パソコンの環境をアップグレードした。といっても、本体の改修ではない。ディスプレィを交換したのだ。写真の右側にある液晶ディスプレィが、今回買い増しをしたもの。「NEC MultiSync LCD2690WUXi2」という種類のもので、26インチの液晶ディスプレィである。左に見えるのは19インチだから、結構大きく見える。
これまで使っていたものは「Nanao Flexscan2231w」で、22インチワイドのものだ。これでも普段の使う分には充分に満足できるはずであったし、事実そうして使ってきたのだが、いつの頃からか欲が出てきた。22インチの画面に、画用紙で作った24インチの大きさの紙をかぶせて、大きさを確認したり、ネットで価格の傾向やユーザーの使用感などを毎日のように見ていたりして、気持ちがぐらついて来ていたのは間違いない。
あるとき(と言っても3月だが)、安値のネットショップで品切れになった時があった。入荷の予定は不明ということだった。それでも毎日価格や入荷状況をじっと見ていた時に「在庫なしだが注文受付」の表示と「夜だけ特価」を見つけてマウスで「ぽちっ」とやってしまった。
まあ、たまたま年度末の臨時収入もあり、気をよくしていたところだから「ぽちっ」と行ってまったけど、ずいぶんと悩んだ結果だったから良しとする。
さて、この液晶ディスプレィにはスピーカーが付いていない。小さくても付いていれば、それなりに音が出るから何かの足しになるが、全く音がでないのだ。これではちょっと不便なので、高価なディスプレィを買った割にはケチなことをやった。
これはパソコン用のスピーカーだ。ウーファーもつている優れもので、意外といい音がした。YAMAHAの製品である。実は、これは「粗大ゴミ」の日に拾ったもの。捨ててあったから拾った。チェックしたら壊れていなかったので、これを改造して使うことにした。ウーファーの上にある部品は、もともとウーファーの内部に組み込まれていたものだが、これをはずして別のケースに入れて使うことにした。そのケースも、昔使っていたRS232切り替えスイッチのケースである。今時切り替えスイッチは使わないから、中身のロータリースイッチを外して空にして再利用する。
で、組み込んだ姿がこれだ。3個の基盤をケースに収めてACアダプターで電源を供給する形である。単に基盤を取り付けただけだから簡単だが、ケースに基盤(基盤をケースか)を合わせるのには金工細工が必要で、これに手こずったもののイメージ通りに出来上がった。
セットは、最初の写真のようにディスプレィの下に置いた。ちょうどうまく収まる空間があったのでうまい具合に収まった。あくまで簡易のスピーカーだから、音が出ればOKであるから結果OKなのだ。本気で音を楽しむならBOSEのスピーカーを買うだろう。
さて、本体の使い勝手はどうか。当然良い具合である。大きいと言うよりは、やっと気に入った大きさの画面が手に入った気がした。これまで使っていた22インチは、19インチの横幅を広げたサイズだったから、単に横に広かったが、さすがに26インチともなれば上下に広がっている。そのために十分な画面サイズになっており、視界にほどよく収まった。
25日に設置してからまだ日も浅く使いこなしていないものの、その機能や仕様は、上級機に恥じない内容であると言うことから十分であり、さらにカラーキャリブレーションを前提とする機種であることから、その知識も必要になろう。
http://www.nec-display.com/jp/display/professional/lcd2690wuxi2/index.html
もっとも、そこまで高級機を必要とする私の環境ではないので、本来であれば24インチクラスの普及タイプ(以上)でもよかったかも知れないが、あとしばらくは買う必要もないから一段上のランクにしたというところ。ま、見栄で買ったところもあるから自己満足していれば、それはそれで良いと思うが。。。。