わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

5.1CHその後

2007年12月25日 | インポート

Blog149 臨時的に組んだ5.1chのリヤスピーカーを入れ替えた。このスピーカーは、以前に息子が使っていたコンポのもので、これの相棒のサブウーファーは数年前からテレビ(28インチブラウン管タイプ)の2CH用の低音部を受け持っていた。今回、今では使われなくなったこのスピーカーを活用するために、この部屋に移動して、使ってみることにしたものである。

それまでリアに使っていた「DIATONE」は役目を変更し、センタースピーカーとして1個だけ使うことにした(前の小さかったTEACスピーカーは任務終了)。しかし、少し大きいのか、台の上に載せた液晶テレビの画面とほぼ同じ高さになって、具合があまり良くない。だが、他メーカーの専用センタースピーカーならいざしらず、いろいろなブックシェルフスピーカーでも寸法が厳しい。

Blog147 これがその写真だ。スピーカーを横にしてラックに乗せているが、奥行きもぎりぎりだし、高さも高くて何か変だ。画面の真下にまでスピーカーが出っ張っている。高さ(横に寝かせている場合)が17cmだから、リヤスピーカーと同じ寸法だ。と言うことは、小型であればこんなものであろう。

専用のセンタースピーカには、もう少し高さの低いものもある。が、最初に計画したときは「持っているものを最大限に活用して、安く仕上げる」ことだから、新規にスピーカーなど、物を買っては意志に反する事になる。

この状態でしばらくは5.1chの音を楽しむことにして、その結果あまりにも納得できなくなった場合は、その時点で考えることにする。で、今のところ最終的に設置されたスピーカー類は次の通りとなった。

1 フロントスピーカー:KENWOODのコンポ用ブックシェルフタイプを流用

2 センタースピーカー:DIATONEブックシェルフタイプを流用

3 リアスピーカー:SONYのコンポ用ブックシェルフタイプを流用

4 サブウーファ:SONYのコンポ用サブウーファを流用

5 AVアンプ:SONY TA  DA3200ES(新規購入)

Blog148 アンプの表示だ。これを見る限りは5.1chのシステムとして稼働していることが分かる。ただ、ソースが5.1chではなく、擬似的な5.1chの音として認識している表示だ。いわゆるメーカーの音場を作る技術によって2chステレオを電子的に5.1chに変換しているだけである。

DVDなどやテレビ放送でも5.1chの音が再生された場合は、この表示のほかに本体の下(ボタンの下側)に見える穴がブルーに光る。これにより、本当の5.1chの音か擬似的な5.1chの音かの判別が付くようになっている。

ということで、今のところは当初計画した「手持ちのスピーカーを使った安価な5.1chシステム」が完成したことになる。この構成でしばらく使ってみるが、いろいろ調べた限りでは、バラバラメーカーの組み合わせによる今のシステムより、大幅な音の改善を期待するなら、AVアンプからスピーカーシステムまでを中級レベル(総額40万円以上程度)の製品に変更しなければ無理だと言うことが、各種の情報から分かってきた。

結局、そこまで投資することは最初から考えていなかったので、このままの形でしばらくは行くことになろう。もしかして最後までこのままかも知れない。

ある時、10m以上も離れた母屋の女房から「うるさい。近所迷惑だ」とクレームが入った。原因はCDを聞いていたときに、テストがてら大きな音にしていたのが、どうも聞こえたようで、しかもサブウーファーの音がどんどんと響いていたそうだ。小型のサブウーファーだったが、自分も外で聞いたら結構大きな音で聞こえていたから、1.5m程しか離れていない隣の事務所では、良く聞こえていたかも知れない。夜は特にまずいかも。

が、夜は事務所も終わっているし、普段はテレビの音だけだから、まあいいか。

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般若9

2007年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog146 やっと完成した。もっとも、先生に見せたらまだ手直しを言われるのかも知れないが、一応の手順は終えたつもり。だが、本当は先生から指導を受けたところがまだ残っているのだ。

1 角の生え際を墨でぼかす。

2 真鍮板の眼球にも墨でまつげを入れる。

などだ。が、一応やっているものの、色を塗る相手が真鍮板や金泥を塗った金属的な場所のため、墨を塗った程度では上手くぼかしが書き込めない。ま、このあたりはまだ腕が追いついていないこともあるから、我慢して全体を見て貰うことにして、勘弁をして貰うことにする。それでも金泥を塗った歯の部分は、いくらかぼかしが出来ているので、そのあたりの要領でもう少し気合いを入れたら、もっと良くなることもあるかな?

