わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

地デジ化 その3

2011年02月24日 | インポート

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地デジチューナーである。アナログテレビに繋げば、地デジが見られるという「うたい文句」の商品である。話の種に購入したが、上手い具合に地デジが写ったから、良しとしよう。

実は、我が家にはすでに40インチの液晶テレビが2台ある。このため、今更地デジ環境を整えたという言うほどではないが、まだ地デジ化されていないブラウン管テレビも2台ほどあるのだ。そのうちの1台が10年ほど使っていた28インチのワイドテレビであり、これを捨てるのはちょっと忍びがたい。寝るときにちょっと見る程度だし、わざわざ新規に液晶テレビと交換するのも悔しいから、細工をして延命措置を施す程度でも良いだろうと、密かに地デジチューナー探していたというところ。

いろいろ探していると、たくさんの種類があるもので、選ぶのも大変。まあ、本人の利用形態でその種類が決まるのは承知しているから、その希望にあった商品を選べばよい・・・のは分かっていたが、地デジが写ればよいものから、BS放送やCS放送、あるいは外付けHDDに録画も出来るとか、パソコンディスプレィに接続してもテレビが見られるなど、多機能を売り物にした商品も含めて、随分と多くの種類があった。

私の希望は「地デジが見える、BSも見える」だから、映像出力はコンポジットさえあれば、何とかなる。テレビそのものにはD4端子やHDMI端子などの高画質な入力端子はもともと付いていないから、RCAピン入力だけでOKなのだ。更には、安定した動作やリモコン操作のしやすさなどを考慮した結果、東芝のD-TR1(Made in China)にしたという具合である。もっとも、この商品は、15,000円ほどであり、地デジチューナーのジャンルでも高額な部類に入る。もっと安いのもあったが、比較検討して自分が選んだのだから、「まあいいか」。

接続は簡単だ。アンテナ線やピンプラグ、電源などを接続し、チャンネルを自動選局させて、ケーブルテレビからの地デジ番組を登録して、OKだった。もちろんBSデジタルも受信できたから、当初の目的は達成されたというあたりか。ただ、ここで一応、10年前のワイドテレビに、今の横長番組が上手い具合に画面上に収まるかというところが気になった。

もともとこのテレビは、ワイドテレビと言っても、単に昔の4:3の画面を電気的に横長にするだけの機能しか持っていない。フル、ズーム、ワイド、ノーマルなどの選択機能はあるようだが、所詮4:3の番組を拡大するだけ。だから、地デジ用の16:9の画面表示が切れることなく、このワイドテレビに表示されたら、これは儲けものだろう。

ということで、テレビとチューナーの各種設定をいじくったところ、なんと上手い具合に16:9の地デジ放送が、この10年前のワイドブラウン管テレビに収まったのだ。設定は、地デジチューナーの出力設定を16:9にして、ワイドテレビの設定を「フル」にした。そうすることで上下や左右に黒帯も入らずに、ほぼ画面いっぱいに地デジ(もちろんBSも)放送が表示されたというところだ。

一件落着して、その夜、BSデジタルを見ていたところ、突然画面が消えた。しかも例の「BSアンテナの接続が不良で受信できません」というたぐいの警告画面が出た。なんと・・・早速、アンテナの接続やBSアンテナへの電力供給などをチェックしつつ、考えられる対処を行い、結果的に分配機をCS放送まで使えるものに交換した。その後は上手い具合に受信できているから、原因は古い規格の分配機にあったのかと思うものの、きちんとした原因は不明である。もしかして、また同じ不具合が発生するかも知れないので、要注意だろう。

残りの21インチブラウン管テレビ1台は、いずれアナログ放送が終了するまでには、液晶テレビに交換することになろう。

ということで、タイトルの「地デジ化 その3」は、3台目のテレビが地デジ化したという、つまらない話・・・でした。

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獅子口 その2

2011年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

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数日前の写真。面を顔の形に削っていき、おおよその形が出来上がったところに、油性ペンで顔の造作を書き込んだところ。こんな具合に描いて彫り進む場所の見当を付けていかなければ、上手く彫り進めないので、最初に見た図面と見比べながら、かつ何度も寸法を測りながら作業を進めているところだ。このあたりからは、細かい作業になってくるために、数日経ってもなかなか表面的には見えない。が、細かいところでは確実に作業は進んでいると言うことである。

