わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

電動ドリル

2013年10月30日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりに工具を買った。充電式のドリルだ。正しくは「ドリルドライバー」と言うらしい。もっと安いものもあるのだが、一応はきちんとした道具を使いたいのでこれをチョイス。

これを買う前の段階で、地元のホームセンター3店舗を回った。ところが地方都市のためか、ろくな展示品もなく、「これでも買おうか」と思った製品も品切れでダメ。結局は例の「アマゾン」で通販購入する結果となった。

http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=EZT116RK

Drill_01

ま、一般的なドリルなので、特別目新しいわけではない。また、これまでドリルを全く持っていなかったわけでもない。これまで使っていた小さめのドリルは、下の写真の左側にあるようなもので、これも充電式だった。ただ、バッテリーが弱ってきたために、穴を数個開けたらそれでおしまい。いくら満充電をしてもその状態だから、まともな作業が出来なかった。しかも、バッテリーは内蔵式だったし、ドリルそのものが購入してから10数年も経っていたので、交換用のバッテリーはどこにも売っていなかった。たしか昔は見た記憶もあったのだが・・・。

Drill_02

と言うことから、やっと新しいものに変え変えたという話。ただ、最近は「インパクトドライバー」の方が種類も多いし選ぶに都合が良いみたい。が、私自身それを余り使ったことがないので、その使い勝手が分からないから無難な「ドリルドライバー」を選んだという具合だ。

実は、本当はこっちの製品(↓)の方が新しいのである。また、いかにも出来具合がよく見える。しかしだ・・・なんと言っても値段が高い。単に能面を彫る時にちょっと使うだけなら、そんな高級品はもったいない。という悪い癖が出て、結局は無難なものを選んだという根性のない話でした。

http://kakaku.com/item/K0000468614/


ついでに、お面の話。

いま、彩色に入っている。3個を同時に進めているために、色が多くて面倒なのだ。それでも気ままに色を作って塗っているが、見本やカラーコピーとは違っている事は承知している。それでも気にしないで前に進めなければ終わらないから、これも時間つぶしと考えて作業をしているという具合だ。

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完成まではあと数日かかるだろうけど、来月の教室がある日、あるいは能面塾がある日までは出来上がるかも知れないね。


武悪 その3

2013年10月24日 | 能面

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武悪だ。しばし作業を中断していた武悪だが、狸が一段落したことでここ数日作業が進んだというあたり。

前回から比べても、中彫りから仕上げ彫りへの過程でもあって、紙ヤスリをかけながら細部の修正を繰り返しているところだ。歯の仕上げは残っているが、その他の部分はほぼ完成している。この写真は昨日の段階でもあるし、歯が終われば素彫りも完成だ。で、今日歯の部分を仕上げたところだから、事実上は今日で3個の面が全部完成したことになる。

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上の写真がその証拠。彩色はまだ始めていないからこんな姿だが、色つけを急いで知るわけでもない。これらは、いくらか時間が経ったときに改めて眺めてみると、いろいろと造作が悪いところが見えてくるものだ。そのため、少しの間このままの状態で眺めてみることにする。更なる細かい修正部分が見えてくるかも知れないのでね。

9月4日に武悪の作業が始まったという書き込みをしてから、今日で概ね1ヶ月半を超えたあたりだ。この期間に3個の面を完成させたと言うことは異常に早い。教室などは1個の面を作るのに5~6ヶ月もかかっている。この遅さも異常だが、生徒の中には教室がある日だけ作業をしている連中もいるから、それと比べてもしょうがないのだ。

ということで、取りあえずは彩色の準備が出来たから、今後はそれに向かって作業を進めていくことになる。また、次は「猿」という、塾での来月の課題もあることだし、11月の塾は13日だから、まだまだ日数もたくさん残っている。この間に、さて彩色が進むかどうか。



一ヶ月遅れの名月

2013年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

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中秋の名月は9月にあった。そのときも写真を撮って見たのだが、余りきれいに撮れていなかった。カメラはCANON EOS5D Mark2だから悪くはない。レンズも白レンズ。1.4倍のテレコンバーター(だったかな)を付けても280mmなので、それほど大きくは撮れないだろうと考えていたが、拡大すればそれなりに見えるとも思っていた。

