前に紹介したAVアンプの後継機とでも言おうか、上位機種である。今の時期に発売されたもので、新商品となる。前回紹介したものは、TA-DA3200ESだが、今回のはTA-DA5300ESで価格も約20万円ほどと、前の機種の2倍ほどである。しかも、最新の音(音声圧縮技術)に対応しているので、当然として高性能だ。もちろん買ったわけではない。単に情報であるから、楽しんでスペックや評判を見ているところ。
前に書いたときは、TA-DA5300ESの発売と時期を同じくして安価なスピーカー群が発売されると書いた。で、それも発売されているが、まだ評価の記事が少ないために、これも買うことはなく、ただ見ている状態である。したがって、ホ-ムシアターはまだない。
このTA-DA5300ESぐらいのランクになると、スピーカーもそれなりのものを揃えなければ釣り合わない。だた、ソニーの場合、同メーカーで良い組み合わせが選べないのも事実であり、この部分で大いに悩むことになる。
オンキョーの場合で考えてみた。価格帯からして、以下の組み合わせが適当であると考えたので、その例をちょっと。
TX-SA605である。価格帯は8万円前後。これも最新の音に対応している製品である。したがって、今後もしばらくはこの製品で最新の音が楽しめることになり、楽ちんだ。
このAVセンターを考えた場合、組み合わせるスピーカーシステムは次のようにすれば値段とうまく釣り合うのではと考える。
D-308シリーズのフロントスピーカーである。これ以外に当然センタースピーカ、リヤスピーカーが2個、サブウーファなどを揃える必要がある。約12万円かかるのだ。これとAVアンプをセットで新調すれば、合計で20万円だ。もっとも、値引きがあるからもっと安い値段で購入できるものの、一応はそのぐらいの金額を考えれば良いと言うことになる。これで十分なサラウンドを体感出来て、満足のいくホームシアターに仕上げれば、これはこれで入門用としても特段悪い選択ではない。
次はSONYのTA-DA5300ESと同価格帯の製品の組み合わせである。このぐらいの価格帯になるといろいろなメーカーの製品が選択肢になるところだ。
TX-SA805である。カタログによれば189,000円だ。TX-SA605の上位機種で、当然新しい音に対応しているから、これも良いし値段も良い。さて、これに適合していると思われるスピーカーシステムは、次のように考えたのだが、これも高くなった。と言っても、やはり釣り合いというものがあるから、むやみに高価な物やメーカーがバラバラでは、音にまとまりがなくなるという。(らしい)
D-508シリーズだ。D-308と比べても、スピーカーの直径やキャビネット(本当はエンクロージャーと言うらしい)の大きさも違うし、塗装なども違うかも知れない。スペック上は似ていても、音質はだいぶ良くなっているはずである。何と言ってもスピーカーは昔から、「大きいことは良いこと」なのだ。したがって当然、こちらの方が良いに決まっている。肝心の価格はセットで19万円ほどだ。AVアンプを入れると、なんと40万円に迫る勢いである。
ここで、冷静になって考えてみよう。昨日見た新聞の番組表によると、私が今、欠かさず見ている3つのテレビ番組のなかで、SSマークの付いている番組はなかった。サラウンドステレオ放送(ステレオサラウンドか)が一つもないのだ。全部がせいぜいステレオ放送である。番組表をよく見たらスターチャネルに多くのSSマークが付いてたが、私は入っていないので見られない。ここは有料放送なのだ。
いま、手持ちのコンポに繋いで、結構気に入った音で聞いている。当然ステレオだが、ミニコンポにいくらか程度の良いものを使っていることで、まずまずの音が楽しめる。これに、ホームシアターとして、上に紹介したシステムを導入したとしても、5.1チャンネルのサラウンド音声は聞けないことが判明したのだ。20万円や40万円を投資しても、望む番組では5.1チャンネルが聞けないときた。さて、どうする???
もっとも、30枚以上も持っている市販の映画DVDでは、その恩恵にあずかることは出来ると思うのだが、そのために大枚を出すことが前向きなのか無駄なのか、今のままで満足するのか、ここが思案のしどころなのだ。
あといくら生きているのか知らないが、金を貯め込んで逝ってしまうぐらいなら、元気なときに趣味に使ってしまうほうが有効活用なのは承知している。だが、今までいろいろ買い込んで、結局使わなくなってきた物もたくさん残っている。デスクトップパソコンは7台が稼動しているが、実際は1台あればよい。まあバックアップでもう一台使っているものの、それだって外付けHDDがあるから、無ければなくても構わないのだ・・・と言う風に、結構無駄な機材があちこちにあることが、ちょっと気になるのでね。
ぐだぐだと書いたが、結局はもう少し様子を見て、人様の意見も参考にし、今でも満杯の趣味の部屋のスペースなども考えて、あれこれ構想を練っているときが一番楽しいのかな・・・と言う結論に達した。