書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

Measure for measure

2010年08月11日 | 抜き書き
▲「Chosun Online 朝鮮日報日本語版」2010/08/11 09:20:16、東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員/李恒洙(イ・ハンス)記者「日韓併合100年:両国知識人の反応」(部分)
 〈http://www.chosunonline.com/news/20100811000020

 今年5月、韓日両国の知識人による「併合条約源泉無効声明」を主導したキム・ヨンホ柳韓大学総長は「慰安婦問題・独島(日本名:竹島)問題・教科書問題などの根底にあるのが併合条約の違法・無効問題なのに、これに対する言及がない。だが、『当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました』という表現で、併合の強制性を認めたことは評価に値する」と述べた。/鄭在貞(チョン・ジェジョン)北東アジア歴史財団理事長は「強制併合100年を迎えるにあたり、首相談話が出たこと自体に意味があり、遠回しにでも併合の強制性に言及したこと、談話にとどまるのではなく、『朝鮮王室儀軌』返還や在サハリン韓国人支援などに言及したことは一歩前身」と語った。しかし、「韓国側が強く主張していた強制併合の違法・無効性を反映できなかった点は残念」と指摘している。

 引用には引用を。

 「ロック大統領はなぜ今になって59年も前のことを持ち出したのでしょうか?」 (大沢公)
 「相手の非を責めて優位に立ち交渉を有利に進めようとする古典的な外交テクニックです」 (倉木和也)
  (西村ミツル原作/かわすみひろし漫画 『大使閣下の料理人』 1 「Order 8 “日本嫌い”の大統領②」、講談社、196頁)

 一方、日本側の「併合条約源泉無効声明」中心人物である東京大学の和田春樹名誉教授は「『政治的・軍事的背景の下、(当時の韓国の人々の)意に反して行われた植民地支配』という表現が重要だ。それでは、併合条約そのものは何だったのかという疑問につながるしかなく、今後、この問題に関連する論議の糸口が確保された」と考えている。和田教授は文化財返還についても「宮内庁所蔵図書の返還を決めたのは非常に意義が大きい。宮内庁にある図書を返還するということは、『天皇』が承認したという意味だからだ」と言った。

 
 和田春樹さん。この人が知識人なら、チョウチョトンボも鳥のうち。それとも韓国のある種の向きでは、中国同様、太鼓持ちを知識人と呼ぶのか? まあ、昨日の余傑氏を知識人であるというなら、この人もそうだとするのに私もやぶさかではない。故・丸山真男の例もある。敵(天皇制)は本能寺!本当は韓国のことなどどうでもいい!どうせ手段なんだから!尺には尺を!