わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

盛美園

2013年06月27日 | 日記・エッセイ・コラム

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23日に趣味の陶芸クラブのバス旅行で、近くにある庭園に行ってきた。名称は「盛美園」だ。

毎年春と冬を迎える時期に行われる庭の管理の模様が、ローカルテレビニュースとして放映されており、庭だけではなく写真の建物も紹介されている。珍しい建物だから一度は見てみたいと思いつつも、一度も見ていなかった。「近く」と書いたが車で二時間もかからない。これが近いのか遠いのかは意見の分かれるところだが、一般的には近い部類に入るだろう。

で、ここの説明は下のURLを参照して貰った方がよい。

http://www.seibien.jp/rekishi/index.html

このURLはメインページだが、ここからページの上側にある「御宝殿散策」をクリックして貰うと、鮮やかな極楽を思わせる場所が紹介されている。説明文を読んで貰うと分かるので、読んでみよう。実は私はこんな場所が好きなのだ。それに加えてお寺や仏像にも興味がある。

「神社仏閣」ではなく、「お寺と仏像」。これらに関するのテレビ番組は、すでに数十時間分も録画しているのだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%9B%E7%BE%8E%E5%9C%92

こちらのURLは、例のWikipedia の紹介だ。詳しく載っているので、これも読んでみよう。

今回出かけたのは日曜日だったが、それほど見学者も居なかったので、静かな環境で見学できた。また、事前に申し込んでいたから、御宝殿では高齢の管理人から丁寧な説明を受ける事が出来、規定の3分間以上の時間を頂いた。一人でぼーっと見ているよりは遙かに感慨深い話も聞けたことで有意義だった。

http://www.kanayamayaki.com/

実はもう1カ所、見学に行った↑。本当はこちらがメインの目的地なのだが、自分が焼き物を楽しんでいるのに、これも近くの有名な窯場にもかかわらず一度も見たことがなかった。そのため、今回の旅行では私が行き先を希望して決まったという具合。

いずれにしても「一度は見てみたい」と考えていた場所に同時に行くことが出来たので、これはこれで更なる有意義な日を過ごした・・・という話である。

せっかく行ったので、展示即売をしてた「金山焼き」を2個ほど買ってきた。が、よく考えてみれば自分でも似たような形の作品を多く作っていたから、特にいらなかったと言えばその通り。でも「有名な金山焼き」とはなんぞや???と言うあたりを解消するためにも、数千円を出して買ったことは誤りではないだろう・・・・と、自己弁護をする。

次は岩手県平泉中尊寺に行かなければ。。。

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増女 その3

2013年06月22日 | 能面

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20日頃には最後の「二重まぶた」「歯」を入れて出来上がったのだが、その部分を入れる前の段階はすでに5月下旬には完了していた。その後は慈童の2個目が完成するまでそのままにしていたので、実質5月1日に材料を買って、それから作業を始めたとしても5月下旬にはほぼ出来上がっていたし、ある時期は1個目の慈童と同時進行していたもにもかかわらず、おおむね1ヶ月で完成したことになる。

慈童のところでも書いたが、ちょっと作業に気合いを入れすぎた感じもするから、少し休憩をして彩色に臨むことにしようかな。

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慈童 その4

2013年06月22日 | 能面

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2個目の慈童だ。これは素彫りが完成した姿。今日22日で素彫りが出来上がったから、今後は彩色に入ることになる。これは来週から行う予定なので、うまくいけば今月中には完成することになるだろう。

で、1個目はどうしたのかと言えば、下の写真の通り19日には素彫りが完成しているのだ。従って2個が出来上がったことになる。これをよく見ると、いくらか違う面にも見えるが、紛れもなく同じ型紙を使い、同じ手法を使い同じ人物が彫ったものなのだ。なのにどうしてこうも違った面相をしているのか・・・と言われても、これが手作りなのだ・・・と言ってごまかすしかない。

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これから分かるのは、左の1個目では、口の作りが若干大きかったのと、口の開き具合が大きいのでは・・・という先生からの指摘を受けて、右側の2個目ではその部分を修正した。従って口の形が小さくなった感じがあり、面相が違って見えるのかも知れない。また、よく見ると顔全体の輪郭もちょっと違って見えるので、このあたりも影響しているのだろう。