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これは21日の段階だ。18日の状態(上の写真)から、大きな変化がないように見えるものの、口の部分ではかなり進んでいるのだよ。この能面は、口元が深く彫られているのが特徴であり、従ってその深さは、歯、舌、牙などをいかにに正しい位置に彫り込むかによって、面相が変わってくる。だから、入念に、かつ注意深く口の中を彫っていかなければならない。

もっとも、まだ粗彫りの段階だし、いくらでも修正は出来る時期には違いないが、彫り過ぎれば復元が難しいし、初期段階と言っても注意をするに越したことはない。ただ、大失敗をしてすでに裏面を大きく彫ってしまっているから、今後、口の中の造作を彫る段階で、深く彫り過ぎれば裏に突き出てしまうことになる。要するに裏まで穴が開いてしまうのだ。

本当は、裏彫りも表面がだいぶ完成した後に彫らなければならない事は、十分に承知をしていたはずなのだが、なぜか口の中を深く彫る必要のある獅子口で、先に裏を深く彫ってしまったという失態を起こしたのだ。能面彫り10年選手としては、これはちょっと情けない。

というあたりで、これも10年選手の知恵で、何とか切り抜けなければ・・・

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獅子口 その1

2011年02月15日 | 日記・エッセイ・コラム

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これは去年作った「獅子口」だ。もともと2009年11月に出来上がっており、白い胡粉を塗ったまま放置して、2010年11月に彩色を完成させたもの。で、その獅子口は、今は趣味の部屋の壁に飾っているが、一個だけ取って置きの材料があり、それも長い時間放置していたことからひび割れなどが起きていた。で、それをそのままにしていても、ひび割れが大きくなるともったいないし、使ってしまおうと考えて、寸法を測ってみた。そうすると、ちょうど上手い具合に「獅子口」の大きさだったから、作り始めた・・・というあたりだ。また、獅子口は、作業にちょっと手間がかかることもあって、暇つぶし(というよりも腕試し)には手頃だったことも、その理由になるのかな?いずれにしてもこれが完成すれば4個目の獅子口となる。

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材料に図面を載せてみたところ。人の顔からはみ出すほどの大きさの材料をめいっぱい使っているものの、高さが10mmほど低いのだ。本当は実寸で5mmぐらい足りないところに、鼻のてっぺんに合わせて、その部分だけ材料を継ぎ足して誤魔化すことにした。どうせ鼻先だけの場所だから、ちょっとの材料があれば間に合う。この材料の余分なところを切り取った残骸を使うことで、それは出来た。

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表面と、側面を削り出したところ。鼻の部分に継ぎ足した材料が見える。この程度だから、余った切りくずで十分なのだ。ここまでは、13日から初めて、昨日までの作業の結果である。今日15日はもう少し作業が進んでいるが、脇をノミで削っただけなので、あとで見て欲しい。

と言うことで、3月以降の楽しみに取っておいた新作の面作りを、もう始めてしまった。と言うのも、黒髭が完成してしまったことから、午前中の時間が暇になり、ぼーっとしていると、すぐにも馬鹿になりそうな気配もあり、しょうがないので脳みその活性化に取り組んでいる。

実は、今年は「最後の新規パソコン組み立て」も考えていたが、例の「インテルチップの設計不具合事件」が発生して、そのチップを搭載した、1月に発売されたマザ-ボードが全部回収されている状態なのだ。従って、そっちのほうの「脳の活性化」はいったん中止している。まあ、これもいずれ改修されたチップが供給されれば、またマザーボードも発売になるだろうが、もう少し(2~3ヶ月)先になりそうなので、今は様子見ということ。

ただ、ケースを含めて新規組み立てになれば、けっこう予算も必要になってくるので、年金生活者の私としては、熟慮することになろう。いや、もうすでに熟慮しすぎて、パーツを買い求める元気(気合い)もない状況に陥りつつあるのだが・・・うーん悩ましい。。。

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黒髭 その7

2011年02月06日 | 日記・エッセイ・コラム

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さて、いよいよ大詰めになってきた。本来は、彩色を始めてすぐにも完成するほどの工程だが、今回はのんびりと進めていたことで、日数がかかってしまった。もっとも、他の生徒の進捗様態はさっぱりで、仕上げ彫りの段階だ。これが完成した後に、真鍮板による眼球の製作過程が入るために、完成にはまだまだ先になる。それから彩色だから、いつ頃完成するのか不明。それを考えれば、私の進み具合は速すぎるぐらいだろう。

