さて、いよいよ素彫りが終わった感じだ。面倒な台座も一応はそれらしく出来上がり、乗せてみたところ。おおむねこんな姿になったから、これはこれでしょうがないと思うのだが、これでも一生懸命毎日のように2~3時間をかけながら彫ってきた。
作成期間は2体で一ヶ月と一週間ほどか。ただ、この後に「ニス」を塗ろうと思っている。もともと見本とした地蔵さんは白木の素彫りだと思うものの、今回は材料がきれいな「檜」ではなく、当地に生息する?ひばの木なのだ。従って木目も粗いしきれいに彫れなかった。そのため、雑な仕上がりになって、美しくない。
ということから、言わば「アラを消し去る」目的と、今後の材料の劣化を防ぐためもあって、ニスを塗ればごまかしが効く・・・という、制作者の意図もかなうのでは・・・と言う期待があるのだ。
午後にでもホームセンターに行ってニスを買ってきて、今回作った2体と第1作目の地蔵に塗ってしまおうということで、今回の「地蔵製作の作業」は終わることにする。
この後は、作業途中の「鬼」に気持ちを集中させて、また趣味の世界に没頭することになる。いや、実に疲れた感じがした一ヶ月だったね。