書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

矢吹光 『長渕剛 vs. 桑田佳祐』

2010年08月13日 | 
 おもしろおかしく煽るだけ、業界雀の瓦版。かといって、最後はなんだかんだいって落として締める、典型的なマッチポンプ。 
 アンチメジャーを気取って、マイナーな(と自分が判断した)長渕さんを持ち上げる一方、メジャーな桑田さんをけなす。しかしけなしたあとはちょっと色をつけてバランスを取る、その下種な姑息さが我慢できない。
 そもそもマイナーとお前が判断した長渕さんを、持ち上げているつもりが実際は彼氏にとんでもない非礼を働いていることがわからんのか。この仮名・経歴非公開のボケが。

(三一書房 1995年3月)

「若林佛具製が技術集めチベット仏龕を再現」 から

2010年08月13日 | 抜き書き
▲「京都新聞」2010年08月13日 12時14分。(部分)
 〈http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20100813000027

 若林佛具製作所(京都市下京区)は、18~19世紀のチベット仏教の寺院をイメージし、仏像や経文を安置する「仏龕(ぶつがん)」を製作した。伝統工芸士たちが漆や蒔絵(まきえ)など京都の技術を駆使して精巧に再現した。受注先の福井県の寺にこのほど納めた。(略)
 高さ65センチ、横40センチ、奥行き29センチ。チベット寺院特有の反り立った屋根や細い柱、欄干などをヒノキ素材で再現した。京都迎賓館の漆調度品を手がけた蒔絵師が金色の蒔絵加工で細かい文様を仕上げた。

 マーティン・スコセイジ監督『クンドゥン』(1997年)を想わせる色調。