わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小獅子2 その2

2022年03月06日 | 能面

月が変わって3月だ。これを年度末とも言う。

2月11日から作業を進めてきた「小獅子」の2個目だが、すでにお知らせしたとおりに作業は進んでいる。ちょうど今週の金曜日で一ヶ月目なので、余裕を持って「素彫りの完成」としていたところ。で、結果は以下の通り。

下は3日の写真だ。ほぼ出来上がっているので、この時点でもあと数日で完成するはず・・ただ、毎回書いているように口の部分にはかなりの日数がかかっており、これだけでも1週間以上は要するほど。もちろん、見たとおり牙の部分には若干の失敗を補修するために補修材を使用している。更には早めに裏彫りを進めていた結果、裏側の口の周りを深く彫りすぎたらしく、舌の造作の仕上げの段階では必要のない部分で裏側に貫通してしまった。これは大失敗だ。そこにも補修材で手直しをしたという具合。うーん・・だな。

で、下の写真は仕上がりだ。5日の写真だが「完成」ではない。ここから更に細かい部分を点検し、修正をして240番のサンドペーパーで磨いて完成となる。その日が今週11日あたりだろうから、結果としておおむね一ヶ月の作業日程となる・・という計算かな。

さて、彫り上がった2個の「小獅子」を並べてみたところ。左が1個目で右が2個目だ。厳密に見れば若干の違いはあるし、その違いも分かるが、まあ同じ型紙、同じ人物が彫った結果は見ての通りで、ずいぶんと似ている。これは前にも書いていたが、同じ人が同じ課題を彫れば、その表情はかなり似てくる・・という現実があり、それが実証されたと言うところでもある・・のかな。

 

ということで、今年度(令和3年度)の趣味講座でもある能面教室は無事終了した。結果は恐らく月に一個の仕上がり・完成だから、今回は12個のお面を彫ったのだろう。いや、たいしたものだ・・と自画自賛をするところでもある。

 

いずれにしても健康管理の日課として毎日定期的にお面を彫ってきたが、これが今後、いつまで続けられるのかは不明。もちろん自分の健康や周囲の環境、あるいは他の要因も考えられるし、自分だけの努力では成し得ない場合もありうるから、これからも気持ちに余裕を持って、前向きに進もう!!

 

 

コメント
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