わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

蛇 その6

2012年11月27日 | 能面

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さて、ちょっと進んで24日で上の通り。が、ここから27日までの間、別なことをやっていたから時間がかかったというあたり。それは前にも書いたが、Windows8 環境を構築したとき、「間違ったユーザーネームにしてしまった」と書いた。それを直そうとして「削除」「ファイル名変更」などシステムフォルダーに対しての操作をやっていたが結局出来ずに、余計なファイルを消したような気配で、動作が怪しい場面が出た。

で、しょうがないからまた一からWindows8 をインストールし直すことにして、その作業を進めたり、予備機としての環境を構築し直すなど時間がかかって、能面彫りはちょっと中断していたという話。で、Windows8 環境も一応安定してきたので、能面の方も再開することになって数日が過ぎたという具合である。

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今日27日の作業が上の写真。表に面の形を書き写したり目のあたりをちょっと彫ってみたところだ。前回と違ってこの材料は若干堅めのヒバ材で、一部に節(ふし)があった。そのため材料費は安かったが、ある程度のこぎりで切り進んでよく見ると、節とは違う部分に穴があるのだ。ちょうどあごの部分。見たところ虫が入って穴が開いた感じ。付近を食い荒らしてスカスカ部分も見える。うーん。

節の部分は見えていたからうまい具合に切り落としたが、虫食い部分は保護材に覆われて見えなかったため、細工の細かいあごや口の付近に当たったのだ。この部分も最初から見えていれば、細工のいらない頭のてっぺんに持って行けたのに・・・と思いつつ、作業を進めることになったというオマケがついて、ちょっと残念だな。

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蛇 その5

2012年11月23日 | 能面

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蛇の第2弾だ。一個目は彩色が全部終わっていないのだが、そのまま中断することになる。というのも、どうも納得ができない仕上がりになっており、また、教室の生徒の途中の工程とも比較したところ、自分の作品はあまりよろしくないのだ。もっとも、他の生徒の進み具合はまだ中彫りの段階ではあるものの、先生の指導を受けてなにやらうまくいっている。私は勝手に進めていたので、変な形で素彫りも完成していた。

ということから、ちょっと彩色の途中ではあるが、一時作業中止とする。

で、上の写真は2個目に挑戦しているところ。昨日22日の段階だ。そして今日は下の写真まで進んでいる。

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いつもの形だが、ちょっと失敗した気もする。というのも、写真やカラーコピーなどをよく見ると、頭のてっぺんがちょっと平らなのだ。ところが、先生が用意した型紙では円形をしている。それをそのまま材料に書き写して削った後に「やっぱり型紙のままではなく、本物に似せた方がよかったのかな」と思えるのだ。

どうも、今回の「蛇の型紙」は正確な型紙ではなく、「般若の型紙」を細工して蛇にしたような感じなのだ。従って細かい部分も本物とはちょっと違って見えるし、頭のてっぺんも般若の型紙のまま、丸い形で残ったのでは?と考える。また、何を元にして型紙を起こしたのかもよくわからないほど、手書きの適当な型紙だったから、余計信憑性が低いこともある。いわゆる「本面を写し取った型紙」ではないのだね。

ま、いったん型紙通りに削ってしまったから元には戻らない。しょうがないけど、そのままいくらかでも工夫をしながら、カラーコピーや写真の現物に近づける事にしなければ・・・・

で、このページは改造してWindows8仕様にした予備のパソコンから書き込んでいる。これが正常にアップロードされたら、環境移行は成功したと言えるのだが。。。

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Windows8へ

2012年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

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前にちょっと書いたが、予備に買っておいた、あるいは余っていたパーツを使ってWIndows8を体験するべく、新たに挑戦してみた。当初は予備機のHDDをSSDに交換してWindows8をインストールするつもりでいたが、せっかく新OSに移行するなら、新環境の方が良いのかな・・・と言う勝手な理由から、最近のパーツを使うことにしたと言う具合である。

1  CPU:Intel i5 3570 3.4Ghz

2  MB   :ASUS P8H77-V

3  Mem:CFD W3U1600HQ-4G  ×  2

4  SSD :intel SSD520 120GB 予備として買っていたもの。

5  HDD: Hitachi 2TB 予備として買っていたもの。

6  CPU Cooler : CoolerMmaster Vortex Plus 余っていたもの。

7  Case DVD 電源 などは流用品

今回新規に購入したパーツは 1~3 までのもの。現行品だがランクとしては普通のものだから3万円以内で収まった。特にマザーボードやメモリは安い部類に入るランクだから、もう少し上のランクをチョイスしても良かったかな?と思っている。いずれにしても現有パーツを使いつつ、いくらか最新規格にも触れていれば、また数年間は楽しめるだろう。

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じっくりと各種説明書を熟読しながら、しかも慎重に組み上げて、最初の電源を入れたところだ。見ての通り(と言うか運良く幸いにも)一発でBIOSが起動したという話である。これは良かった。メモリの不具合やマザーボードとの相性などで動作不良の報告が多くある中、一発で起動することが重要なのだけれど、平素の行いが良いせいで、こんな結果になったと思う?