ということで、今回は2ヶ月弱で3個の面を作ったことになり、毎日作業をした結果、おかげ様で右肩が痛いのだ。うーん参ったな。少し休憩をしなければ・・・・

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慈童 その3

2013年06月17日 | 能面

「慈童その3」のタイトルになっているが、実は新しく作っている別物だ。これまで作っていた「慈童」と「増女」はすでに最終の行程に入っており、いわゆる仕上げの段階である。これはあとに彩色が待っているので、それまで彫る作業はいったん休憩中。その穴埋めをするために、12日に先生の能面塾から材料を手に入れて、2個目の慈童を作っている最中という具合。

(1)13日までのの作業。

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(2)14日までの作業。

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(3)15日までの作業。

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(4)16日までの作業

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と言う具合。作業開始が13日だから、今日は17日で4枚目から少し進んだあたり。鼻の穴や口元を少し彫り進んでいる場面である。まだ5日目で、ほぼ形が出来上がっている。これは早い。1個目の慈童も早いと感じていたが、この2個目はもっと早い気がする。気がするのではなく実際早いのだが、これでも毎日おおむね2時間程度の作業量である。

増女を含めても似たような造作なので、勢い作業も早くなってしまうと思うが、結局は彫っていく手順に慣れてきているからだろう。それを考えれば、初めての面では時間がかかっているのも当然で、特に「雷」では結構時間がかかっていた。その他にも鬼、不動もめんどくさかったし、生成も手間がかかっていたなぁー。

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新型砥石

2013年06月05日 | 能面

能面の制作過程を中心に書き綴っているから、あまり面白くないという評価を聞いたことがある。ただ、これも好き好きであって、自分が面白がって良いと思っているから書き続けており、これはこれでいやいや読む必要もないと思う。前にも書いたが、自分が作業をしている進捗状況の記録でもあり、別段自慢話を書いているとは最初から考えていない。もともと、過去を振り返ってみられる「日記的な記録」を残せたらが良いのだが・・・と言う思いから書き始めていたところ、途中から「能面日記」風になってしまった・・・という勝手な理屈でもある。

と、何やら訳の分からないことを書いているついでに、新しい道具を買ったので紹介しよう。

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砥石だ。「ダイヤケアー」という名前が付いているぐらいで、人造ダイヤモンドで作られている(というよりは使われていると言った方が正解か)と言う触れ込み。いかにも研げそうな感じで、刃物研ぎ機を買ったときからずっと気にしてはいた。

本来は今使っている刃物研ぎ機(下の写真。およそ1年前に購入。ミニハイスケアーⅡ型)とペアで使うものなのだが、これまでは近所の金物店で買った「彫刻刀用砥石」なるものを長年使っていたので、そのまま流用していた。これでも特に不自由はなく、考えてみれば10年以上も石の砥石を使っていたことになるのかな?

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今回新しく買った「ダイヤケアー」だが、石の砥石と比べたらさすがに研ぎ味がよい。さくさくと研げるのだ。もっとも、砥石もきちんとした使い方をすれば、それなりに彫刻刀も切れるようになるが、いちいち台所で水を使って研いでいたのでは面倒なので、作業している場所で、座ったまま水も使わずにゴシゴシやっていたのが実態。

そんな中、水もいらずに切れ味抜群になる(らしい)この砥石を使ってみることにしたという具合。結果は事実だった。ずいぶんと切れるようになった。というよりは、彫刻刀の刃先を指で触ってみれば一目瞭然で、これまでの刃先が「なまくら」の感じがしたほどだ。

さて、それではすべてが良かったかと言えば、そうではない。まず、彫刻刀には丸い刃がたくさんある。いわゆる「丸刀」のたぐいで、私も10本近く持っている。手持ちの彫刻刀のおよそ半分が丸刀なのだ。これを研ぐ場合は平面しかない「ダイヤケアー」ではちょっと技術を要すする。

もう一つが価格。実は「ダイヤケアー」に似たような人工(人造)ダイヤ粉末を使った砥石は、ホームセンターに行けば2000円前後で売っている。これと比べてもずいぶんと価格が高いのだ。もっとも「ダイヤケアーは特注品」だと言われればそうかも知れないが、もし品質、性能が類似しているのなら、この特注品は「高い」。

というわけで、取りあえずは買ったのだから使えなくなるまでうまく使ってみようと思う。このおかげで能面の制作技術が上がれば、これはこれで「価格に見合った商品」と、納得するしかないだろう・・・が、さてどうだなか?

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