Blog112 これが今回の般若の見本(教則本掲載)であったが、私の完成品と比べたらまあ、色具合などは若干違って見えるかも知れない。それでもだいぶ似ていることには変わりはないので、初心者としては一応は満足しなければならないと思う。

これを作った先生は、専門家であろうし本も出している。当然うまいに決まっており、手順や要領も私などと比べること自体がナンセンスだ。したがって、「見本に近くなるように作成する」ことに重点を置いているから、その基準を考えれば、「まあいいか」の部類にはいるだろう。

8月の木取りから今回の完成まで約4ヶ月かかったが、特に急いでいるわけでもないし、教室の生徒として作成しているのであれば、これで良いのかもしれない。しかし、自分で全部の工程が出来るようになれば、2ヶ月かその程度で完成するだろう。ただ、急いで作業をすれば、どうしても手抜きが出てきてしまうことも大いにあるので、じっくり取り組むことを考えれば、まあ3ヶ月ほどを見ると十分かな・・・なんて考える。

次の課題は何か知らないが、恐らく来年度の教室開始から、新しい課題に取り組むことになりそうだ。したがって、今から4月までは作業をすることがない。材料が一個余っているので、何か他の面を作っていた方が良いのかもね。

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般若8

2007年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog143 やっと完成に近づいた。前回は真鍮板を使って眼球を作り、はめ込んだところまで紹介したが、今回は更に金色で角と歯を描き朱で唇を書き込んだところを紹介する。この金色は一般的な金色ではなく、特殊な金色なのだ。その作り方や金色を鮮やかにする方法などが、「面打ち入門」という本に紹介されている。

この金色は本物の金とよく似ているようで、金の素材が使われているようである。したがって高価なものだから、一気にたくさん使うのも気になる。けちけちしながら使っているのが、自分の性格を現しているようで、何とも情けない。

Blog144a_2 これがその「金色」の正体である。中身は金色の微粉末だ。中身からしてどうも純金を粉末状にしたものかも知れない。したがって、金そのものであろう。2グラム入って数千円したから、純金に違いない。

これを耳かきで数杯容器に取り出し、それに溶いた「にかわ液を」混ぜて「金泥」を作り、般若の角部分と歯の部分に丁寧に2度ほど塗る。乾いたところで錦石(にしきいし)を使って磨くのだ。そうすることで、いかにも金属のような光沢が出て、ペイントを塗ったとはまったく違うようになる。これは良いあんばいだ。

だいぶ前に、水性ペイントを使って能面に色を塗ったことがある。その時、眼球には金色のペイントを使った。その時はそれで良いと思っていたから、別になんとも感じていなかったのだが、今回、金泥を使った彩色をしたことや、真鍮板で眼球を作るなど、古来の作り物には古来からの工法、彩色が最も合うことが分かってきた。うれしいことだ。

Blog145頭の部分に毛髪を書き込んだ。これは墨だから作るのは簡単。ただ、書き込むのが大変で、細く、乱れた髪の毛を、面相筆を使って半円状の頭に書き込むのは 至難の業である。

いかに面相筆を使っているとは言え、極細の線を等間隔、同じ太さに書くことは出来ない。また、乱れ毛は左右が対称になっているのだが、これだって同じに描けるわけはない。だから、毛の太さも、描いた乱れ毛の形もまったく満足できるものではないことを、最初に言っておかなければ。

何と言っても般若では初めての彩色なのだ。毎日仕事で筆を握っている「専門家」ならいざしらず、60歳をとっくに過ぎた爺が初めて面相筆を握ったと考えたら良い。手元はふるえて上手く描けないのは自明の理だろう。そこは「自己満足」の世界と言うことで、ご勘弁願いたいものだ。

さて、これはまだ「古色」が施されていないので、全体的に白い。今後は古色を施して、「赤般若」にするべく、最後の細工をすることになる。全体的に赤茶けた色にするので、ぼかし網を使って「赤茶」をまんべんなく振りかけることになろう。その作業は19日にある教室で先生に伺って、うまくいけば今月中には完成する見込みだ。

