順調に行っていたと思っていたところ、思いがけないところで失敗を見つけた。両方の目尻のところである。
この部分は、正面図を参考にして上から見たまま、その通り彫っていた。ところが、目尻を側面に入り込んでいた部分まで彫り進めてて見たみたら、どうもおかしい。なかなかうまい説明は付かないが、結局は一部を埋め戻さなければ形を整えることが出来ない・・と言う結果になった。
従って、例の補修材を使って目尻部分をちょっとだけ埋めたのが、上の写真。結局は平面図のままの形を彫ったことで、立体にしたら妙な形になってしまったというあたりか。まあ、失敗作業や埋め戻し作業は、毎回のように行っているから慣れている。これも作業のうちと考えれば、特段気にする必要もない・・・と強がりを言っているものの、本当は「間違いのないように作業をする」のが10年選手だろう。
さて、今日28日は口の部分をちょっとだけ彫ってい見る。4本の牙をうまい具合に残して、このあとは歯の部分、舌の部分を彫り込んでいく作業になる。この程度まで作業が進めば、だいたいの形が見えてくるので、あとは容易だろう。この口部分はあと数日はかかりそうだが、これが終わればいよいよ毛髪部分に入ることになる。
この毛髪部分は、ちょっと大変かも知れない。見本の写真や友人の作った不動の写真をよく見て、間違いのない形に仕上げる必要があるが、ちょっとイメージが沸かないところもあり、慌てて作業を進めると、大失敗をするかも。
と、ショパンのピアノ曲を聞きながら作業は進んでいるのだ。