わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

DVIコネクタ

2011年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

また、つづきの話のつづきになってしまったが、ちょっとした誤解から。

誤解というよりは、知識がなかったという話になって来た雰囲気があるので、言い訳を書こうと思います。

25日付けで書いていた「新パソコン その後」で、画面表示が出来ずに苦労したと言うことを書きました。一応解決を見たので、そのままにして様子を見てから、次の段階に行こうと思いつつも、気になっていたことを調べてみました。そうすると、これらの現象が出た原因が分かったような気もします。

そもそも、今回購入したグラフィックカード本体の出力系統は、スペック表では次の通りでした。

「Dual link DVI-I ×1、Single link DVI-D ×1、HDMI×1、mini Display Port×2」
※HDMIを使用する場合は、DVI-Iポートの一つが使用できなくなります。

このカードには、DVI の出力コネクタが2個付いています。当初は「Single link DVI-D」にディスプレィのコードを繋いでいました。ディスプレィはNEC MultiSync LCD2690WUXi2 という26インチのものです。当然、1920×1080 の設定です。この状態でパソコンの電源を入れたら、画面表示はありませんでした。ただ、パソコン本体の状態は正常に動いている感じはしましたが。そこで、コネクタを「Dual link DVI-I」につなぎ替えたのでしたが、実はその時も画面表示はななかったのです。その後、またディスプレィコネクタをつなぎ替えたり、電源トランス部の余っていた場所に、補助電源コードをつなぎ替えたりした結果、一応画面表示が出来て、この事象が解決した事になっています。

ですから、今はDual link DVI-I の出力コネクタにディスプレィからのコネクタを繋いで、かつ、補助電源はPCIExpless用に余っていた場所から取っています。これで上手くいっています。試しにSingle link DVI-D コネクタに繋ぎ替えると、画面は出ませんでした。

さて、ここで調べたのはSingle link DVI-D と Dual link DVI-I の違いでした。

1 Dual link DVI-I

24ピンのDVI-Dデュアルリンクもしくは29ピンのDVI-Iデュアルリンクを用いる。UXGA(1600×1200)まではTMDSリンク1本のシングルリンクで対応できるが、これを超える解像度が必要な場合にデュアルリンクを用いる。

2 Single link DVI-D

18ピンのDVI-Dシングルリンクもしくは23ピンのDVI-Iシングルリンクを用いる。UXGA(1600×1200)までの解像度に対応し、これを超える解像度が必要な場合はTMDSリンクを2本張ることのできるデュアルリンクを利用する。

と、ここまで判明しました。これによれば、私が初めに差し込んだコネクタは、いわゆる規格外の場所(Single link DVI-D)でしたから、画面の表示は出来ないのが当たり前です。ただ、もう一方のコネクタ(ここはDual link DVI-Iだった)に差し替えたときも、画面表示はなかったので、一時は「グラフィックカード本体の初期不良品か」とがっかりしたものです。本当であれば、この時点では画面表示があってもおかしくないはずですけど、なぜかディスプレィには「入力信号なし」のまま。最後に電源部を差し替えて動いたものの、本当にそこが原因だったのかは?です。

これまで10枚近くのグラフィックカードを買って使った経験者としては、こんな症状は初めてでした。そもそも、アナログ用だけだったり、アナログ用とデジタル用の2個のコネクタが付いていたりしていましたが、その場所にそれなりのケーブルを繋げば、きちんと画面表示が出来ていましたね。去年買ったNvidia N460GTX にもDVIコネクタが2個付いていましたが、この場合はいずれもDual link DVI でしたから、どちらのコネクタでもOKです。ただ、この場合に繋いだのは22インチのディスプレィであり、解像度が1600×1200 でしたから、その時は今回のような不具合が出なかったのかも知れません。