8月20日に材料にノミを入れてからすでに4ヶ月。本来は1ヶ月も前には完成しているはずなのだが、7人の生徒の進み具合が合わないので、これもしょうがない。まだ仕上げの削りをやっている生徒もいることから、このままでは、全員が完成するのは、教室が終わる3月上旬の「成果発表会」の頃か。うーん。

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5.1CH

2007年12月04日 | インポート

Blog140 ホームシアターが完成して2週間ほどが過ぎた。これで何をしているかと言えば、毎日放送されている韓国ドラマを主に見てきた。

毎日放送されていたのは「海神(ヘシン)」という昼の番組で、第1回から逃さず見てきたが、3日で51回の放送が終わってしまった。これは、BSのハイビジョン放送だったから画面はきれいで、音もそれなりに良かったので面白かった。51時間の番組を高画質でDVDレコーダーにそのまま保存しているので、もうHDDは満杯だ。

Hesin1 これがその番組である。韓国歴史物語と称されているので、実在の人物を元にしたドラマであり、フィクションを加えて面白いストーリーになっていた。

これを良い音で見ようと思ったのも、5.1CHにしようとした目的の一つでもあったが、結局は4.1Chのまま最終回を迎えてしまった。実はこの番組を見る前には、3つの韓国ドラマを見ていた。この3つは今でも続いているので、そのまま見ている。これを紹介すると、「チャングムの誓い」「ホジュン」「チュモン」だ。

Tyumon11 これは「チュモン」だが、他の2つも写真があり、それぞれ放送をDVD化して保存している。「チャングムの誓い」はすでに3回目の再放送であるが、今でもNHKのBSで放送されており、最初の頃から真剣に見ていた。当時はまだビデオテープに3倍速で録画していたが、最近はDVDにしている。

また、「ホジュン」も再放送中で、これも64話(だったかな)全部をDVDにした。作ったDVDは白いレーベルに写真を印刷して見た目をきれいにしている。更に「チュモン」はまだ放送中だから、まだ途中であるが、これも放送された後にDVDにムーブして保存している。

いい歳こいて何でこんな事をしているのか、若干、理解に苦しむが、最初の「チャングムの誓い」が面白かったのと、それの出演者の多くが「ホジュン」や「チュモン」に出演しており、それに引きづられて見てしまったというのが本当で、実際、そのドラマも面白いのだ。

Blog139_2  で、5.1CHの話。これは後ろのスピーカーと、それを載せる台だ。台は数日前に作った。それまでは窓近くの台(左側の上方向)に置いていたのだが、もう一つのスピーカーが耳に近いところに固定してあり、それに合わせるために移動式の台を作り、聞くときには耳の近くに動かせるようにした。

余り物の板とキャスターを使ったので、費用は0円。色は屋根に塗ったペンキだから、屋根色をしている。が、うまい具合にスピーカーと調和している。

これが「DIATONE」のブックシェルだ。だいぶ昔のもの。が、ちゃんと音は出る。で、センタースピーカーが初めの写真で、テレビの前にある小さいもの。これが2個あって、当初は2個をパラに繋いでアンプに接続した。6オーム2個で12オームになったものの、一応音が出たが、低くて実用的ではない。で、1個にしたところ、普通の音になった。で1個にする。

このスピーカーは「TEAC」製であり、今では会社もすでにない(?)。これもかなり古いものだが、能率が悪いかも知れないので、出来ればもう少し良いものにした方がいいかも。

で、いろいろアンプの設定を試みて5.1CHにしたが、センタースピーカーが必要になる番組が少ないので、今のところは市販DVDを見るときだけに5.1CHで音声が出ている。

一般の放送が5.1CHサラウンドでないから、せっかくのホームシアターも、その恩恵を受けられないのは初めから分かっていたから、それほどの失望感はない。まあ、徐々に環境を整える戦略を発動して、余生を過ごすことになろう。

ところで、息子がPIONEERの「KURO」と称する50インチのプラズマテレビを買ったとか。独り者で、好きなことをしているうちだからまだ許せるが、値段が高いのが難点だ。いろいろと考えての購入なのだろうが、果たしてどこまで考えているのか。たとえ独り者でも、将来の生活設計が大切なことには変わりはない。ほどほどに(と姉も言っていたよ)。

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