先般当ブログの記事でも申し上げました『正法眼蔵』の全巻講読・現代語訳の件ですが、正式に決まりましたので、ご報告申し上げます。
最初に依頼した出版社では、全3巻での刊行を提案されていたのですが、私としては、全巻を講読し現代語訳するとなると、どうしても分量的に無理があると思わざるを得ませんでした。そこで、当該の出版社にはご迷惑をおかけして恐縮でしたが、版元を変更し、これも長くお付き合いいただいている春秋社様にお世話になることと致しました。
現在の予定では全15巻の編集で、約10年のうちに刊行する計画です。本文・講読・現代語訳の構成は維持していただけるとのことで、安心しております。
現在、第1巻となる「現成公案」の巻から「行仏威儀」の巻までは、校正・修正前ながら脱稿しており、来春頃までには出版されているのではないかと愚考しております(版元に確認したわけではありません)。
『正法眼蔵』に関心のある方々に、多少でもお役に立つものになることを、心から願っております。刊行の節は、何卒よろしくお願い致します。
なお、刊行に伴い、いわば「正法眼蔵・私流」の講義を始めたいと存じておりますが、現在のウイルス禍では対面での講義は難しいかと考えます。周囲からオンライン講義の提案もありましたが、こと『眼蔵』の講義は、リアルタイムで聴衆の方々の様子を感じられないと、一方的で退屈な講義になりかねず、私としては対面での講義に拘りたく、ご理解の程お願い申し上げます。
場所に関しましても全く未定です。前回の講義(拙著『超越と実存』の元となったもの)も10年かかり、2ヵ寺のお世話になりました。今回も長期間が予想され、しかも私の今後のスケジュールを考えると、種々考え合わせる必要があり、会場についてご提案など、お知恵を拝借できれば有難く存じます。
ただ、前回の講義は最終的に1回150人を超える規模になり、ある程度の大きさの会場が必要でしたが、今回はものが『眼蔵』ですから、それほどの広さは必要ないだろうと考えております。
この件に関しましては、今後も随時ご報告をさせていただきたく、よろしくお願い申し上げます。
追記:先ごろ、出版社アスコムから『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』が刊行されましたが、これは同社の『禅僧が教える心がラクになる生き方』を若干補筆修正して改題したものです。あしからず。
最初に依頼した出版社では、全3巻での刊行を提案されていたのですが、私としては、全巻を講読し現代語訳するとなると、どうしても分量的に無理があると思わざるを得ませんでした。そこで、当該の出版社にはご迷惑をおかけして恐縮でしたが、版元を変更し、これも長くお付き合いいただいている春秋社様にお世話になることと致しました。
現在の予定では全15巻の編集で、約10年のうちに刊行する計画です。本文・講読・現代語訳の構成は維持していただけるとのことで、安心しております。
現在、第1巻となる「現成公案」の巻から「行仏威儀」の巻までは、校正・修正前ながら脱稿しており、来春頃までには出版されているのではないかと愚考しております(版元に確認したわけではありません)。
『正法眼蔵』に関心のある方々に、多少でもお役に立つものになることを、心から願っております。刊行の節は、何卒よろしくお願い致します。
なお、刊行に伴い、いわば「正法眼蔵・私流」の講義を始めたいと存じておりますが、現在のウイルス禍では対面での講義は難しいかと考えます。周囲からオンライン講義の提案もありましたが、こと『眼蔵』の講義は、リアルタイムで聴衆の方々の様子を感じられないと、一方的で退屈な講義になりかねず、私としては対面での講義に拘りたく、ご理解の程お願い申し上げます。
場所に関しましても全く未定です。前回の講義(拙著『超越と実存』の元となったもの)も10年かかり、2ヵ寺のお世話になりました。今回も長期間が予想され、しかも私の今後のスケジュールを考えると、種々考え合わせる必要があり、会場についてご提案など、お知恵を拝借できれば有難く存じます。
ただ、前回の講義は最終的に1回150人を超える規模になり、ある程度の大きさの会場が必要でしたが、今回はものが『眼蔵』ですから、それほどの広さは必要ないだろうと考えております。
この件に関しましては、今後も随時ご報告をさせていただきたく、よろしくお願い申し上げます。
追記:先ごろ、出版社アスコムから『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』が刊行されましたが、これは同社の『禅僧が教える心がラクになる生き方』を若干補筆修正して改題したものです。あしからず。