わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

パソコン用品の更新です

2019年01月30日 | 能面

たまには能面とは関係の無いお話を。

ちょっとした考えから、パソコン用品の一部を買い換えてみた。これは、そのパーツが「使えなくなった」訳けではないが、たまには気分を変えてみるのも良いのかな?  程度です。

1 キーボードを交換した。

これは、必要に迫られたというよりは、使い勝手が悪くなってきたので交換したという部類。というのも、長期間使用してきたことから、キーの表面に印刷してあった文字が消えてきた。そのため、部屋が暗いとキーの表面が判別しにくくなり、誤操作、いわゆるタイプミスが多くなってきたためだ。もちろん、長い間ブラインドタッチに慣れていたものの、さすがに高齢者になって手元も怪しくなり、キーを目で確認しながら打鍵するようになっている。その部分でキーボード上の文字が見えないと、当然としてミスタッチが増える。それの解消として、文字がよく見えるキーボードに交換したという話。

で、交換したキーボードは次の通り。

前から長く愛用している「REALFORCE」の2018年版だ。多くの型式がある中で選んだものだが上のもの。キー本体もキートップも明るい色で、その上に濃い茶色で文字が刻印されている。一昔前のスタイルかも知れないが、まず第一に見やすいことを目標にした。もちろん、印刷された文字が消えにくいタイプの製品でもある。

実は、このメーカーのキーボードを買うのは4個目。その様子は下の写真の通り。

左の2台は一太郎で有名な「JUSYSYSTEM」が販売したモノを2台購入している。ただし、製造したのは「REALFORCE]であり、製品そのものはREALFORCEと同一である。だが、キーの表面の文字印刷は、すでに消えかかっており、これが不具合となって新規購入の理由でもある。また、右下側のキーボードも、私が初めて購入したREALFORCE製で、まだキーボードの左下側に「ウインドウズ・キー」すらなかった時代のモノ。それでもかなり長い間の使用(10年以上だろうか)に耐えており、今でも現役復帰が可能だ。

で、最後が右側の上が今回購入したモノ。昨年11月に新規購入しており、それ以降毎日のように使用している。もちろん使い勝手は最高である。ま、価格も2万4千円ほどであり、この部分でも最高でもあるが・・

それで、打鍵の打ち間違いが無くなったのか?  といえば、それはそれ。高齢者の手先の感覚も、極めて速い速度で衰えている事を実感している今日この頃である。

 

2 マウスを交換した。

今回購入したマウスは、初めての種類である。これは今まで使っていた赤外線やレーザータイプとは違い「トラックボール」のタイプである。これは珍しい。ただ、調べると様々なトラックボールタイプが複数のメーカーから販売されており、特に珍しいものではない事が分かった。

もっとも、マウスというものは、昔から手のひらで握って机の上をころころと転がして使用する意識があって、20年以上も前から、昔からあったタイプを使っていた。もちろん、今でも多くの人が手のひらで握るタイプを使っているはずであり、トラックボールタイプを選ぶのはごく少数派だろう。購入は昨日・23日だ。

上の写真を見たら、大きさや形も分かるが、従来のマウスと比べても結構大きい。手のひらからあふれるほどだが、このマウスは本体を動かして使うのもではない。赤いボールを親指で動かして使うために、本体はキーボードの横に置いておくだけらしい。

これをちょっと使って見た感じでは、ボールを細かく操作することや、指先のスイッチ関係の連携がまだ慣れていないので若干の戸惑いもある。ただ、ネット上の利用者の意見では「慣れたらうまくいく」という事らしいので、私ももう少し「慣れる」事も必要だろう。まだまだ「手が前のマウスの形に勝手に動く」状態。これも習性か。

 

3 タブレットを買った。

アップルの「iPod」だ。注文したのは1月5日で入手したのは7日だったかな。まだ3週間ちょっとという期間の利用であり、充分に使っているとは言いがたい現状である。メモリが32GBだから、シリーズの中でも最下位の部類に入るが、「タブレットとはなんぞや」の興味を満たすなら、まあ、こんなものだろう。

それでも、かなりの苦労を重ねて上の写真の状態まで各種の設定を行った。これが初期画面であり、ここから必要なアプリを使いながら必要な機能に突入していく・・・という話。