今回の件を総括すれば、同じように見えるデジタルコネクタであっても、繋ぐ相手によっては画面が出たりで出なかったりするのだという事が分かりましたね。更にそれぞれを繋ぐケーブルや付いているコネクタ、あるいはコネクタの内部構造によっても適合する場合としない場合がある話も理解できました。最新のパーツを使うと言うことは、新しい知識も必要になるのだ・・というごく当たり前の話が、少しは分かってきた感じです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Digital_Visual_Interface

では。

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新パソコン その後

2011年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

一応、5月9日には動作するようになった「最後のパソコン」の、後日談を少し書いてみよう。

あれ以来、初回起動時に「電源を投入後、自動的に再起動する」という怪しい動作をしていたパソコンだが、ここ2週間ほどの試験運用中にも症状が発生していた。ただ、必ず発生するという訳でもないようで、全くの正常な起動動作をする時もあり、いわゆる「再現性に乏しい」状態も見られたのだ。従って、本当はもっと突っ込んだ解決策をした方が良いと思われるものの、いまいち踏ん切りが付かないまま「様子見」を続けていたというところだ。

まあ、朝一番の電源投入時だけ発生するのであれば、あちこちをいじってそれ以上おかしくするよりも、そのままにしながら使って行き、気にしない方が良い場合もあろう。

ということで、今日まで一応毎日のように電源を入れて操作をしていたが、他には怪しい動きもないことで、次の段階へ突入したところ。それはビデオカードの交換だ。これは、前にも書いていた通りの行動であり、遅かれ早かれやる気でいたところ。ここ一週間ほど目を付けていたビデオカードが、これも目に付けていた通販ショップにいくらか安値で登場したので、ついにポチッとやってしまった。実はこのグラボも、数日前はこのショップの通販から突然消えて(と言っても3000円ほど高値では売っていたが)おり、いわゆる安値特価では売り切れの状態だったようだ。それが再入荷したのか、元の3000円安めの価格で登場したために、急いで購入したという、これまた身勝手な言い訳を付けたところだ。23日注文、25日に受け取った。ただ、24日にショップを確認したら、また売り切れていた。おお、やばいな!!

箱の姿:MSI R6870 HAWK

Msi_01

中身の姿:

Msi_02

取り付けた姿:

Msi_03

これまでの、動作確認のために取り付けていたGIGABITE GF7600GTは、横幅も小さくて簡単にケースに収まっていたが、今回のグラボは結構大きかった。それでも、スペックを良く吟味して、ケースに入りきることを確認していたものの、実際に取り付けるまではよく分からない。それでも写真通り、うまく収まった。さて、問題はその後に起こった。

慎重にケースに取り付けで、補助電源ケーブルを繋ぎ、ディスプレィケーブルを接続した後、これも慎重にパソコンの電源を入れた。ところがまったく画面表示なし。マザーボードのLED表示を見る限りでは、正常に起動している様子だ。グラボの2個付いているファンも回転しているから、これもとりあえずは良いとして、以下の手順を行った。

1 2個あるDVIコネクタを交互につなぎ替えた・・画面表示なし(ディスプレィに信号が来ない)

2 いったん取り外して、再度組み込み・・画面表示なし(ディスプレィに信号が来ない)

3 660W電源のコネクタを他の部分に差し替えた・・画面表示あり。

この電源は、「フルモジューラーケーブル」と称して、ケーブル全てが取り外し可能なモジュラータイプを使用しており、電源部に直接半田付けされていない。そのため、必要なケーブルだけを電源部のコネクタに差し込んで使う設計になっている。で、空いている差し込み口に差し替えたところ、画面が表示された。

この後、試しにディスプレィケーブルを別の空いているDVIコネクタに繋いでみたが、画面は出なかった。で、画面の出るDVIコネクタに繋ぎなおして表示を確認し、この状態で各種ドライバをインストールできた。

2個あるDVIコネクタのうち、1個だけしか信号が出てこないという話もちょっと変なので、どうなのかも調べてみなければならない。また、試した手順だけでは、画面表示が出来なかった原因はどこにあったのか、解決していないのだ。まあ原因としては以下であろうが・・・

1 電源部の差し込みがきちんとなされていなかった。

2 そのため、補助電源がきちんと供給されなかった。

3 PCIスロットの端子の接触不良(これなら、恐らくエラーが出る)

4 2個あるDVIコネクタの接触不良。またはモニターが1台だけの場合は、指定のDVIコネク  タに繋ぐ。もう一個はDual Display などの時に使う。(本当か?)

5 これらの複合的な要因。

などが考えられる。いすれにしても、ビデオカード本体に不具合がなかったのは幸いである。今日の段階では画面表示とドライバのインストールが終わったから、あとはまた、試験運用を続けてみよう。ただ、この後は恐らく、この組み合わせでしばらくは使うことになると思う。別途サードパーティのCPUクーラーは買わないつもり。サイドファンはCPUの温度が50度を超える(今はリテールファンでも35~40度)とか、高くなるようであれば付けた方が良いので、買うかも知れない。

ということで、ここ数日は更に気合いが入っていたところ、必要なものを手に入れてしまったから、一気に気合いが入らなくなってしまったという、顛末でした。

どんだんずー。

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新パソコンへ その4

2011年05月18日 | インポート

前回「つづき」にしたものの、変な事象は相変わらず発生しており、いささか放り出している状況です。従って「解決していない状態」には変わりません。

変な事象は次のとおりでした。

1 電源を入れたときに、各種のファン類やパーツには電気は通じているのだが、画面には何も表示されない状態が数秒発生する。

2 その後、自動的に再起動動作が行われ、BIOS画面が表示されながら通常起動が始まって、Windows 7が正常に起動する。

1の動作を行っているときには、マザーボードに搭載されている8セグメントRED(マザーボードの動作を数値で表しているインジケーター:マニュアルでは「Q-Code LED」と呼ばれる)は止まっており、その後の再起動時では、様々な数値が表示されて、いかにも各種の機能チェックが行われている状態が見えています。

その状態になればWindows7の起動まで進むので、このインジケーターを見ていれば、止まってしまうのか正常起動できるのかが分かり、なかなか有効なインジケーターです。

さて、この症状が常に出るのかと言えばそうではなく、朝一番に電源を入れたときに発生することが多いのです。その後は、いったん電源を切った後であっても、再電源投入時には発生することが少ないのです。従って、このような症状を「コールドスタートに失敗する」という分類にもなります。一応はその原因と解決策もあるようで、本来はそれを行えば事象は解決することになっています。

原因その1

マザーボードのBIOS設定と、CPUやメモリの規格、周辺機器とのデータのタイミングなどが合わない場合。

原因その2はあまり考えられなくて、パーツの不具合であればまったく起動しないか、エラーメッセージなども発生しますから、別にします。したがって、その1が解決すれば、この症状は治まると考えられています。

さて、解決策は「各パーツのデータのタイミングを合わせる」事のようです。もともと、私が買ったマザーボードやCPU,メモリはオーバークロックに耐えられる規格になっています。そのため、特にメモリの規格やCPU規格に合わせたBIOS設定をする必要があり、それらの細かい設定が可能な、高機能なBIOSも搭載されています。ですから、それらの中身を良く理解でき、かつ適切に設定が出来る人は、最初からこんな状態にはなりません。そのようにBIOSを設定していますからね。

で、私もまねをしてBIOSの設定を少しだけいじってみました。で、いじった結果が「コールドスタートに失敗する」ところまで回復したと言うことです。その前は、Winodws7すら起動できずにBIOS画面で止まっていました。うーん面目ない。

と言うことで、もう少しBIOSの各種設定を吟味して、うまく起動できるようにしたいところですが、まだそこまでたどり着いていない・・・という毎日です。その設定部分は見当は付いているのですけど、まだ試していません。相変わらず「コールドスタートに失敗する」現象が起きている・・・という、情けない「パソコンマニア」の現状を報告しているところです。これがもう一週間以上も続いているから、早くに解決しなければ・・・と考えていますが。(陰の声:早くやれ)

