの結果だ。

下の写真はこれも12日。これは午後に少し作業を進めたところ。ただ、一日の作業量としては特に多いわけでも無い。恐らく一日で2時間強かな。それでもやり過ぎとも言えるが・・・

下の写真は13日だ。作業をちょっと進めていたら、ずいぶんと出来てきたぞ!!完成度も6割以上か。

下の写真は今日15日に、上の写真から2日経ったところを撮影したが、すでに表面をきれいにしている。これはもうほぼ出来上がっている状態だろう。もちろん、今回は裏彫りもほぼ出来上がっているから、完成度としては8割以上かな。

こうなれば、あとは目の部分と口の部分、鼻の穴などを彫り込む作業を残すのみであり、これもすぐに出来上がるだろう。

ここまでの作業期間はなんと5日目。一週間も経っていないから「異常なスピード」と言っても良い。どうしてこんなに早いのかと考えれば、作業自体が簡単だからと思う。最近はあえて「めんどくさいお面」を、わざと選んで彫っていた。そのため手間がかかっていたから当然として時間もかかる。それが当然と思えるような毎日だったこともあって、「能面彫りは時間がかかる」のが普通だった。

今回は技量も上がっていたこともあるけど、これまで多くの女面や少年の面を彫っている。そのため、「次の手順はこうだ、出来上がりもこんな風になる」とすでに知識を持っているから、大胆にノミを入れたり削ったりが可能だった。そんな事も含めて一気に作業が進んでしまったというあたりだろう。

この「深井」は能面教室の課題なので、他の同僚は9月頃までが1個目の作業期限になる。私は今月で・・と言うよりも次の講座の日でもある5月24日には素彫りが完成する事になる。で、その後9月までは何にもする事がなくなってしまうが、ま、その時は残った長い材料を使って、他の女面や少年の面を3~4個を彫ることになるはず。

もっとも、能面塾の塾生でもある私は、こっちの課題を彫る事も自由に出来るから、まあ、不自由はないだろう。

 

 

 

 

 

 

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深井 その1

2017年05月11日 | 能面

「祖父」の素彫りが終わったのは4日あたり。それ以降の数日は細部の修正や裏彫りの仕上げなどを行っており、遊んでいたわけではない。で、昨日10日に能面塾と能面教室があって、時間で言えば5時間ほどの作業時間があった、しかし、その時間を目一杯作業していたわけでもないから、まじめに座っていたのは、ま、せいぜい2時間ほどかな。それ以上の活動は、健康的にもよろしくないから、いわゆる「さぼり」の時間でもある。

と言う事から、今年度の能面教室の課題が決まった。前回にも書いたが「先生は資料と材料を持ってきた」ために、10日から新年度の教室が5人の生徒全員も集まって順調に始まったというあたり。

で、今年度の1個目の課題が「深井(ふかい)」というお面である。説明によれば以下の通り。

”人生の経験の深さと、母性の愛情や悲しみを表現した、味わい深き品格を備えた面”  

と言う事らしい。参考のお面の写真は次の通り。

まあ、説明と合致するのかは良く分からないのものの、一応はこれまで多く彫ってきた女面の1種類だから、彫る作業は簡単な部類に入る。従って今回も素彫りの完成予定は概ね1ヶ月程度だろう。もしかして5月中にも素彫りが完成するかも知れない。

今回は図面があった。それを材料に載せたのが上の写真。ただ、材料の横幅が2~3mm程度足りないものの、誤差の範囲だからOKである。ただ、材料が下に若干長いが・・・・

これが今回の材料だ。長さが概ね100cmほどある。しかも盛大に節(ふし)跡も見える。ま、材料の品質ははっきり言って悪い。ただ、そのために値段が「安い」のも事実。これは「高くても良い材料」か「悪い材料でも安ければ良い」かの評価判断だから個人差がある。私はケチだから後者を選んだのだけどね。

この材料は「女面」あるいは「少年の面」しか彫れない程度の寸法なので、上手に切り取ってあと3個(うまく行けば4個)を彫る材料にしたい。そのため、今後の数ヶ月は女面か慈童、喝食、十六など少年の面に使えそうだ。もっとも、「節」の処置ために余計な手間がかかって、余り歓迎できる話ではないのだが。

上は切り取った材料だ。11日の作業結果と言う事になる。よく見れば、早速「節穴」が見える。ここを、どの場所に持って行くかが重要で、今回は細かい作業がいらない「頬の部分」に持ってきた。ただ、節が見える範囲から木材の中に、どの程度潜り込んでいるのかが分からないので要注意でもある。

これも11日の結果。一日でここまで進んだから、余り気合いを入れすぎると腰痛や肩が痛み出すので、ほどほどにしなければならない。

と言うことで、新年度の能面教室が始まったという報告でした。

 

 

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