私としては「ネット閲覧」「メールの閲覧」「Kindle(Amazon の電子書籍)の閲覧」が可能になれば、一応の目的は達成される。ただ、これらの機能は一部利用可能の状態だが、充分使いこなしているかと言った場合「まだまだ入り口をかじった程度」である。「Line」もやらないし初期設定で用意されている多くのアプリも、今のところは使う予定はない。

せっかく手に入れたものの、結局は「お試しの段階」で終わってしまいそうな状態だが、「誕生祝い」あるいは「後期高齢者達成記念」として認知症予防に活用することになろう。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小尉 その2

2019年01月25日 | 能面

「小尉 その2」だ。まだ「その2」の時点で、すでに素彫りの完成間近の紹介になる。早いわけではないと考えるが、これが3週間目であれば早いと言っても良いかな。

下は14日。ほぼ全体像が見えているから、この後はノミ跡を消しつつ表面を滑らかにする作業が続く。

下は19日だが、上の写真からは4日も経っているところ。表面のノミ跡もずいぶんと減ってきており、かなり見やすい。耳部分もほぼ出来上がっているし、鼻の形も出来上がった。しかも鼻の穴の開いているし、口の中も裏まで貫通している。もちろん、この期間では裏彫りの最終段階まで来ているから、それにも時間がかかっているところだ。

下は20日。上の写真から一日後だが、表面にヤスリがけをしたところ。初めは金属のヤスリで荒く削り、その後は120番の紙やすりを使う。ここまで来ればほぼ9割の出来具合だ。

下は24日だ。上からみれば「顔のしわ部分」が彫られているし、更には細部の修正も行われた気配も見える。完成度は9割以上だろう。

さて、25日になると目の二重(ふたえ)部分、歯の形、髭の位置などを決め、それに従って形を整えているところ。っと・・右目の二重部分に何か怪しい色。実は、これは欠損した部分だ。二重部分を彫る段階だが、ここは力の入れ加減が重要。それをミスったためか、二重が部分的に欠けてしまったのだ。本来なら欠けた部分を拾ってボンドで貼り付ければOKだが、その木片はわずか1mm程度のもの。周囲にはそんな木片が山ほど散らばっているから、ま、それを見失ったのは当たり前かな。

で、鋸くずをボンドで混ぜた補修剤を使い、欠損部分を補修したのが下の写真だ。

ここでほぼ素彫りも完成したと言っても良いだろう。ただ、あごひげ部分は穴が開いていないが、ここはすぐに出来るのでOKだろう。

本来は、素彫り完成を次の能面教室(2月6日)と考えていたから、残りの日数はまだたくさんある。それに、次の課題も2個目の小尉と考えているし、その材料もまだ手に入れていないので、慌てる必要も無いだろう。

予定では30日にも次の材料を入手するつもりなので、それまではこのお面を眺めながら、更なる修正をすることになる。

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小尉 その1

2019年01月11日 | 能面

12月に予告していたとおり、今月から新しい課題「小尉(こじょう)」を製作する。今回の小尉は、別名「小牛尉(こうしじょう)」とも言われており、どちらでも良いらしい。で、私は「小尉」を使うことにした。型紙にもそう書いてあるから良いだろう。

実はこの型紙はもう10年以上も前から持っていたのだが、髪の毛や髭の数が多く、めんどうな気がしたことでしばらく放置していたもの。従って「小尉」を彫るのは今回が初めてである。これと似たお面に「三光尉(さんこうじょう)」があり、それは2002年5月から2個を彫り終えているものの、彩色はしていない、従って素彫りのまま。

参考に、2002年7月に彫り上げた「三光尉」を紹介する。大きさは今回とほぼ同じで長さは20cm程度だ。見分け方は鼻に植え込んだ髭があるか、かないかの違い程度かな。

 

下は参考にする(元になる)「小尉」の写真だ。これを参考に彫っていく事になる。今回もまた、写真をメインに進めるが、約1週間が経ったので、結構進んでいる。

材料に図面を載せてみたところ。まあ、こんなものでいつもと変わりはない。この作業開始は1月5日だ。

下は両サイドを切り取ったところ。

下は、表面の部分を立体的に切り取ったところだ。この辺は横から見た図面で高さ(深さ)をはかり、それに合わせて切り取っていくだけなので、時間はかからない。6日の作業だ。

