わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

紅葉の終わり

2008年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Aki_35 10月28日の状態。当地方の紅葉も終わりになった。今年はなんだか天候がおかしくて、鮮やかな紅葉が見られなかったのだが、これも天候のせいかもしれない。

とにかく、10月に入ってから一時的に寒波が来て、山付近では雪が降ったのは良いとしても、その後、暖かい日が続いていた。で、雪の日あたりに、葉っぱが縮んだり変色したりしたようで、前回紹介した写真の通り、きれいな紅葉にならないまま枯れたり、葉っぱが茶色のままだったりと、具合が良くなかったのだ。

Aki_40 このあたりは十和田湖畔だ。ただ、道路際なのであまり人はいない。普通は車で通り過ぎる場所だから、ちらっとしか見えないが、好きな人はわざわざ車を止めて写真に撮る。 午後3時過ぎだったが、私のほかには一人だけ居た。西日を浴びて鮮やかに色づいているから、きれいな場所だが、付近全体がこんな状態ではなく、一部の場所にある。こんなものが山全体にあれば、それはきれいだろう。が、実際はそうではない。

Aki_72ここは有名な滝である。日本の滝100選に選ばれているかは不明だが、遊歩道沿いにあるからすぐに見られる。で、観光バスも止まってガイドが説明しているから、観光の目玉なのだろう。

ここまで来るのに、駐車場から歩いて1時間半かかった。道路沿いだからそこに車を止めて行けばすぐなのだが、途中の渓流を歩いて散策するのが目的だから、やむを得ず歩いてきた。

ここまで来てまた駐車場に戻り、更に十和田湖に向かう行程での途中の写真である。このあとは更にある大きな滝を目指し、車で移動する事になるが、さて、天気の方はどうだだろう。上手い具合に晴れ間が持つかな。

ということで、天気予報では午後から雨もようだったものの、この日しか予定があいていなかった事もあり、この日に出かけたという事である。幸いにも雨には遭わなかったが、十和田湖を全体に眺められる場所では曇り空になっており、鮮やかな姿は見られなかった。

今年の紅葉巡りはこの日で終わって、あとはどこにも行かない。総括的に見れば、まあまあの日に巡り会った事にはなるものの、紅葉の最盛期を極めるのはかなり難かしかったというのが感想である。

とにかく、天候に合わせて行く事になるが、自宅から見た天候と現場の天候が違うし、紅葉の出来具合にしても実際に目で確かめない事には、よく分からない。日光の加減もある。ニュースやWEB情報など、去年の実績なども含め、いろいろ参考にして考えて「今一番」のつもりで出かけても、早かったり遅かったりと様々だった。

それでも、一応はたくさんの写真(RAWで350枚)を撮ってきたし、その中から良いものを選んで、いろいろ修正を加えたりすることが趣味であろうから、それはそれで良しとするべきかな。

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紅葉だが

2008年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Aki04紅葉である。場所は八甲田山酸ヶ湯温泉のそばの山だ。午後2時過ぎで、雲が消えるのを待っての一瞬を撮ったのだが、どうも鮮やかではない。
この連休が最大の見頃と言われて、勇んで出かけたところ、上の方はすでに終わっていた。それでもこの辺はまだ低めの場所だから、最盛期と思っていたが、そうでもなく、いささかがっかりした。

時期としては悪くはないが、実は数日前に初雪が降っており、一気に寒さが来てしまった。それだけではなく、何日か前ほどは台風よりも強いと思われる風が吹いた日もあり、しかも急な寒さが幾日か続いた事もあった。したがって、木々の葉っぱがきれいに色づく前に、強い風や急激な寒さで変色したり散ったり枯れたりと、悪条件のためにきれいな紅葉になる時期を飛び越して一歩過ぎてしまった景色になったようだ。

Aki05 これは別の角度からの写真だが、手前の赤い葉っぱが、例年では茂っている場所だ。それがこのぐらいしか残っていない。風に飛ばされたか落葉したかであろうが、本来はもっと鮮やかな色合いで、しかももりもりとあるはずだ。
毎年出かけて写真を撮っており、それらを比べても、なんだか今年の状態は、早かったのか遅かったのか、いまいち分からない状態の風景だった。

Aki01 ここは八甲田山系でも下の方であり、例年、今月の後半が見頃を迎える場所だ。これを見る限りはまだ早いと思うのだが、この連休のあたりはもっと青々していても良い場所だから、紅葉の進み具合は早いのかも知れない。いずれにしても、他の場所も同様であり、幾分時期が思わしくなかった事は事実である。

前に、紅葉の時期に台風が来て、山地に塩分を含んだ雨が降り注いだときがあった。その時は塩害で葉っぱがすっかりダメになり、紅葉になる前に赤茶けて散ってしまった事があった。それほどではないが、今年も強風や幾分早かった寒気のために、きれいな紅葉が見られなかったのは残念である。ま、自分が見に行く時期を誤ったのかも知れない気も、しないでもないが、いずれにしても天候と見頃が上手く合わないのは、自然の摂理かな?