上の写真は、下地塗りの上に仕上げ塗りを進めたところ。色合いは見本のカラーコピーとは若干違うものの、やむを得ないだろう。それに近い色を出すことに注意して作業を進めたというあたりか。口の中などは「弁柄」にちょっとの朱を混ぜたもの。この色も難しいが、まあそれに近い色を・・・と思って塗った。

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更に頭のてっぺん、眉、髭のたぐいを書き込んだところ。それに付け加えて、「すす」を使って目の部分や口の中などに「陰」を付けた格好にしたところだ。こうすることによって、何となく能面に深みが出て来た・・と自分では考えてる。が、本当は自分で考えたのではなく、そうしなさいと先生が言ったので、そうしただけの話。能面の写真などを見ても陰影があるが、それを新作の能面に前もって付けた格好になったと言うことか。

と言うことで、一応の完成を見たというあたりだろう。昨年11月から作業を始め、12月には木彫りを完成させた。それからだらだらと、概ね一カ月をかけて真鍮の目を作ったり、彩色を進めて完成を見たが、気合いを入れればもっと早くに完成していたものだ。

上にも書いたが、他の生徒の進み具合を見ながら、自分の作業も進めていたから、こんなにも時間がかかったが、勝手に進めていればもっと早くに(1月中旬頃には)完成していたものだ。この「黒髭」は今年度最後の共同課題作業であり、今回も特に完成時期があったわけではないので、みんなに合わせて、かつ暇に任せてちょっとずつ作業をしていたので、まあこんなものだろう。もっとも、課題以外の能面を自分で作る場合は、もっと速く作業が進むことは間違いない。

今2月だし、今年度の教室での作業は16日が最後になる。月末には「成果発表会」があって、3月は休み。4月に新年度の生徒募集が始まって、新しく教室が始まるのは4月末になろう。その間は「面打ち教室」は休眠することになる。だが、家ではこの間も新しい能面を作る作業が始まっていることだろう。

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無線LAN

2011年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

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無線LANを更新した。これまでは同じバッファローの製品であったものの、数年前のものであり、かつ通信速度も公称11MBPSの低速度のものだった。これを一気に公称300MBPSの製品と交換したもの。昨年12月発売の製品だから「新型」であろう。ただ、実際はWEB閲覧程度の利用だから、もっと安い製品ランクでも充分間に合うと思う。

http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/nfinity-highpower/wzr-hp-g302h/

今回購入したものは、ハイビジョンテレビや外付けHDD(簡易NASとして利用可能)が利用できたり、もっと他にも機能が搭載されているようだが、使っていない。もちろんルーター機能もあるものの、NTT東日本から借りているひかり電話用のルーターがあるために、新型機のこの機能を切ってしまわなければならないなど、本来の機能を充分に活用できない部分も多いのだ。

言ってみれば、こんな多機能の無線LAN親機は必要ないことになる。もっと単純な、安い製品でも私の利用形態なら充分に間に合いそうだ。それでも多機能の最新型を買ってしまった。で、それらのおいしい機能を切り、「ブリッジモード接続」という繋ぎ方にして、本来のルーター機能はNTTの機材を使い、新機種は単純に無線親機として使っているという話。(馬鹿みたい)

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これは、今まで使っていた無線LANのセットだ。見るからに古い。親機は日焼けをして可哀想なぐらい。もっとも、窓際に置いていたから、西日が当たって日焼けしたもの。また、子機はまだ使えそうだが、通信速度が遅いのと、新しい無線親機とは上手く繋がらなかった。ただ、この子機の規格は新しい親機との規格が合っているはずなので、上手く設定すれば無線接続が出来そうな気もするものの、暗号化機能の部分で対応できていないのかも知れない。

結果として、随分と通信速度が上がったようだ。これまではWEB閲覧でもカクカクしていた部分があったが、新型ではそれが発生しなかった。もっとも、親機と子機の距離は20mほど離れているが、あまり障害物もない場所なので、良かったのかも知れない。ただ、子機のIPアドレスを自動取得から固定に変更したところ、なぜか信号強度が弱くなった。バーが3本出ていたところ、2本になった。約60%の強度だそうだ。

この製品はハイパワーを謳っているから、もっと強い信号強度でなければならない気がする。それが20mほど離れた程度で受信強度が「中」とは情けない。前のシステムでも「強」だったから、どこか設定や置く場所、アンテナの加減が悪いのかな?IPアドレスが自動取得の時は「バーが3本で強のレベル」だったことを考えると、ちょっと腑に落ちない気もするが・・・

もう少し様子を見てみたい。とにかく、無職の爺さんは時間とひまは充分にあるからね。

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