下はだいぶ進んで見える。7日の結果だが、顔の表面を書き込んで、それに従い、彫っていく。このあたりからは作業は慎重に進める必要があり、それに伴って時間もかかるが、これはやむを得ない。ここの課程をきちんとしなければ、形や表情も崩れてしまうから、図面を見ながら寸法を確認し、慎重に切り込みを入れていく。

上の写真から下の写真までは1日後の8日だ。ただ、ずいぶんと進んでいるように見えるから、結構頑張っているのだろう。それでも、当たりを付けてノミを使い、どんどんと作業を進めている段階でもある。

で、下は11日。この3日間をかけて、ずいぶんと進んでいるが、現物の見本がないので写真を見て高さ、深さなどを想像し、慎重に進めているところだ。もちろん、この3日間は裏彫りにも費やしており、実質の表面の作業は2日間であろう。

9日の、今年初めての能面教室では、先輩がこの「小尉」を彫っており、それを見てきたのだが、ずいぶんと深く彫っていた。自分のものは、まだそれほど深いところまで彫り込みが進んでいないから、これからはもっと深い場所まで掘り進み事になるはず。従って、細部の彫り込みになるのでより時間がかかるが、これ以降は表情にも大きな変化は出てこないと思う。

さて、今回も貼り付けた写真の大きさを間違って、通常は400×400ピクセルを640×640にしてしまった。原因は注意散漫であろうが、ま、高齢者と言うことで勘弁をして貰いましょう。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不動7 その5

2019年01月04日 | 能面

平成31年を迎えた。2019年なので間違いのないようにしなければ・・・というのも、老人クラブの事務局をやっているから、回覧や案内などを作って、配布する作業が毎月ある。このときの日付を間違うことが多い・・ん?やっぱり後期高齢者か?

ということで、今年最初のブログを書き換えることになる。ただ、今回は12月のブログでも書いたように、これまで彫った3個のお面を同時に彩色をしていたので、それを紹介する。まあ、彩色の途中経過は省略するとしても、12月の最後の週から同時に実施した。で、正月をまたいで、さすがにこの間は作業は中断していたという具合。

結果は写真の通りである。また、最後の古色を付ける工程や、すすを使って陰影を付ける工程などは、今日4日に行ったので、「完成は1月4日」と言うことになる。まあ、素彫りの完成予定が12月いっぱいだったから、ほぼ予定通りといっても良い。

下は「不動7」だ。実は、これらの色は前に彫った「不動6」の時に使ったもので、小さい瓶に密閉して保存していた。それがそのまま今回も利用できたが、特に毛髪部分はいくらか赤色を継ぎ足して、鮮やかにしたことも事実。顔の表面の濃い青色は、前回の色をそのまま活用した。

これらの色の保存は、新規に作ったのもであれば、意外と長持ちをする。ただ、1年以上経つと、膠(にかわ)を使っていることなどの理由から、具合が悪いという話もあり、保存もせいぜい一年以内が限界かな。

次は「蛇(じや)」だ。これの場合、金色が使われる。この金色は「本金泥」が良いのだが、今回は手持ちの関係から「準金泥」を使ったところ、下地への乗りが悪く、きれいに出来なかった。従って、近くでその部分を良く見れば、まだら模様になっている。角(つの)部分と歯(牙)などがきれいに出来なかった部位だ。

まあ、上の2枚の写真程度なら金色もよく見えるが、実物を遠くから見る限りでは、気にする必要もない程度かな。それでも若干不満でもある。

最後は曲見(しやくみ)」だ。

こうしてみると、この女面もよく見る顔つき。で、自分が彫った作品を確認したところ、「深井(ふかい)」とほぼ同じ顔つきだった。髪の毛の乱れも頬にくぼみがあるのも、ほぼ同じ。いずれにしても似たような女面も増えてきたから、困ったことだ。

ということで、今年初めてのブログを書いたが、とりあえずは紹介できる程度の元気も残っている気配である。更には次の課題もすでに決めており、図面や参考にする写真も12月中には出来上がっているので、恐らく来週からは新しい作業も始まる・・・かな。

次の課題は「小尉(こじょう)」だ。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする