わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小面9 その3

2018年04月29日 | 能面

今月中に素彫りが完成しそうだ・・と宣言をしていた。で、それなりに作業を続けていた結果は以下の通り。

1 下は21日の成果 ほぼ8割以上の完成度であろう。

2 下は今月初めから彫っていた1個目の小面との写真だが、2個を比べていたところ、若干の修正が必要かも知れないと考えつつ、1個目を部分的に修正作業を行ったところ。もちろんまだ完成ではない。

右が1個目、左が今彫っている2個目の小面だ。同じ型紙を使い、同じ人物が彫っているはずなのに、表情が違っているのが分かる。これはちょっとした「その時の彫り感覚の違い」が、そのまま表情の変化に表れている証拠だろう。もちろん、上手な人なら同じ表情になるハズだが、「自分はまだ上手ではない」と言っているようなものだ。

 

3 下が今日29日の結果である。ここで「素彫りの完成」と言っても良いだろう。従って宣言していた「今月中の完成」は達成したと言うことにする。うんうん。

で、同時に1個目も修正した結果、最初よりは良くなった・・と思っているから、ここで今月中に2個の小面が完成したという結果でもある。

2個を並べて見たのだが、まあ表情の違いはそのままであり、同じには修正が出来なかった。これはやむを得ないから、これはこれで良しとしよう。

 

と言う事で、今後は「別当」も含めて3個のお面の彩色をする事になるが、いつ始めるのかはまだ分からない。次の能面塾が5月9日だから、その時まで新しい能面の作成を休み、ちょっと肩を休めてみようと考えている。彩色を始めるにしても恐らく5月9日以降になると思う。

 

 

 

 

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小面9 その2

2018年04月18日 | 能面

欠陥材料を使ったお面の進み具合だ。「節(ふし)」の部分は取り除き、その部分に「補修材」を埋め込んで乾燥させれば、補修作業が終わることになる。下はおでこ部分と右の頬部分の一部にあった「節(ふし)」を取ったところ。

幾らか補修作業を進めたところが下の写真。それほど大きくもなく深くもないので「補修材」で埋め込めばOKであろう・・・と考えて、それを実行したのが下の写真でもわかる。余り上手ではないが、まあいいっか。

まあ、のこくずに木工用ボンドを混ぜ合わせた物だが、この程度の材料で良い。最終的には「彩色」の時に胡粉で覆ってしまえば、隠れてしまうのが経験則だ。この手法で10数年間をしのいだから良いだろう。もちろん、正しいやり方がほかにあると思うものの、私が知っているのはこの手法だけ。

上は2日ほど乾燥させた後に彫り進んでいる。17日だ。こうしてみれば、まあ大丈夫かな。

上は更に進んで18日。他の部分も含めて細かい修正をしつつ、うまい具合に進んでいると思うが、どうだろう。

上は裏彫りの第2段階だ。第一段階は丸鋸でざっくりと溝を作った後に、今回は木工用ドリルである程度穴を開け、ノミで彫った段階だ。前回同様に、早い段階で深く彫りすぎると表面に穴が開く。その辺りの加減はきちんとする必要があるので、漫然と作業をするのは厳禁である。

 

と言うところで、作業開始からおおむね一週間経ったときの出来具合だが、この調子で行けば今月中にも素彫りが完成しそうだ。いや、それにしても速い・・・

 

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小面9 その1

2018年04月12日 | 能面

今回はNo7から飛んでNo9にした。実際の作成個数が9個目だからこれで良いのだ。

上は図面を材料の載せたところ。いつもの通りだ。12日の出来事。

上も12日午前中の様子。図面を取って見れば、材料の表面と横側にはシミのようなものが見えた。あるいは節穴かも知れないが、うまく面取りをすれば節穴も消えるかも知れない・・と考えて、裏表、上下の位置を決め、材料に線引きをして丸鋸で切り取ったのが下の写真。

四角い材料の時には見えていなかった節(ふし)の部分が盛大に表面に出てきたのだ。これは想定外。しかもちょっと深い部分まで節が続いている気配。これはまずいぞ。また、位置が悪い。ただ、この節の位置は口元を避けて、あえて額(ひたい)の方に持ってきたのだが、なにやら右目の近くだ。

もっとも、元々この材料は節が多いために「通常よりも安く購入した材料」でもある。そこは承知で買っているから文句は言えないが、この程度の節穴なら技術をもって解決出来る・・・と思う。

 

ということで、8個目の小面(素彫り)が完成したすぐ後、しかも同じ日には9個目の製作に挑戦し始めたというあたりか。で、今回も見本は下の写真としよう。

 

ずいぶんと頑張っているが、無理をしないで健康には気をつけよう・・・ではまた。

 

 

 

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小面7 その3

2018年04月12日 | 能面

下の写真のとお降り素彫りの完成だ。予定だった11日までには何とか素彫りが終わったので、これ以降は幾らか暇になるのかな・・・などと考えていたものの、きのうの能面塾で先輩が「小面」を彫っていた。もちろん私はすでに完成していたのだが、まあ、幸いにも小面の材料も手元にあるし、結局は暇つぶしの能面彫りであるなら、引き続き同じ「小面」でも彫ろうか・・・という、良く分からない行動に出たところ。

