久々に真空管の登場だ。これは「6BM8」を2本使っている。見た感じでは真空管アンプであろう。「6BM8」だから初段と2段目は3極部分を使い、電力増幅部分に5極プッシュプルを使っていれば、タマ2本を使った通常の回路である。
さて、それにしても電源トランスと真空管しかない。前面に電源スイッチ、ボリュームが見えるが、そのほかの部品が見えない。一般的には平滑チョークや出力トランスがありそうな場所にも、何にも見えない。まあ、シャーシの中に入れていれば見えなくても良い気もするが、それにしてはケースが小さいな。
実は、これらの部品は、前に作ったアンプの部品を取り外して放置していたもので、それらを再利用しながら「アクセサリー」を作ったと言うことである。いわゆるインテリアだ。そのためにめいっぱい小さいシャーシ(これも放置していたもの)に組み込んで、「6BM8」のフィラメントを点灯するだけの回路を組み込んであるのだ。
真空管が点灯するほのかな明かりを鑑賞しながら、音楽を聴くのが当たり前なのであろうが、デジタル機器のアンプは複数あり、しかも使っていないミニコンポもその辺に置いてある。だから、改めて真空管アンプを作る必要はないのだ。探せばキットも売っているので、作る欲求を満たすのであれば、それらを利用するのも良いだろう。が、ちょっと無駄になるから、真空管の明かりを鑑賞するだけの欲求を満たすのであれば、これでも間に合う気がすると思う。
物置には、まだたくさんの真空管が眠っているのだけど、どうも、今後は出番もないようだし、抵抗やコンデンサもなくなっているから、球を使ったものは作れないしね。
ということから、単に真空管のフィラメントが点灯するだけの「管球アンプもどき」を作って、昔を偲ぶ・・・という年寄りのノスタルジーを満足させたところ。おかしいかな??
うん、ちょっとおかしくなってきている気もするが・・・・やばいぞ。。。