わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

知恩院

2007年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog078 久しぶりのお寺である。4月22日以来だから、もう1ヶ月以上も書いていない。毎週本を購入しているから書けそうなものだが、この間に発売されたお寺には、残念ながら参拝していないので書かなかったというわけである。高野山、唐招提寺(これはもう書いた)、平等院などだ。

今回は知恩院で、これは京都にあるお寺だから行ってきたところだ。で、ここについての感想文があったので書き出してみよう。清水寺を見た後に行っていた。

平成4年10月17日

北に歩く。「平安神宮」に行くつもりでどんどんいったら、結構大きな五重の塔が見えたので行った。八坂の塔といい、それだけ道路っぷちに立っていたのでちょっと見てまた北に行く。

裏通りの静かないかにも京都らしい道を歩いていたら、いつのまにか「丸山公園」に出た。静かなたたずまいの良いところだが、とりあえず関係がないので通り越して更に北へ行ったら、かなり大きな三門に出くわした。「知恩院」だ。天台宗だったかの大本山である。

急で広大な石段を登ると、そこに徳川時代に作られた日本最大の三門があった。さらに急な石段を登りきったところに境内があり数多くのお堂が立ち並んでいた。余り多いので全部見る事は出来ない。じっくり見ると半日くらいかかりそうだ。それで目玉だけにした。

まず本堂(御影堂)。350年前の作りで法然上人を安置する。東本願寺ほどでないがこれも大きい。中へ入って思わずうなった。さすが大本山である。正面には金色に輝く広大な仏壇とでもいおうか、あんな大きな50メートル以上もありそうな仏壇は見た事がない。ここの本堂であれだけだから、もっと大きな東本願寺(扉がしまって見る事が出来なかった)なら圧倒されてしまうに違いない。すばらしい曼陀羅の世界に思わず正座をして合掌した。「観自在菩薩行深般若波羅密多時・・・・・」

その他、勢至堂、法然上人廟堂、大鐘楼(日本3大鐘楼)を見た。特に大鐘楼は、テレビで除夜の鐘に毎年出てくるし、それに本物は大きかった。たて5メートル厚さ30Cmということだが、あんな大きな鐘を見たのは初めてだ。いや感動した。

というところで終わっている。この後は「平安神宮」に行っているから、それが発売されたら発表しよう。

「感動した」という言葉は、かの小泉純一郎元総理大臣が大相撲の千秋楽に、総理大臣杯を貴乃花に授与したときに言ったと思ったが、いずれにしても良いことだ。

Blog079これは24日新発売の「日本の仏像」第1回配本である。この本は「古寺を巡る」と発売元が違うから、別の企画であろう。中身を見ると表題の通り仏像について詳しく書かれている。写真も多い。値段も同じ程度。毎週木曜日が発売日だ。(「古寺・・」は火曜日発売)

これは何だろう。「古寺を巡る」にも寺の建造物はもとより、当然として仏像が紹介されている。これまでは毎週「古寺を巡る」を1冊だけ買っていて、一応満足していたのが、今度は仏像をターゲットにした本が新たに発売されたのだ。さて困った。

今回は興福寺の仏像が紹介されており、予告を見るとこれまで購入した(見学した)「古寺を巡る」と同じようなお寺の仏像が予定されているようだ。その数およそ30カ所。

似たような企画の本が出てきたことで、私は両方を買うことになるのか?

ちょうどAVマガジン(アダルトビデオではなくオーディオビジュアルだぞ)の定期購読が今月で終わったから、今のところは両方を購入して、少しの間様子を見ようと思う。

ちょんちょん。

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能面その4

2007年05月31日 | インポート

Blog076 あまりきれいではないのだが、まあ制作途中だからしょうがない。これはあごの部分を切り取ったまま、面の裏に色を付けたところだ。

色は「工芸うるし」で、茶色と黒を混ぜたもの。漆を使うので、漆にかぶれる人は作業が出来ない。が、工芸用の漆はだいじょうぶかも知れない。私は元々漆にかぶれないので、その辺はよくわからないが。

いったん「とのこ」を塗っているが、3度ほど塗り重ねているから、結構につやが出ている。つやなしの方が良いという話もあるのだが、この漆をそのまま塗っていれば、どうしてもつやが出るのでしょうがない。つや消しのテクニックもあるというが、まだそこまで腕がないので、余計なことはしないことにする。

Blog077 彩色の用具だ。「胡分」「工芸うるし」「乳鉢」「液体のうるし」「岩絵の具」「刷毛」などがある。「ぼかし網」は古色を出すときや、色の境目をぼかすときに使う。ほかにも用具を使うが、これらが基本の用具になる。

今の段階は「工芸うるし」だけしか使っていないが、面のおもてを彩色するときに「胡分」と「液体のうるし」を使う。「乳鉢」に適量の胡分を入れ、岩絵の具で面に合った色に仕上げて、薄めた液体うるしを混ぜてとろとろにする。これを刷毛を使っておもてに塗る。乾燥したら紙ヤスリできれいにし、また塗る。これを5~10回も繰り返して、なめらかな肌地にするのだ。その後は目や口を描いて仕上げていくことになる。

