SE-80PCI について第2弾。
B'sRecorder GOLD8 がアンインストールできなかった話は前にした。削除動作が8割進んだところで止まって、進まなかったものだ。
翌日に再挑戦した。今度は削除開始から30分以上も放置していた。すると、削除が完了した。説明書によれば、「しばらくかかる」と書いてあったが、まさかソフトのアンインストールに30分もかかるとは思いもよらなかった。
一般的なソフトであればものの10数秒で終わる。今まではこれが普通だった。パソコンをいじって20年近くになる。FM-7とかPC-8001とか、プログラムをテープで読み込ませる時代だ。その頃から本を読みあさって仕入れてきた知識から判断すれば、この進んだパソコン環境の今、プログラムの削除に30分は異常といえるだろう。
それはそれとして、とりあえず削除が出来たということは、仮想DVD-ROMも消えたことになる。画面で確認しても消えていた。DVD-ROMドライブは1個になった。
おもむろにパソコンのふたを開け、例のSE-80PCI を空きスロットに差し込み、電源を入れたところ、最初の状態が現れた。DOS初期画面からWindows XPが起動する前に画面がブラックアウトした現象だ、2分程度したらやっと起動したが、やはりDVD-ROMが認識できなかった。まったく最初の起動プロセスそのものだった。
デバイスマネージャーを見ると「SCSとRAIDコントローラー」の部分にびっくりマークが付いている。音源ボードを取り付けただけなのに、音に関する場所ではなく別の場所に影響が出たようだ。ここはPCIスロットを管理しているということか。IDE ATA/ATAPIコントローラの部分は正常なのに・・・IRQのバッティング?? うーん。よく分からん。
それでも一応音源ボードを使うように設定すると音は出るのだが、DVD-ROMドライブが使えないことには、今後もいろいろと支障が出るので、あきらめてSE-80PCI をはずした。
これを解決するためには、まだ手もあると思う。OSをクリーンインストールした時点で音源ボードを取り付けたり、内蔵音源に対するドライバーを入れない状態でSE-80PCI のドライバをインストールするとか、他のDVD-ROMドライブに変更してみるとか手はあるのだが、どれもめんどうだ。
思いあまってSE-80PCIの古いユーザー情報を検索してみたが、ハードに関わる不具合はレポートされていなかった。 もっとも、当時の情報の一部しか残っていなかったから詳細は不明だが、確か当時もSE-80PCI を取り付けたときの不具合はあったように記憶している。
最近の「SE-90PCI」 「SE-200PCI」のユーザー情報には、取り付けたときの不具合事例は載っていない。SE-80PCI 時代からの不具合に改良が加えられており、操作が安定しているのかも知れないが、それはそれで良いことだ。
ということで、結局はまた箱の中に戻っていった。もう使うことはないのかも知れない。自称パソコンマニアとしてはちょっと不満だし、不具合を何とか解決して、使える状態にすることに今まで情熱を燃やしていたにもかかわらず、ちょっと面倒になると投げ出してしまうとは・・・結局はその程度の知識しか持っていなかったと言うことだろう。