河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

ギュンター・ヘルビッヒ トロント 1990-6

2007-04-03 21:15:00 | 音楽

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19905月にはトロント交響楽団も来日した。

この年、国内で何度公演をもったか知らない。

東京で2回のイヴェントがこれ。

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カナダ・オンタリオ州「花の万博」

インペリアル・コンサート

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やたらと長い名前のコンサートである。

このイヴェント2回のうち、初日の方に行ってみた。

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1990521()7:00pm

サントリーホール

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ウェーバー/オベロン序曲

マーラー/交響曲第7 夜の歌

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ギュンター・ヘルビッヒ指揮

トロント交響楽団

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休憩なし。

オベロンでホルンはじめブラスの管の中を温めて、その勢いで夜の歌に突進しようという魂胆。

もっともオベロンだけで休憩にはいってしまうと、休憩の方が長くなってしまう。

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ヘルビッヒは個人的には、デトロイト交響楽団との組み合わせがなじみ深い。

1990年秋からトロントの音楽監督になるようなので、お披露目公演のようなものかもしれない。

トロント交響楽団は小沢なども振ったが、ヘルビッヒの直前は、牛乳瓶の底のようなアンドリュー・デイヴィスであった。

いずれもはっきりしない音というか、清らかな透明感のようなものはあまり感じられない。

それも昔の話。

今や、マーラーの大曲を引っ提げて来日するのは、当たり前。どこのオーケストラも何の苦もなく平然とやりとおす。

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トロントの音は薄い。というか厚みがない。いや厚みはあるのだがボテボテ気味。

その割には横に痩せていて幅が狭く、薄いと感じるのかもしれない。

音の拡がりをあまり感じない。

マーラーの7番の第1楽章はただでさえ抜けの悪い楽章だが、ますます抜けがよくなく、すっきりしないものを感じる。

ただ、だんだんと音楽がのってくると水平的な奥行きの見通しがよくなり、ブラスの水平線が奥の方に見えてくる。

熱しにくく冷めにくいオーケストラかもしれない。

後半に加熱してきて、第5楽章では滑り込むようなブラスのフォルテッシモからピアニッシモの鮮やかな変化が素晴らしく、けたたましい打撃音とともにすさまじいエンディングをむかえた。

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東京二日目はこんなプログラムだったようだ。

1990522()7:00pm

サントリーホール

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ルイエ/天と地のための音楽(日本初演)

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3

チャイコフスキー/交響曲第5

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ピアノ、ジョン・キムラ・パーカー

ギュンター・ヘルビッヒ指揮

トロント交響楽団

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その後、この交響楽団が来日にしたかどうか定かではない。

おわり

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