このあとは、余計なパーツは付けないで最小構成のままOSをインストールすることになる。これも新品SSDだから新規インストールになるので、とりあえずはWindws7 64bit 版をインストールした。これがうまく行って、次にはいよいよWindws8 64bit 版を上書きインストールをしたところ、これもうまく行った。

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これで完了。

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さて、いちおうWindows8環境に移行できたから、このあとはこれをじっくりいじって操作を覚えなければならない。その前に予定していたパーツを全部組み込んでパソコン本体を完成させた。

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このあとは、使い方を調べながら、日常的に使用している古いアプリやフリーソフトを導入しながら、環境を整えていく作業が残っている。実はこの部分が結構手間がかかるのだ。市販のアプリなどは古いとWindows8に対応していない事もあって、使えなくなってしまう。そのあたりもきちんと調べて行かなければ・・・

最後に。インストールするときにユーザーネームを間違って入力した。この名前がそのままフォルダのファイル名として残ったために修正しようとしても、これが出来ない。単なるユーザーネームなら変更可能だが、システムファイルに残った部分は簡単には変更できないらしい。組み上げるときは十分に注意していたのに、ユーザーネームを入れるときにはきちんと確認をしなかったという「ぼけ」の部分が出たのは、今後も高齢者として留意する必要があるだろう。

ということで、今回は「新規組み立て」ではなく「パーツ交換」と言う位置づけである・・・と言うことにして、さて、交換して余った古い部品(まだ通常作業には十分に使える:Intel E8500など)の行方はどうしようか・・・これでメイン機がcore i7  予備機がcore i5の構成になった。

ちゃんちゃん。

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蛇 その4

2012年11月18日 | 能面

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さていよいよ彩色に入る。上の写真は下地塗りをしたところで17日の段階。1度目は真っ白の胡粉を全体に塗っているが、その上に額の部分の色を全体に塗ったところだ。ただ、角や口の中は別な色を塗る予定なので、白いまま残している。額の部分だけ色を塗るのであればそこだけを塗り、全体に塗る必要もないのだが、どうせ他の部分も重ね塗りをするから同じ色で重ね塗りをしても構わない。

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これは、18日での写真で額以外と口の中を彩色した状態だ。ただ、実物の色がどんな色なのかは見本としたカラーコピーが元々変色しているので、本当は不明。インターネットで調べても、他の参考書(例の三井記念美術館の能面写真)をみても、作者によってみんな色が違う。で、今回作った色をちょっと塗ってみたものの、どうも印象が違っていたから、前に使って残っていた色なども含め、あれこれ考えて「いかづち」に使った残り色を使うことにした。それが上の写真だ。口の中は弁柄を塗っている。この顔の色は恐らく「変な色だ」と思われるかも知れないものの、そもそも先生の作った見本には色が付いていないから、どんな色が正しいのかはよく分からない。

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更に進めて、角と歯の部分に金色(真鍮の粉末だが「本金粉泥」と称している)を塗ったところだ。この段階で彩色はほぼ終わったことになる。このあとは金色の部分を磨いてつや出しをする。これは金色の部分を錦石(にしきいし)でこすると、元が金属だから光沢が出るのだ。更には頭髪や乱れ髪部分を墨で描いて、煤(すす)で陰影を付け、若干の古色を与えれば完成することになる。

と、今日18日は順調に彩色が進んだ。明日以降は頭髪部分からあとの段階に取り組むことになるが、21日の夜は能面教室の日だから、それまでに完成してしまうかも知れない。

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蛇 その3

2012年11月10日 | 能面

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いよいよ大詰めに入った感じもする。ま、ほとんど完成している気がするのだが、材料が悪かったことからあちらこちらに修正部分が見える。前にも書いたように、彫刻刀で彫っていても木がスパッと切れないし、しかも部分的に空洞が出来てしまう。いわゆる切り口方が汚いのだ。

今回、桐の木で多くの面を作っている同僚に聞いたが、やはり桐材とは違うようだ。部分的には杉のようにも見えるのだが、木目や質感が杉とは違うのでは・・と言うことになって、結局は材料の素性は分からなかった。先生に聞いても分からないようだし、先生に材料を持ってきた人は「柔らかくて細工にはよい」という話をしたようだが、これは大間違いで能面や仏像、あるいは木彫などにはまったく向いていない「悪材」だった。

ということで、だましだまし彫ったものの、歯、目、口の中、更に細かい部分を彫るときには慎重に彫ってきたものの、材料が柔らかすぎて多くの場面で穴が空いたり欠けたりするなど、最悪の状況だった。そのために、一応完成したところで木工用パテを使って補修作業を行い、何とか形を作ったと言うところだ。

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上は角を作って取り付けたところ。はめ込んでいるだけで接着はしていない。見た感じではもっと細く削っても良いようだ。ま、そのあたりは今後の課題として、一応、木彫りの部分は出来上がったから、これを来週水曜日にある先生の教室に持って行き、評価をして貰う事にしたい。ただ、それまでは眼球部分を「真鍮製」にしてはめ込む作業があるから、明日以降はそれに突入することになる。

10月24日に材料を入手してからまだ3週間にも満たないが、毎日こつこつ(でもないが)作業をやってきた結果であり、過去と比べても随分と作業が早くなってきた。もっとも、上手くなってきたと言うよりは、飽きもせずに毎日作業場にこもって数時間も座り込みながら続けて行けば、誰でも早くに出来上がるだろう。

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