これらの失敗で反省する事と言えば、自分の能力以上のパーツを買って、組み立てるな!!ということでしょう。もう一ランク安いパーツで組めば、こんな面倒な事態は起きなかったと思います。恐らく素直に一発で正常な状態で完成したでしょう。ただ、それでは面白くない・・・と言う気持ちもあります。もともと、いくらか面倒な事態が起きたとしても、「それを解決しながら完動成品に持って行く」ことも、今回の「新パソコンへ」の大きな目的ですから、せっかく大金をつぎ込んで「最後のパソコン」と称したからには、もっと長い時間、楽しみを長続きさせていなければ、もったいないという事になります。

という言い訳をつけて、小休止。

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新パソコンへ その3

2011年05月09日 | 日記・エッセイ・コラム

連休中に注文していた最後のパーツがやっと手に入った。購入を5月まで待っていたところ、秋葉原で商売をしているパーツ店が「連休セール」と称して販売しているセット商品を見つけ、単品より安い価格設定をしてたために注文していたのだ。パソコンの基幹部品であるマザーボード、メモリ、CPUである。ただし、メモリはセットになっていなかったので、単品で別注文になったが、同じ店から購入したから3つのパーツが同時に手に入った。5月7日のことだ。

1 マザーボード:ASUS P8P67 DELUXE

Pc_mother

2 メモリ:UMAX DDR3-1600 8GB

Pc_memory

3 CPU:Core i7 2600K

Pcc_cpu

今回、これらの組み合わせを選んだのは、特別理由があるわけでなかった。このセットは「オーバークロック」をするための組み合わせでもある。だが、私はオーバークロックはしないつもり。だから、これよりは一ランク下のパーツでも十分に間に合うことになる。それをあえてランクが上のパーツを買ったのは、単に見栄みたいなもの。実は、オーバークロックをするには結構知識を必要とする。メモリの規格や冷却を含むCPUの設定、マザーボードBIOSの詳細を読み込む知識など、更にそれらを総合的に組み合わせて安定稼働させる技術、知識などが求められるのだ。だから、オーバークロックは「マニア」がすることになっている。

私はそれほど知識もないし、CPUの冷却にも別途強力なCPUクーラーを必要とするなど、更に余計な金もかかる。また、最近は面倒なことをするのも大儀になってきたので、あまりやりたくはない。と言うこともあって、普通に動けばいいや・・・と言う程度の気分になっていた。で、パーツが全部揃ったので、いよいよ組み立てを始めた。

Pc_all

買い込んだパーツを組み込んだところ。7日から8日にかけてまじめに組み立てたが、結構手間がかかった。これまで使ったことのないSSDの取り付けや電源が下に来ている(これまでは上部に電源が付いていたものが多い)ために、マザーボードの電源コネクタの位置関係が以前とはちょっと違っていたり、接続がすべてSATAになっているなど、これまで組み立ててきたパソコンとは若干様子が違っていたこともあって、手こずったというあたりか。

Pc_bios

BIOS画面だ。幸いにも注意深く組み込んだこともあって、一発でここまで来た。これで各パーツのうち、最後に買ったものの不具合はなかったことになる。やれやれ。ここまでは単に電源とマザーボード、CPU、メモリ、古いグラフィックカードがうまく動いたというところの段階だ。本当の問題は、これからになる。

Pc_windows7

紆余曲折を経てSSDにWindows 7 の64bit版のインストールが完了したところ。まだ認証は終わっていないが、これが表示されたと言うことは、それぞれのパーツに不良品がなく、一応の接続も上手くいったことになり、あとは各種設定に入ることになる。「はいお疲れ様」。

ただ、これには続きがあって、これがよく分からないことになるのだ。つづく。

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