いつものように、眼の部分を基準として表情を作ることにする。そのため、眼の輪郭を彫ってそこから他の部分の位置を考えて彫り進むことになる。
上の、この段階では眼の位置が決まったことで、そこから鼻部分の形を決めたところだ。もちろん、ある程度の口の部分の大ざっぱな形、位置は見込んでいるから、高さもそれなりに削っているところ。
更に作業を進めているとこんな状況になった。24日の段階だが、ずいぶんと形が見えて来た。鼻の形ははっきりとなり、口も形が見えてきた。ただ、口の内部は面倒な歯、牙、舌があるから、それらを彫り込むのはもっと後になるが、いずれもこの部分の中に彫る事になるので、目安が出来たと言うあたり。
さて、「蛇」には角がある。実はこの部分の図面はない。ただ、「般若(はんにゃ)」の角とほぼ同じ形をしており、これの図面はあるから、それを利用して「蛇の角」にするつもりだ。で、最初に切り取った余った材料を利用して、同時に作っているところ。