最盛期を見たいのなら、毎日山に通ったり、早朝や夕方に撮影する意気込みなども必要だろうが、そこまで元気がないのも事実だから、ぐだぐだ言っても始まらない・・・・か。

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防犯のためなのだ

2008年10月10日 | インポート

Blog268 これだけでは何かよく分からない。実は、門扉に取り付けたスイッチだ。カバーがしてあって中は見えないが、この中にマイクロスイッチが入っている。普通のスイッチではなく、オムロンの本格的なスイッチだが、分解した家電品の中に入っていたもので、新品ではない。これを細工して入れ物に入れ、それに防水目的で、これも余っていたパソコンケースのサイドファン用のアルミ部品を流用して、更にリード板を付けて門扉が開閉したときにスイッチが入るようにしたものだ。それを両面テープで扉に取り付けたところである。そういう事から、ここの部品はぜんぷタダなのだ。

Blog269これはスイッチが入った場合に「ピーンポーン」と鳴る部品だ。まあ、普通のチャイムではあるが、もう30年も前の代物である。よく壊れないで残っているのも不思議な気がするが、電池を入れたら鳴ったから使う事にした。設置場所は別棟で、通称「趣味の部屋」である。

よく見ると、REDが2個付いている。と言うより付けたのだ。一個は電源ランプで、もう一個はスイッチが入ったときに点灯するもの。しかし、このチャイムはもともと電池と電源トランスの2種類が使えるものだったが、初めは電池だけで使っていた。もちろんREDなど付いていなかった。

8月に設置していたが、最近スイッチが入っても鳴らなくなった。原因は電池切れだ。普通は1年以上も持つはずなのに2ヶ月もしないうちに電池がなくなっていた。しかも電池は単2が4本である。これはいけない事だ。電池を交換してもまた2ヶ月もしないうちに切れてしまう気がするために、トランスを使って電池切れが起こらないようにすることにした。

電源は直流6Vだから、余っていた6V用ACアダプターを使う事にして、チェックしたらOKだった。これをチャイム本体にコネクターを使って電源供給するために、メス部分を探して取り付けた。更に、余っていたREDと電圧降下用の抵抗を探して組み合わせる。

REDは3V用なので、100オームから220オームの抵抗を付けると、6Vから約2Vに電圧が下がったので、それを使いACアダプターの電圧を降下させたら良い具合になった。これを電源ランプとスイッチオンのランプとしてケースに取り付けたら、写真のようになったという事だ。

で、作動具合は良好であった。電源が供給されているときはグリーンのREDが点灯しており、スイッチが入るとチャイムが鳴ると同時に赤いREDも点灯した。GOODだ。

これは、自分の趣味の部屋が別棟にあり、一日のほとんどをそこで何かしらの作業をしている。そのため、母屋のチャイムが鳴っても分からないし、第一、門扉が開いても、誰かが屋敷に入っても気がつかない状態だった。何と言っても、能面を作る作業などは、ノミや木槌でがんがん叩くから、門が開いても気がつかなかったし、宅急便も書留も集金も全く分からない状態が続いており、いささか困っていたのである。これでしばらくは安心が続くはずだ。

で、電池切れが短い理由はちょっと分からない。が、推測として次の通り。

1 スイッチが長時間入りっぱなしで、電池がなくなった。(ONのまま)

2 訪問者が扉を開けた後、スイッチオフの位置まできちんと閉めずに、スイッチが数時間単位でONのままになっていた。これが何度も繰り返された。

普通のチャイムスイッチは、いったん押したらすぐに指を離すから、長時間オンのままにはならないが、私の作ったスイッチは、門扉がきちんと閉まるまでスイッチオンのままである。従って上記の理由で短時間に電池が消耗してしまった事が考えられる。

これらを解決するために100Vを使い、スイッチがONのままの時はREDが点灯するようにしたのだ。

数年前からそんな状態であったから気にはしていたものの、もっと前から取り付けていれば早めに安心が得られたのだろうが、ものぐさにも放置していた。ここに来てやっと解決したと言えよう。

ちなみに、チャイム部分の単品価格を見てきたら、およそ1000円ほどだった。今回はあるものを使ったからタダである。もちろん約10mほどある接続ケーブルも、どこからの拾いもので、これもタダ。買ったものは小さい両面テープだけ。うん。費用対効果は抜群なり。

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おおべしみ-4

2008年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog266 さて、「おおべしみ」である。前回約束したとおりに完成した画像をお見せする。別に見せるほどでもないが、一応約束した事なので出来上がりを見せなければならないのだ。10月9日に完成した。

出来具合は前回の作品(前に紹介した)と同じぐらいであり、特に変わってないいものの、並べてみたら若干小さめになっていた。もっとも、上下に5mm程度小さくなったぐらいだから、並べてみない限り分からないので、支障はないから、改めて説明しなくても構わない。

前回の紹介が9月27日だから、あれから2週間近く経っている。彩色にずいぶんと時間がかかった気もするが、実はもう一つの彩色も平行してやっていたから、その分遅くなったと言えよう。

Blog265 これである。これはだいぶ前(4年ほど前か)に作っていたものだ。「あくじょうべしみ」という能面で、素彫りのまま数年間放置していた。去年から彩色を始めているが、このところ、これまで彫りためていた能面のうち、髭のない能面を重点的に彩色にかかっており、毛髪や髭などを植え付けているものは外していたのだ。

やっと、髭のない能面の彩色が終わった事で、順次髭や毛髪のある面の彩色に手が回るようになってきた。で、それの第1弾として、「あくじょうべしみ」に手を付けた・・ということだ。

この場合、いったん髭の部分を切って保管しておき、髭なしの状態で胡粉を塗るなど、彩色を施す事になる。そのため、髭の処置が面倒だから後回しにしていた。髭や毛髪のある能面はまだ6個残っている。これらは、髭や毛髪の数が一個につき50本近くあるのだ。

「あくじょうべしみ」で16本だから、残っている能面の髭の数はとても半端な数ではない。考えただけでも大変な作業だし、あまり考えたくはないのが本音かな。だが、いずれはそれらも彩色しなければ、いつまで経っても「木彫り」のままの、未完成品という事になる。うーーん。

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