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能面その3

2007年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog071 能面の話は、だいぶ前から途絶えている。3月の発表会が済んでから、新年度の教室が4月から始まっているが、月2回の教室での作業はなかなか進んでいない。

4月の段階で、上の写真のようにそのほとんどが出来上がっている。が、他の生徒の進み具合などもあり、勝手に進めていくことは止められているし、彩色の手順もまだ教わっていないことで、一時中断のような格好になっているのだ。

Blog072 それでも、いくらか進めないことにはしょうがないので、口の部分を切り取る作業をした。写真は切り取った後の姿である。

なぜ切り取るのか?昔からそう言うものなのだ。まあ、飾るだけであれば切り取らなくても良いかも知れない。そんな作り方もあるようだが、普通は切り取って、ひもで結わえて「あごがカクカク動く」仕様にするのが一般的である。

Blog073 これは眉毛の部分(上の丸いもの)と、ひげである。材料は「麻」だ。ひも状のものを短く切って丸めて、眉毛を作る。大きさは直径3センチほどでよい。麻ひもは、最近はDIY店に売っているみたいだが、私はどこかで手に入れた麻のひもを使い、作っている。

ひげもそれで作る事が出来るが、写真のひげは馬のしっぽだ。馬のしっぽを漂白して、真っ白になって束ねて売っている。さすがにこれはDIY店には売っていないので、それなりの店に注文をして購入することになる。私の馬のしっぽは、教室の同僚が購入したものを、分けて貰ったものだから、あまりたくさんはない。

話によると、馬肉屋から黒いしっぽをごそっと(皮がついたまま)買って、漂白して使うという猛者もいるらしい。馬刺しや馬肉鍋(さくら鍋ともいう)を食いながら漂白しているのかも知れないが、いささか気色が悪い。

Blog074 これまで作ってきた「翁(おきな)」「白式尉(はくしきじょう)」(私は区別が付かないが)が3点ある。今回の作品と数年前に作ったものとあわせての作品だが、いずれも眉毛とひげはつけていた。また、3点とも顔の表情が違うが、見本となる作者(型紙)がみんな違うので、これはこれで良いのだ。

今回、彩色をすることになり、その眉毛とひげを取ってしまった姿である。やはり腕に年季が入ると、前に作った能面の未熟なところが目について、いくらか彫りを入れ込んで修正している。これに彩色をすることになるので、気合いを入れて完成にこぎ着けることにしよう。

Blog075 これは完成した姿である。が、私の作品ではない。見本だ。これを参考に彩色をするので、よく観察をし、先生の注意を聞いてその通りに胡分や絵の具を調合したり、筆の使い方を見習うことが必要になってくるのだ。

これを作った人は先生ではない。同じ教室の生徒である。だから、私が作っても同じように出来上がると思ったら大間違いで、実は、その生徒は、今の先生が開いている愛好会の会員でもあり、私よりもずっと前から彩色を勉強しているのだ。したがって技術も優れており、とても私の及ぶところではない・・・ということになる。

まあ、後少しで私が彩色した「翁」を発表出来るはずだから、その時によく見比べると、技術の違いが分かると言うことになる。

そういえば「違いの分かるナントカ」というコマーシャルが、昔あったなぁーー。

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金魚の飼育その3

2007年05月13日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog070 前のレポートは3月16日だった。その時は、水槽を増やして環境を整えた話をしたが、今回は順調にいっていることについて少し。

最近の姿である。本当はもっと泳いでいるのだが、ちょっと画面からはずれている金魚もいるので、もっと数が多い。24匹だったかな?いたようだ。なにせ泳いでいるから、じっくりと数えることは出来ないのだ。

画面左側の水温計の一目盛り(10度)は、おおよそ1cmである。写っている金魚と比べてみると、大きいものでは約3cm程度、小さいものでも約2cmほどだ。これらが60cm水槽内をわらわらと泳いでいる。2cmより小さいのは、こことは別に居間にある45cm 水槽に14匹ほどいるのだ。

あの時は60cmの大水槽であれば、しばらくは環境も良いから大丈夫だろうと考えて、朝だけ餌を与えていた。だが、最近は朝と晩に与えている。その影響か、何だか急に大きく成長したような気がする。金魚の習性か、ひとかたまりになって泳いでいるから、水槽の半分が空いたようになっている事が多い。もっと水槽を効率的に使って、間隔を開けて泳いでいれば、まだ十分な広さがあるのだが、集団で行動するものだからどうしてもある水域に集中するようだ。また、餌は与えるほど、水槽は大きいほど金魚は大きくなると言うから、あまり気を遣いすぎると、あれよあれよと言う間に成長するらしい。世話も適当にしたほうがよいかも知れない。

環境改善をした以降は、定期的に水槽の管理を実施して、動作がおかしい金魚はすぐに別の容器に移して、養生させたりしているので、幸いにも死んだ金魚は居ない。

金魚を卵からふ化させて、とりあえずは60匹はいたと思われる金魚を、1年以上も飼育している(死んだのは2~3匹ぐらいか)ことは、素人には大変難しい・・・と、インターネットに書いてあった。まあ、本当かどうかは知らないが、少なくてもふ化した直後の稚魚(幼魚)を1cm程度まで大きくする手間は、かなりのものだったのは確かである。まして、北国で冬場の寒さ(玄関に置いてあり、水温も10度以下)を幼魚のまま越冬させるのは厳しいのかも知れない。

