わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

生成 その3

2012年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

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21日までの作業。おおざっぱな形に仕上げているだけで、まださっぱりと分からない。孫連中もいなくなったから十分に安心して作業が出来る環境に戻ったものの、数多く撮った写真を見ながら進めているのだが、なかなかイメージがわかかない状態だ。大筋ではこれまで彫った各種の能面と同じ手順と思うから、そんなに難しく考えることはない・・・と思う。

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そう考えて進めていると、何となく形が見えてくるから不思議だ。ただ、角が生えている部分は少し考えなければならないと思う。これまで作った面で角が生えている能面は「般若」であり、すでに数個も彫っている。ただ、この般若の角は別途作っておいたものを後付けしており、形や取り付ける位置などは後でじっくり考えながら取り付けることが出来た。今回はそうではなく、額に角部分を一緒に彫り込むようになっている。そのため、位置や角度などをきちんと測って彫る必要があるのだ。

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で、今日23日の作業である。実は今回初めて先生から見本の面を借りてきた。これは最初にで紹介した彩色した面ではなく、この前の段階の素彫りの面である。ただ、ほとんど出来上がっているから、それを見ながら彫っていくと実に効率的に作業が進むことになる。いわば実物が手元にあって、それを参考に彫っているようなものだから、写真では判断が出来ない部分もよく分かるのだ。最近作った「不動」「いかづち」「鬼」なども先生のところには見本があり、借りることも出来たのだが、「自分だけで何とかなる」と意地を張って作った結果、失敗した実例も多い。今後は意地を張らずに素直に見本を借りてきて、作るようにしよう。

ということで、だいぶ形が見える状態になったと言うことである。この環境のまま行けば、早い段階で素彫りも完成するから、実に効率的だ。ただ、あと2週間ほど借りたら返納するつもりなので、それまでの期間はじっくりと、かつ速やかに作業を進めて行かなければならない。

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