上は能面教室の課題を進めているところ。前回は10月10日の投稿だったので、今日で1ヶ月半ほども経った。この間は「不動」を集中的に彫っていたから、この鼻瘤悪尉はちょっと休んでいたという具合。もっとも、前回あたりでも一応の形まで彫っていたこともあって、手直しをしながら完成を目指している段階でもある。
今回でもほぼ完成のあたりに見えるが、不動の彩色が終わったあたりから修正を始めていた。そのため、鼻瘤悪尉の作業はまだ2~3日しか経っていない。それでも裏彫りを含めて8割以上は出来上がっているので、このあとはじっくりと点検をしながら、細かい修正をしつつ完成を目指すことになる。
この能面には、眼球部分には例の真鍮板を使った「眼」を付けることになる。これらの作業をを含めても、12月までには終わってしまいそうだ。ただ、この能面の完成予定は、教室としては来年2月末である。まだまだ充分に時間があるのだが、生徒の皆さんは一人を除いてそれぞれが12月までは完成してしまうほどに頑張っており、順調に作業は進んでいる。
と言うことも含めて、慌てないでのんびりと暇つぶしをしよう。
さて、「不動」が終わったあとの能面塾での課題はまだ決まっていない。材料が手元に1個あって、これを活用するつもりだ。この材料も並の大きさだから、いろいろな能面に使える。でも、今はまだ次の課題を決めていないので、鼻瘤悪尉を彫りながら次なる課題を考えてみよう。