わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

彩色の実行

2022年08月04日 | 能面

さて、前回のブログでは、手持ちの素彫り面の「彩色」の実施はいつになるのかわからないという事を書いた。だが実はここ数日、いや毎日眺めていたところ、どうも気になってしまい、何とかしなければ・・・と思いつつ、残りの彩色の材料を確認していたところが本音。

で、特にお面の裏に塗る「工芸漆」の残量をみたところ、どうもあと数個は間に合いそうな感じを持ったので、小面と小獅子の彩色が7月24日終わってすぐではあったものの、意を決して(?)あと2個を彩色することにした。

今回彩色を実施したのは「小べし見」「いかずち」の2個だ。で、経過は以下の通り。写真を主に紹介します。

作業は7月31日から始めたが、下は「下塗り」の段階。もちろん、裏塗りはすでに終わっていたので、今日の作業はここまで。それでも裏塗りの乾燥には、通常は一晩かけていたので、その日のうちに裏塗りから表面の下塗りまで実施したのは初めて。

8月2日。小べし見の仕上げ塗り(3回塗り)と他の部分の彩色をちょっと。

8月3日。墨を使った仕上げと煤(すす)を使った陰影を施した結果だ。

で、いかづちは・・と言えば。

8月2日にはここまで。

8月3日の仕上がりだ。間違って写真の角度がおかしいものの、仕上がりを紹介するだけならOKかな?。

下は今回に彩色を行った2個を並べてみた。本来なら、仕上げの色はそれぞれ別の色にしたほうが良いのだが、今回はたまたま仕上げ用に作った色の量が多かったので、2個に同じ色を施したという、いわば「手抜き」の様子を紹介した。

結果的には「まあ、同じ色でもOKだったかな」と感じているところ。

これらの作業は8月3日に終わったことで、彩色の終わっていないお面は残り2個となった。それが下の写真。

左が「小獅子」の3個目だ。3月に彫り上げたものだ。また右は「帯喰い」の3個目で、これは昨年11月に彫っている。

さて、いよいよ裏塗り用の「工芸うるし」もなくなってきたし、他の彩色材料もほどほど欠品の傾向だ。そのため、もしかして彩色の工程は今回でおしまい・・になるかも。いや、彩色はおろか、お面の製作すら中断に・・・

 

では、これでおしまい・・でした。

 

 

 

 

 

 

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