「孫次郎」だ。次の課題と言うよりは時間つぶしのために作業開始をした能面である。
「生成り」と「蛇」が完成してちょっとしか経っていないが、連休を目前にして余暇を有意義に過ごす手段の一つという位置づけだ。上の写真は参考にした「三井記念美術館」のもの。これを元に型紙を作図して、それを元に彫っていくという具合。実は孫次郎は2個目だ。1個目はおよそ2年前に彫っているから、それも参考にすることになる。
上は4月22日の段階。前の日には丸鋸を使った作業を始めているので、翌日にはここまで作業が進んでいる。女面に限らずたくさんの能面を彫っているために、作業の手順はすっかり覚えている事もあり、どんどんと進んでいる様子。
25日だ。この間は数日空いているのだが、この間には老人クラブの総会や花見などもあり、作業を休んでいたところ。それでも大まかな形にしているから、表情なども見える。
で、これは26日だ。本来は1日でこのぐらい進むという見本。ここまでの作業日数は実質4日ほどなのだが、すでに半分以上も出来上がっているようにも見える。もちろん、裏彫りの第一段階は終わっており、このままやすり掛けをして表面を滑らかにすれば、7割完成と言っても過言ではない。
今回の課題も余り早く作業を進めたら、連休が終わる前に出来上がってしまうから、それはで具合が悪い。少なくとも能面塾がある日(5月11日)まで持たせないと、また暇になってしまう。ただ、同時に5月から能面教室も始まるから、そっちでも新たな課題が予定されており、別なお面を彫る計画になっている。
という具合で、相変わらず体調を考えつつ、毎日の趣味に精を出しているというあたりか。