小べし見3 その２

作業開始から３週間が経った。この間は順調に進んでおり、特段に急いだ覚えはない。それでも毎日作業を進めるから、それなりに形がが出来上がってくる。まあ、それはそれで良しとしよう。

下は１７日だから、前回の写真の９日から見ればかなりの日数が経っている。勿論その間の出来具合はきちんと写真に撮っているので、作業日数に対応した出来具合は確認も出来る。ただ、ここまで来るのに１週間以上もかかっている事から、仕上げ段階の作業自体が細かいし、それなりに大変な事が分かる。また、眼球や鼻の穴も裏側と貫通しているなら、恐らく裏彫りも仕上げの段階まで進んでいるはず。これらの作業時間を含めたら、1週間以上かかるのもやむを得ないのかな。

このあたりなら、完成度は８５％程度だ。上々である。

下は１９日。上の写真から２日後だが、一応のやすりがけを行い、滑らかにした状態で細かい修正を施しているところだ。仕上がり加減は９０％程度だろう。

さて、下は一応完成した状態。２０日の写真であり、上の状態から更に細かい目（120～240番）のやすりがけを行ったところ。この状態で表面は完成だが、実は裏彫りの仕上げが残っている。それを行えば、素彫りの完成だ。

さて、上の写真から裏彫りの仕上げを行ったのが２１日だ。その時点で「小べし見３の素彫りの完成」を宣言したい。ただ、見たように眼球は木目のままであり、ここには「真鍮製の眼球」を入れることにしている。その作業は明日以降の予定だが、もともとこの小べし見３の作業期間は今月いっぱいを考えており、まだ一週間以上も期間の余裕がある。そのため、真鍮の眼球を作る作業を明日以降から行えば、今月中には完成することになる。ただ、前回彫っていた「雷（いかずち）」の眼球も真鍮製にしたいから、明日以降はそれも同時に作ることになるのかな。

「小べし見２」はおおむね3週間で素彫りが完成したが、今回もそれと同じ程度の作業期間で出来上がった。これについては特に意識はしていなかったものの、自分の作業の進み具合は、お面の種類によって似てくるという証拠かな。

 

 

 

 

小べし見３ その１

８月もすでにお盆を迎え、さすがの猛暑も一段落・・と思いきや、８日以降ほぼ一週間も雨が降ったりして、異常な気候になっている。この間、気温も20度に至らず、体感温度は晩秋か初冬の感があり「暖房」のお世話になっているところだ。このことを考えれば、まさしく「異常気象」だろう。

 

さて、そうこうしている時期でもお面の作成は順調。今月から新しい課題をこなしているところだ。で、その課題はタイトルにもあるように「小べし見３」だ。「３」と言うことは「１」と「２」もあるはずであり、その通り。

小べし見１：　２０２０年１１月　素彫り完成

小べし見２：　２０２１年　１月　素彫り完成

いずれも彩色も終わっており、完成品である。で、今回の「その３」の進み具合は次の通り。今回もすでに完成度は５０％を過ぎているから、主に写真で説明しよう。

下は参考とした写真だ。これはその１からその２までも利用しており、今回で３回目の登場。大きさは　210mm×160mm×90mm　だが、作者によっては若干の違いがある模様。

さて、実際に作業を開始したのはした７月３１日だが、それが下の写真。周囲や表面の部分を丸鋸で切り取ったところ。このときは、裏側にも丸鋸で切り込みを入れており、裏彫りの作業を軽減している。ただこの「丸鋸」を使う作業は危険であり、充分に注意をしているものの、自分の高齢化に伴ってそろそろ「中断」する事も必要だろう。

今回のお面は中型だが、今後はいよいよ「安全なノコギリだけを使った」小型のお面の作成だけにしなければならない年齢の時期を迎えているのかも。

下は１日の結果だ。上の写真から次の日には、ここまで作業が進んでいる。ずいぶんと早いので、もしかして今回も早めの完成が見込まれる？

ちなみに「その２」はおおむね３週間で素彫りが完成しているから、今回もそんな気配が見えるところ。

下は２日。作業開始から３日目には、ほぼ全体像が見えてきた。

下は７日。さすがに上から４日が経っており、ずいぶんと進んでいるようにに見える。もっとも、この間には裏彫りを２回行っているから、それを考えると、まあ、こんなものかも知れない。それでも完成度は５０％以上あるから、ずいぶんと進んでいるとも言えよう。

下は９日だ。あごの部分の彫り込みも終わり、一応の全体像がはっきりしてきたところ。

今後は大きな変化はないので、細かい細工が増える行程の段階なので、余計に時間がかかる時期でもある。それでもこの時期にここまで作業が進んでいるのなら、「その２」で達成した「３週間で素彫り完成」の再現も可能かな？

 

ということで、最近では作業時間も短縮しているから、無理をしないで日常を迎えることを最重要課題としたい・・・

 

ではまた。