だが、その期待は大きく外れてさっぱりだった。ざんねん。(下の写真)

で、ほぼ一ヶ月後の昨日17日に満月になったので再挑戦。今度はEOS40D+300mmを使った。35mm換算で480mmだから、前よりは大きく写るはず。それが上の写真だ。

SS1/1600 F8 ISO800ので挑戦。もっとも、設定を変えて数枚撮ったうちのよく見えるのをトリミングしたが、ま、こんなものだろう。

で、前回撮った9月の中秋の名月が下の写真だが、これを見るとおそまつだ。

カメラやレンズは立派なものだが、いかんせん280mmなのでこんなものしか撮れなかったと言うこと。風景や人物など、一般的なものであれば自慢できる機材でも、とても天体を撮るには役不足であり、いささか情けない格好になってしまったという実例でした。

EOS5D Mark2+EF200mm+1.4倍のテレコンバーター

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結果的にはEOS40Dの大勝利。いずれも等倍であり、これより大きくはならない。

おそまつ。


狸 その5

2013年10月18日 | 能面

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さて、狸だが、毎日作業を続けていたところ、こんな状態になっていた。前回の写真からは口の部分(というよりはあご部分)を切り離す作業に重点を置いて、何日かをかけていたというところなのだ。

これは、口元からあご部分をのこぎりで一気に切ればよいと言うわけではなく、舌の部分が上あごにくっついていたので、それを上手に切り離すところが難しいのだ。そのためには、裏側から鼻先や舌へ向けて充分深く彫って、しかも前歯の部分を先に彫り、前歯と舌先に空間を作った後に口元部分(あごの部分)からのこぎりを入れ、恐る恐る切り込みを入れつつ、分離させるという手法を使った。

結果、うまい具合に二つに離れたのだが、予想外のところから割れてしまったという落ちも付いた。舌先が短めに割れたのだ。これはやむを得ない。この部分は、例の補修材を使って埋め込むという手段を使いつつ、なんとか形を整えるという補修作業を終えたという具合。

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その後を、これまた数日をかけてサンドペーパーをかけ、目に穴を開けたり歯をきちんと彫ってきれいにしたのが上の写真だ。こうしてみれば、ほとんど素彫りが終わった状態。このまま彩色を始めても良いぐらいなので、取りあえずは素彫りが終わったと言えよう。ただ、彩色はまだ始めない。この後は、狸を放置して教室の課題でもある中将を進めていくことになる。

いずれにしても、「中将」もほぼ素彫りが終わっているので、ちょっと手直しをしながら、空いた時間に「武悪」を彫っていけば、遅くても11月初めには3個の素彫りが完成すると思う。彩色はそのあとを予定しているので、ま、来月の楽しみになるのかな?

と言うあたりで、休憩だ。


武悪 その2

2013年10月11日 | 能面

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だいぶ進んだ姿だ。だいぶ放置していたが、狸や中将の作業がちょっと休みになったときに武悪の作業を進めていた。このぐらいなら粗彫りも終わったと言えるし、形もほぼ出来上がっている。細かいところはまだにしても、ここまで進めば後は楽で、もう少し進めたら仕上げ彫りの段階まで進むと思う。

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3面の同時彫りの姿だ。それぞれが順調に進んでいることから、毎日の作業予定がそれなりに消化している事が分かる。

中将は来週の能面教室で、口の造作と目の部分を彫ることになる。そうすれば素彫りが終わるので、その後は細かい修正をすれば完成だ。武悪はこの段階で、すこし置いておく。で、狸を中心に作業は進んでいくことになるが、それでも今月中には3個とも素彫りが終わるかも知れない。

11月から能面塾の次の課題である「猿」に取りかかると言う話を先生に話してきた。従って、それも含めて今月中には彫る作業を終えて、うまくいけば彩色に取りかかり、3面を完成させたいと思うが、さて、そううまく進むのかな?うーん、実際はどうなるのかね?

ま、いいか。