暇人だから出来たことかな。

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RDZ-D800その5

2007年05月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog055_1 RDZ-D800を購入後、すでに2ヶ月が過ぎた。毎日のように使っているから、操作はだいぶ慣れてきたので、かなり快適に使っている。が、機能がたくさんあることからまだ十分に使いこなしているとは言えない。

これまで使ってきた感想を、少しだけ書いてみよう。

1 録画について

録画機能はなかなか充実している。ダブルチューナーが付いているので、録画したい番組が2番組が重なったときは、同時に録画できる。が、一度も使ったことはない。

普段は電源を切っているのだが、録画時間になると自動的に録画が始まり、自動的に録画は終了する。もちろん主電源はOFFのままだから、HDDも止まっている。省電力設計だ。

録画予約は番組名で行っているから、その番組が番組表にあれば、自動的に録画しているようだ。ただ、今のところ、画質を「DR」(デジタルハイビジョン画質)設定にしていたことで、録画した番組が多くなってくるとHDDの残量がどんどん減ってきている。

さすがの400GBも、あと10時間ほどの残量しか残っていない。これではダメなので、今後はSPモードで録画するようにしたほうがよいかも知れない。

「おまかせ・まる録」機能は、ジャンルを指定すると、関係ありそうな番組を何でも録画してしまう。勝手にたくさんの番組が録画されていて、あっという間にHDDが満杯になってしまう。だから、本当に録画したい番組があれば、番組名や時間帯、番組表から選んで、確実に録画を指定した方がよいようだ。

2 編集について

これは、以前から書いているように、あまり機能的とは言えない。まずCMのカットだが、明らかにCMと思われるものは、自動的にチャプターが振られている。これはなかなか便利だが、本編とCM部分が似ている場合、そのまま繋がっていることが多い。だから、注意が必要だ。結局、最近は次のように編集している。

(1)初めはチャプター編集をするが、チャプターが振られている場面でも、内容を見て明らかにCMの場合はカットする。怪しい場面はカットしない。

(2)いったん終了し、A-B編集に切り替えて、早送りをしながら不用の部分をカットする。この場合が面倒なのだ。通常の早送りをすれば、5分とか10分とかいきなり飛んでしまう。実は、その中にCMが入っている場合がたくさんある。だから、遅めの早送りをするのだが、これが1/100秒単位で進むのだ。今度は遅くてイライラする。しようがないから、再生画面で早送りをすると、今度はカットしたいフレームで止まらない。リモコン操作は反応が鈍いから、どうしても一歩遅れて反応する。前後数秒で停止する。

1/100秒単位で進む画面を見て、一瞬のフレームを指定することは、電波や赤外線を使ったリモコンでは所詮無理なのだが、場面をきれいに繋げるためにはやむを得ず、かなりの忍耐と手間が必要になる。

前にも書いたが、スライダーを使って一気にCMに移動し、そこからは1/100秒単位で自由に前後にフレームを移動出来るようなリモコンが必要である。今のリモコンはその操作と機能に欠点があるから、使い勝手が良いとは言えない事になる。まあ50点ぐらいかな。ジョグダイヤルのようなものが付けばもっと良くなるかも知れない。

文字入力は、まあまあだ。もっとも、キーボードを打つようにカタカタとインプットは出来ないし、文字の途中を削除して、そこに文字を挿入することも出来ない。DOS時代のプロンプトのところに、文字を書き込むようなものだ。それでも、単語が登録できるので、よく使う文字を登録しておけば、同じ文字を打ち込むときは都合がよい。まあ、DOS時代に毛の生えたような文字入力の機能と言えよう。

2タイトルを結合する機能は、なかなか便利だ。1時間番組を2本、結合して1枚のDVDにしているので、これは良い。また、分割も簡単で、それを使って別の番組に結合するなど、比較的操作が分かりやすく、使い勝手も良いようだ。

3 DVDの作成について

もう40枚以上のDVDを作った。DVDを作成することについては簡単だ。が、「DR」で録画した2時間番組を、1枚のDVDに焼くとき、DVDの容量がまったく不足するので、画質を落として記録することになる。その時、等倍速で書き込みが行われる。2時間の番組であれば、2時間かかるのだ。これはまいった。

「SP」モードの2時間番組を、4.7GBのDVDに書き込む場合、高速書き込みで数分で終わる。「DR」モードを書き込む場合、等速書き込みで2時間だ。この差は大きい。

1にも書いたように、DVDを作る場合にあまりにも時間がかかりすぎることもあり、「DR」モードで録画することをやめて「SP」モードにすれば、HDDにも余裕が出るし記録速度も速いと、良いことが多い。しかも、アナログテレビで見ているのであれば、ハイビジョン画質など無意味であろう。

というところで、休憩に入る。

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