上は最後まで残していた眼球部分、二重まぶた部分、歯の部分などを、昨日の能面塾と今日の午前中にちょっと作業を進めと彫ったことで、まずは素彫りの完成を見たところ。

これが全体の姿だが、さすがに8個目となれば型紙にきちんと合わせることもなく、ある程度は自分勝手に彫っていることもが多い。従って、実際に型紙を合わせてみれば「合わない」ところもあり、本来なら許されない事。だが、まあ自分だけで満足している趣味の世界ならば、この程度で良いかも!!   そだね。

 

と言う具合なので、今後は・・と言うよりも午前中には9個目の小面の作成に入ったのだ。いやいや。

 

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ウオークマンの話

2018年04月05日 | 能面

珍しく「能面」以外の話。

タイトルの通り「ウオークマンの話」だ。新年度を迎え・・と言っても高齢者の自分は特に関係はない。毎日がお休みでもあり、新年度でもある。従って、あえて言えば春を迎え「ウオーキングの季節がやってきた時期」とでも言おうか。

で、今回はある理由から、新しいウオークマンが手に入ったので、その顛末を書いてみよう。

3月のあるとき、型落ちのウオークマンが安価で手に入るという情報を得た。で、その情報に乗って「買う」と言っていたところ、宅急便が届いた。てっきり「安価で型落ち」と思っていたのだが、どうも様子が違う。中身をよく見たらハイレゾ仕様の新型だったので、一瞬戸惑った。タイプはSONY NW-A45である。現行品だ。この商品には複数のタイプがあったものの、一番安価だったので「安価」の部類には入る。

さて、安価と言う事は何か理由がある(はず)。そう、イヤホンが付属していないのだ。もっとも、すでにイヤホンなりヘッドホンを持っているなら本体だけあれば良いし、あえてイヤホンなどの付属品はいらない。その方が何かと都合が良いし合理的だろう。

で、私の場合はイヤホンもヘッドホンもないから買うことにした。ただ、説明書によれば「指定のイヤホンはこれだ!!」と説明されていた。開発者によると本体との相性が良いらしい。カタログにもそう載っていた。あ、なるほどである。

で、近所の家電量販店に行き、探したところあった。しかも値段が一番高かった。うーん。どうしよう。ただ、これだけ高価なら最高の音が聞けるのだろう・・と、誰しもが思うに違いない。

で、買ったイヤホンはこれだ(左側)。品名は「IER-NW500N」ウオークマン専用品と書いてある。右は本体の空箱。

メーカーの販売やカカクコムなどでの価格は1万円を切ってはいるが、地方都市の小売店ではそうは行かない。中級品のヘッドホン程度の価格で売っていたぞ!!

ま、文句を言っても始まらないから取り付けて設定開始。

こんな具合で充電から始まり、各種設定や音楽データなどを本体に取り込み、実際に音楽が聴けるようになるまで一日以上はかかったかな?

本来は「ハイレゾ仕様」だから「充分に良い音」が聞けるはずだったものの、どうもそうではない気配。いわゆる音質がこれまで使っていたウオークマンと比べても、若干見劣りがして貧弱なのだ。ただ、音に関するイコライザーなどの各種の設定も豊富であり、適切に設定が出来ればそれなりに良い音質が出てくる・・・と考えつつも、あれあれ?・・的なところがあってまだ納得が出来ていない。

ただ、特に音質については人それぞれの好みがあり、一概にああだこうだとは言い切れないところもあって、ここが大切なのだろう。好みの音楽ジャンルや音源そのものにも影響があるところだ。ドン・シャリ感、フラットな音、バイオリンの高音が好き、鐘の音がきれいに聞こえる・・・などなど。また、単にCDからの取り込んだ音、ハイレゾ音源、ネットから落としたmp3などでも、当然として音質が変化することは承知をしている。

結果として、私の場合は歌謡曲、演歌からクラシックまで何でも聞く。今もショパンの曲がコンポのスピーカーから流れているが、その程度で満足をしている。

 

今回、このウオークマンを3週間ほどウオーキングの最中に聞いていたが、当初感じていた「貧弱な音質」は余り感じなくなった。慣れたのか。それよりも、今日初めて聞いた本体に入っていた「ハイレゾ音源」の曲で、これまで聞いたことのない音が聞こえていた。ベースの音がやたらに良く聞こえた。また鐘の音が極めてきれいに良く響いていた。あ、これがハイレゾの音なのか・・と感じた一瞬だった。

それでも普段聞いている曲は、歌謡曲などのCDから取り込んだwmaとmp4から分離したmp3の音源である。そのため、このウオークマン機能をフルに生かした使い方はしていないから、大きな事は言えないのだが。

上はこれまで使っていたウオークマン。機種はSONY NW-A845だ。これはこれでなかなか優秀なのだが、数年前に一度バッテリーを交換している。それでも満充電で2時間ほどしか再生できなくなっている。ただ、ケーブルを使って他のバッテリー電源を接続すれば長時間の使用が可能だから、予備機として活躍する場面も出てくるハズなので、まだ捨てる必要はない。

 

と言う具合で、息子からの誕生日プレゼントだと思えば、しばらくは使う事になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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